AnserDATAPORTEDI-Master Cloud 外部連携サービス

AnserDATAPORTは株式会社NTTデータが提供する、ファイル伝送サービスです。
閉域ネットワークである「Connecure」を介した接続により、企業様と複数金融機関との安全なデータ交換を実現します。
AnserDATAPORTの特長
外部からの攻撃を遮断する、安全なネットワーク
インターネットに接続しない閉域ネットワークだからこそ確保できる安全性で、データ授受におけるリスクを軽減します。
INSネットや固定電話の場合、自然発生時にはトラフィックの集中により、有線電話以外はつながらなくなりますが、IP-VPNの場合は常時接続となるため、通信の信頼性が高まります。
伝送時間の大幅な削減
従来のINSネットと比較すると伝送時間が約20倍の速度となる、高速回線です。
全銀協フォーマットによる決済データに加え、金融機関と企業様間で定めた任意フォーマットデータの伝送も対応
総合振込、給与振込、賞与振込、⼝座振替(依頼・結果)に加え、⾦融機関と企業様や⾃治体様の間で取り決めた任意の種別も伝送可能となります。
また、現在のFAX照合の代替としてファイル照合機能を提供しているため、照合の電子化が可能です。
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対応する取引種別は金融機関により異なりますので個別に金融機関へお問い合わせ願います。
for Anser DATAPORT接続サービス(EDI-Master Cloud オプションサービス)
金融機関向けファイル伝送サービスAnserDATAPORTとのConnecureを介した接続をEDI-Master Cloudで実現するためのオプションサービスです。
AnserDATAPORT接続に必要な専用回線Connecureの敷設不要でご利用いただけます。

for Anser DATAPORT接続サービスの特長
Connecure回線の敷設不要で利用開始までのリードタイムを解消
お客様は自社でConnecure回線を用意することなく「AnserDATAPORT」の利用が開始できます。回線敷設工事にかかる期間など、利用開始までのリードタイムが短縮できます。
Connecure回線接続に必要な専用ルータの設置・運用負荷の軽減
Connecure回線の敷設・運用はキヤノンITソリューションズが行うため、「AnserDATAPORT」の利用におけるお客様の運用負荷を軽減できます。
回線共用利用による維持費用の削減
Connecure回線はEDI-Master Cloudを利用しているお客様と共用で利用するため個別に回線を用意するより安価に「AnserDATAPORT」を利用できます。
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AnserDATAPORTの利用は、各金融機関への申し込みが必要です。
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AnserDATAPORTとConnecureは、株式会社NTTデータにおける登録商標です。
関連事例
「EDI-Master Cloud for AnserDATAPORT接続サービス」を活用した事例をご紹介しております。

長年、日本航空は自社でEDIシステムを構築/運用し、ISDN回線を介したEDIによって銀行との取引を行ってきました。ISDN回線終息に伴い、各銀行が後継として採用しているファイル伝送サービスAnserDATAPORTへの移行が急務となる中、新たな専用回線の契約、オフィスに敷設する物理的な制約、サーバー、ネットワーク機器等の自社運用に伴うコストが障壁となっていました。また、従来のEDIシステムは、オフィスに設置した専用PCで運用しており、在宅勤務が広く定着した現在も、出社して動作状況を監視しなければならない課題も抱えていました。
このような課題を解決するために、日本航空は、AnserDATAPORTへの移行に必要な専用回線の敷設が不要で、クラウド上で銀行とのセキュアなEDI取引が可能な「EDI-Master Cloud」の導入を決定しました。
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キヤノンITソリューションズ株式会社 (デジタルイノベーション事業部門)ビジネスソリューション営業本部