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全銀TCP通信プログラム

全銀TCP/IP 対応 ファイル転送システム

全銀TCP/IP手順[拡張仕様](拡張Z手順)に対応した、ファイル転送システムです。メインフレーム、Windows、UNIX/Linux に対応した製品展開で、対外的なEDIから社内拠点間のファイル転送まで、拠点規模やデータ量に応じ、TCP/IPベースのファイル転送システムを柔軟に構築できます。また、同手順に対応した他社システムとのデータ交換も行えます。

「EDI-Master B2B for TLS」と連携することで、「全銀協標準通信プロトコル(TCP/IP手順・広域IP網)」にも対応できます。一般社団法人 情報サービス産業協会(JISA、現在はJiEDIA)主催の相互接続試験において、他社製品・サービスとの相互接続を確認済みのため、安心してご利用いただけます。

システムの概要

全銀TCP通信プログラム 概要図
  • 対外的なEDIから社内拠点間のファイル転送まで、拠点規模やデータ量に応じ、TCP/IPベースのファイル転送システムを柔軟に構築できます。
  • 全銀TCP/IP手順[拡張仕様](拡張Z手順)に対応した他社システムとのデータ交換も行うことができます。

このような課題をお持ちのお客さまは、私たちに、ご相談ください

このような課題を解決

  • 取引先とのEDIデータ交換業務で、全銀TCP/IP手順によるファイル転送システムを構築したい
  • 稼動プラットフォームにとらわれず、全銀TCP/IP手順によるファイル転送システムを構築したい

特長

EDIに必要な機能を使い勝手良くコンパクトに実装

全銀TCP/IP手順[拡張仕様]に準拠した他のシステムとも、ピアツーピアのデータ交換が行えます。高価な専用端末や同期式モデム等の設備が要らず、標準的なTCP/IP環境でシステム構築できるため、展開が容易です。

Windows、UNIX/Linuxに対応

全銀TCP通信プログラムには、Windows、UNIX/Linuxに対応した製品があります。

Windows対応製品は、複数セッション(4/8/12/16)の同時接続が可能なサーバソフトウェアと1セッションのみのクライアントソフトウェアの2種類があり、いずれの製品もサポートOSのネイティブ環境で稼動します。

WindowsサーバOSのサービスに対応し、OS起動時の自動起動およびサービスからの始動・停止の制御が可能です。

UNIX/Linux対応製品は、サーバソフトウェアのみですが、同時接続セッション数(4/24/64/128)に応じて、4種類用意しています。

機能

全銀協標準通信プロトコル―TCP/IP手順―実装仕様

CII統一実装仕様に準拠

  • 起動側(全銀TCP通信プログラム起動)ファイル転送
  • 応答側(相手先起動)ファイル転送
  • 並列ファイル転送(サーバソフトウェアでサポート)
  • 複数ファイル転送
  • モード変更
  • データ圧縮
  • 可変長レコード転送
  • バイナリーファイル転送
  • サブレイヤオプション ※対応
  • 最大レコード長32,687バイト(UNIX/Linux対応製品は65,379バイトまで独自拡張)
  • サブレイヤオプション:論理ACK(送達確認)を複数メッセージに対して発生させ、伝送効率を向上させるためのオプション仕様。

自動運転機能

事前に登録されたスケジュール情報(時刻、日付、曜日、目的ファイル生成時転送開始等)にもとづき、ファイル転送やファイル転送の後処理用バッチファイルを自動的に実行させることができます。そのため日常業務のみならず、深夜・早朝の無人運転なども容易に実現。

運用管理機能

伝送状況の監視やファイルの操作等の運用管理機能は、UNIX/Linux対応製品ではすべてコマンドとして提供。

Windows対応製品は、見たい情報にあわせて最適な形で情報を表示できるZGTCPマネージャを搭載。

また、ユーティリティ機能として転送ファイルの管理(登録・取り出し・状態変更・削除)や転送結果のログ出力等の機能を提供。

通信障害後の自動リトライ機能

通信障害により中断されたファイル転送の自動リトライが可能。リトライ回数やインターバル等の条件は任意設定。また、中断箇所から転送を再開する「中途再送」機能もサポート。

API機能

全銀TCP通信プログラムを制御する、ユーザーアプリケーション作成のためのAPIを標準装備。

UNIX/Linux対応製品は、ファイルの登録・取り出し・削除等ユーザーアプリケーションとのインターフェースはユーティリティで提供。運用コマンドおよびユーティリティはコマンド形式のため、ユーザープログラムからの起動や組み込みが可能。

Windows対応製品では、OCXによるファイル転送起動、伝送ファイル状況の取得等が行えるAPIを搭載。Microsoft Visual Basic 2010~が利用可能。

コード変換機能

パソコン、UNIX/Linux、メインフレーム間でのコード変換をサポート。

外字のコード変換も可。

  • JIS←→EBCDIC(英カナ文字セット/英小文字セット)、EBCDIK
  • シフトJIS←→IBM漢字コード、JEF漢字コード、KEIS漢字コード
  • シフトJIS←→EUC(UNIX/Linux対応製品のみ)

ファイル転送エージェント

ファイル転送エージェントは簡易に送受信を行う機能で、伝送ファイルの登録からファイル転送完了確認までを一括して明示的に実行。

伝送テスト時や緊急時の対応等、即座に送受信を実行して結果を確認したい場合に有効。

この機能は、UNIX/Linux対応製品ではコマンドとして、Windows対応製品ではアプリケーションプログラムとして提供され、ユーザーアプリケーションから呼び出して利用することも可能。

関連製品・オプション

データ監視プログラム

データ監視プログラムは、設定された条件に従い、任意のアプリケーションやバッチファイル等を実行するソフトウェアです。特定のファイルに対する処理を、自動的に連続実行させる場合や定期的に実行するアプリケーションの制御等に便利です。 全銀TCP通信プログラムと組み合わせて使用すれば、全銀TCP通信プログラムの起動前、終了後の処理も含めて、他のアプリケーションと統合された運用管理を行うことができます。

  • データ監視プログラムの稼働環境は、Windowsのみとなります。
注意事項:Windows、Visual Basic は、米国 MicrosoftCorporation の、米国、日本およびその他の国における登録商標または商標です。

トピックス

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