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EDI-Master B2B for TLS中継ソフトウェア

通信システムと連携し、SSL/TLSによる暗号機能を提供する中継ソフトウェア。全銀TCP/IP手順システムのインターネット対応に最適。

EDI-Master B2B for TLSは、TCP/IPベースの通信システムと連携し、SSL/TLSによる暗号機能を提供する中継ソフトウェアです。既存の全銀TCP/IP手順システムの変更を最小限に抑えて、速やかにインターネット対応ができます。

「EDI-Master B2B Standard」「EDI-Master DEX for UNIX/Linux/Windows」「EDI-Master B2B for Mainframe」「全銀TCP通信プログラム」と連携することにより、インターネット対応した全銀TCP/IP手順(「全銀協標準通信プロトコル(TCP/IP手順・広域IP網)」の機能を提供します。これらの製品との組み合わせで、一般社団法人 情報サービス産業協会(JISA、現在はJiEDIA)主催の相互接続試験において、他社製品・サービスとの相互接続を確認済みのため、安心してご利用いただけます。

有償オプション「Extension Pack」の適用により、復号(サーバ)モード時に全銀TCP/IPプロトコルの情報など、多要素によるフィルタリング機能が利用でき、セキュリティ強化を実現できます。

また、全銀TCP/IP手順以外にも、メール(SMTP/POP3/IMAP4)やHTTPのシステムと連携することによっても暗号化通信が可能なため、EDI用途以外でも幅広くご利用いただけます。

  • 本製品は2021年10月1日に「EDI-Master B2B TLS-Accelerator」より「EDI-Master B2B for TLS」に製品名称を変更しました。
  • 本システムは、全銀TCP/IP手順、メール、HTTP通信の機能はございません。

システムの概要

EDI-Master for TLS概要図

このような課題をお持ちのお客さまは、私たちに、ご相談ください

このような課題を解決

  • 全銀TCP/IPサーバーシステム/クライアントシステムをインターネット対応したい
  • 複数の全銀TCP/IPシステムをまとめてインターネット対応したい
  • 外部メール接続やリバースプロキシとして利用したい
  • 導入実績が豊富なパッケージソフトを採用したい
  • ソフトウェアの提供だけでなく、インストールや構築も支援してほしい
  • インターネットEDI対応のセキュリティを強化したい

特長

既存システムの改修なしでEDIのインターネット化

  • 全銀TCP/IP手順システムのフロントに配備することで、全銀TCP/IP手順をSSL/TLS化することができます。
  • クライアント通信・サーバー通信の何れにも対応しています。
  • 複数のシステムのSSL/TLS中継が可能です。
  • 同時接続数を段階的に拡張可能で、最大128同時接続まで対応しています。

堅牢およびセキュアなシステム構成

  • Windowsの他に、Linux(Red Hat Enterprise Linux)、AIXにも対応しています。
  • 仮想環境やクラスタ化による高い冗長性を確保できます。
  • DMZ上に配置することで、接続先から社内LANへ直接接続することを防止します。
  • 有償オプション「Extension Pack」の適用により、復号(サーバ)モード時に多要素によるフィルタリング機能が利用でき、セキュリティ強化を実現できます。

ブラウザベースで簡単な運用管理

  • LAN接続できれば、遠隔地でもブラウザを使って運用が可能です。
  • 中継設定・通信ログ閲覧・証明書の管理などの運用機能を利用可能です。
  • 証明書操作APIにより、証明書の登録・更新をAPIで実行可能です。
  • クライアント証明書を自動で新規取得・更新できます。(Windows版のみ対応)

様々なTCP/IP通信のSSL/TLS化が可能

  • 全銀TCP/IP手順以外でも、TCP/IPベースのプロトコルのSSL/TLS化が可能です。(URLの書き換えなどアプリケーションレイヤの操作はできません。)
  • メール(SMTP/POP3/IMPA4)やHTTPなど、EDI用途以外でも利用可能です。

機能

SSL/TLS中継機能

SSL/TLS中継機能

各種TCP/IPプロトコルのSSL/TLS暗号化が可能で、暗号化に対応していないシステムと、暗号化通信対応システムとの中継を実現します。サーバー認証、クライアント認証の何れにも対応しており、SSL/TLSバージョン指定、暗号スイート指定など、細かい暗号化・認証設定ができるようになっています。最大128同時接続まで対応しており、ライセンスに応じて拡張できます。

対応SSL/TLSバージョン

TLS1.3、TLS1.2、TLS1.1、TLS1.0、SSL3.0

運用管理機能

運用管理機能

「待受けポート」「中継情報」「証明書」などの各種設定や、通信の履歴の照会など、すべてWebブラウザー上の管理画面で行えるため、運用管理を容易に行えます。証明書の管理では、有効期限切れなどの状態を確認できます。また、ユーザ管理によるアクセス制御や、設定情報のバックアップ・リストアも可能です。

API機能

API機能

証明書の操作APIが利用でき、自社証明書、信頼する証明書、CRLのインポートが可能です。新規登録・更新に対応しています。

システム構成

連携システムと別筐体の構成例

「連携システムと別筐体構成」や「連携システムと同一筐体構成」など、セキュリティやコストに応じて様々なシステム構成に対応できます。また、用途に応じて、様々なアプリケーションと連携できます。

フィルタリング機能(Extension Pack適用時)

フィルタリング機能

復号(サーバ)モード時に全銀TCP/IPプロトコルの情報など、多要素によるフィルタリング機能が利用でき、セキュリティ強化を実現できます。

センターコード、全銀パスワード、発信元アドレス、クライアント証明書の組み合わせで接続先が認証可能となります。

最大20,000件のフィルタリング設定を作成可能(インポート/エクスポート可)です。各項目はANY(フィルタリングしない)設定とすることもできるので、一部項目のみでフィルタリングを行うなど、柔軟な設定が可能です。

インポート・エクスポート可能なフィルタリング設定

ライセンスキー

ライセンスキーイメージ図
  • ライセンスキーの登録により、利用できる機能が定まります
  • ライセンスキーを追加購入することで同時接続数や待受けポート設定数・中継設定数を拡張でき、ソフトのインストールを行うことなくシステムの増強が図れます
  • 製品版ライセンスキーを購入することで、構築済みの評価版環境を製品版として利用することもできます

稼動環境・価格

OS対応状況

OS 対応状況
Windows Client 8.1 64bit
10 64bit
11 64bit
Windows Server 2012 64bit
2012R2 64bit
2016 64bit
2019 64bit
2022 64bit
Red Hat Enterprise Linux 7.2 64bit
7.3 64bit
7.4 64bit
7.5 64bit
7.6 64bit
7.7 64bit
7.8 64bit
7.9 64bit
8.0 64bit
8.1 64bit
8.2 64bit
8.3 64bit
8.4 64bit
AIX 7.1 64bit
7.2 64bit
  • 販売中の最新バージョンに対する主なOSです。OSによっては制限事項がありますので、詳細は「OS対応表」を必ずご確認ください。

仮想環境の対応について

原則、製品が対応しているOSの動作が保証されている環境であれば、保守サポート対象となります。

仮想環境使用上の注意点については、OS対応表をご確認ください。

  • 特定の環境での検証については、有償となる場合がございます。

ハードウェア

各ミドルウェア Tomcat9.0、Amazon Corretto JDK11.0.8(インストールDVDに同梱)
ハードウェアスペック メモリ 2GB以上(設定内容・同時接続数等により変わります)
ハードディスク 40GB以上(設定内容・同時接続数等により変わります)
その他 ディスプレイ:解像度XGA(1024x768ピクセル)以上
ネットワークアダプタ:対応OSで利用可能なもの(100Mbps以上)
管理用クライアント Microsoft Edge※1
  • ※1
    Microsoft Edge は、Chromium ベース版のみの対応となります。
  • ソフトウェアのインストール時にはDVDドライブが必要です。ログや設定情報を印刷する際には、別途プリンターが必要です
  • 各製品のEdge対応状況は以下の「Microsoft Edge対応状況」をご確認ください。

価格

保守サービスを受ける場合は、保守(年間保守サービスパック)の購入が必要です。

要件確認から導入支援、運用サポートまで、各種支援サービスをご用意しています。

評価版・評価機

評価版

ご購入を検討されているお客さまに向けて、1ケ月間に限り、製品と同一機能を有した評価版をお貸し出ししております。評価版をご利用中のご質問・ご相談に対しては、専任のスタッフによる技術サポートを実施しておりますので、安心してご利用いただけます。


注意事項

  • Microsoft、Windows、Windows Server、およびMicrosoft Edgeは、米国 MicrosoftCorporation の、米国、日本およびその他の国における登録商標または商標です。
  • その他、記載の会社名、製品名などは、それぞれの会社の商標もしくは登録商標です。

資料やカタログのダウンロードができます

下記ページより、資料やカタログをダウンロードできます。