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数理技術

数理技術で社会課題とお客さまの企業課題を解決します

「数理技術」とは、解決したい問題を数式を用いてモデル化し最適解を求める技術です。学術的にはオペレーションズ・リサーチ(Operations Research/以下、OR)と呼ばれ、1930年代の英国における防空体制の研究が起源だといわれています。当初は軍事目的で利用されてきましたが、第二次世界大戦後には平和目的に活用されるようになり、企業が保有する人や設備の資源を効率よく運用する手法として、主として鉄鋼、石油、ガスなどの大規模装置産業を中心に発展を遂げてきました。

私どもは「数理技術」のもつ可能性に着目し、長年にわたり「数理技術」を用いた企業活動における課題解決を探求してまいりました。
時代と共に企業を取り巻くビジネス環境も変化し、企業課題も変化しつづけていますが、解決すべき課題の本質を見抜き適切にモデル化することで最適解を求める「数理技術」の手法は、変化の激しい今の時代でこそ真価を発揮できるものと考えています。私どもはこれからもお客様と共に「数理技術」を用いた課題解決に取り組んでまいります。

「数理技術」が創り出す新しいソリューション
数理技術を応用した社会課題の解決のイメージ

特長

社会の様々な課題を解決に導くソリューション

数理技術は適用分野を選びません。解決すべき課題の本質を適切にモデル化することで、多くの社会課題を解決に導きます。
数理モデルは身のまわりの様々なシステムに実装され、私たちの社会に活用されています。

時代や状況の変化に追従する仕組みの提供

効率性のみを重視していた時代から、環境や労働者の働き方を意識した意思決定へと、時代のニーズは変化してきました。
数理モデルも時代のニーズにあわせて発展し、お客様の意思決定を支援し続けます。

お客さまが成長を実感できる取り組み

業務の可視化やシステム化にとどまらず、お客さまの事業変革にスピード感をもって対応します。お客さまと想いを共有し、着実な成長を実感できるよう取り組んでまいります。

活用分野

企業が直面する、さまざまな分野の課題を解決する「数理技術」

数理技術は、生産・物流などで活用されるとともに、さまざまな分野における課題(社会・環境など)解決に活用・応用を広げています。

生産

生産

取り合わせ計画/負荷(平準化)計画/生産スケジューリング/生産配分計画/デジタルツイン

  • 製造プロセスを効率化する
  • 生産性の高い計画を立案する
  • 生産コストのムダを削減する

物流

物流

負荷(平準化)計画/輸配送計画/積載計画/補充タイミング決定/サプライチェーン設計

  • 物流資源を有効活用する
  • 多様化する物流ニーズに応える
  • 災害に強い物流網を作る

SCM

SCM

需要予測/需給計画/生販在計画(S&OP)/在庫配置計画/供給配分

  • 欠品、過剰在庫を削減する
  • フードロスを減らす
  • 生産・物流の負荷を低減する

販売

販売

レベニューマネジメント/需要予測/ダイナミックプライシング

  • 売上を増大させる
  • 需要に合わせて価格を決定する

働き方改革

働き方改革

シフトスケジューリング/負荷(平準化)計画/スキルマッチング/サービスマン巡回計画

  • 労働者に合わせた作業を計画する
  • 作業負荷を平準化する
  • 熟練者のノウハウを可視化する

環境

環境

輸配送計画/サプライチェーン設計/積載計画/エネルギー供給計画

  • CO2を削減する
  • エネルギー供給を効率化する
  • モーダルシフト

交通

交通

輸配送計画/動的経路計画/テレマティクス/マルチエージェント技術/シミュレーション

  • 移動のムダを見つける
  • 交通流をシミュレートする

導入プロセス

お客さまに寄り添った課題解決

数理技術ソリューションのシステム導入プロセスでは、まずお客様の問題などをヒアリングし、実業務のデータを分析することからスタートします。問題・課題の明確化を行った後、お客様と共にロジック検証を繰り返しながら問題を深堀します。検証の結果、お客様の課題解決に最適な「解」を導き出し、システムの提案・開発へと進めていきます。

導入プロセスのイメージ

数理技術を応用した製品・ソリューション

数理技術を活用して、製造・販売・物流など各種分野の課題解決コンサルティング、問題解決・意思決定支援システム構築を提供しております。また、需要予測・在庫補充計画ソリューション「FOREMAST」、サプライチェーン計画ソリューション「SCPlanet」、輸配送計画ソリューション「RouteCreator」をコアとしたシステムのご提案もいたします。

数理技術部のご紹介

1962年の住友金属工業株式会社(現:日本製鉄株式会社)における発足以来、60年以上にわたって、組織的にオペレーションズ・リサーチ活動を実践してきました。2001年からは株式会社住友金属システムソリューションズとして、2003年からは社名が変わりキヤノンITソリューションズ株式会社として、幅広い業種・企業における生産・物流を中心とした改善と最適化に取り組んでおります。

期間 所属 お客さま 主な活動
1962~1987 住友金属工業(株)中央技術研究所オートメーション研究室ORグループ 住友金属工業(株) 統計解析・実験計画・生産計画などのOR基礎研究
1987~2001 住友金属工業(株)システム事業本部数理解析室 住友金属工業(株)・グループ企業 OR技術の実践適用(鉄鋼上下一貫操業計画など)
2001~2003 (株)住友金属システムソリューションズ数理技術室 製造・サービス業など 生産・物流分野を中心とした、数理コンサルティング
2003~ キヤノンITソリューションズ(株)数理技術部

関連学会リンク

動画

開発事例のご紹介動画

SocioFutureグループ様の数理技術事例をご紹介します。 数理技術の最適化技術を駆使し、キヤノンITSと共同で独自の現金補充・回収計画策エンジンを開発。計画業務の自動化を実現され、課題となっていた業務の属人化を解決されました。

数理技術を活用した導入事例

数理技術に関するご相談・お問い合わせ

キヤノンITソリューションズ株式会社 R&D本部 数理技術部