EDI-Master TRAN for ANYs
企業内外の多様なデータフォーマットを相互に変換できる、汎用データフォーマットトランスレータです
EDI-Master TRAN for ANYsは、様々なフォーマットを相互変換する汎用のフォーマット変換ソフトウェアです。EDIにおける取引先とのデータ交換や、自社システム間でのデータ連携に用いることで、システム連携時のインタフェース改修を最小限に抑えられます。 フォーマット変換に加え、文字コード変換や四則演算、データ置換、丸めなどの特殊処理も標準搭載。複数ファイルの同時変換、1ファイルから複数ファイルへの分割にも対応しており、既存システムから新システムへのデータ移行ツールとしても活用できます。
- 取引先企業のEDIデータ(テキスト、固定長等)を、自社に合わせたフォーマットに変換したい
- 社内システム間で異なるデータフォーマットや商品コードなどを相互に変換したい
- 導入実績が豊富なパッケージソフトを採用したい
- ソフトウェアの提供だけでなく、インストールや構築も支援してほしい
- DBを含め、さまざまなフォーマットに対応固定長やCSVなどのテキストデータはもちろん、データベース(Microsoft AccessやMicrosoft SQL Server、Oracle Database、MySQL、PostgreSQL)にも対応しています。
- 豊富な文字コードシフトJISやJIS_8といったWindows系文字コードはじめとして、EBCDIC、IBM漢字、JEF(富士通漢字)などのオフコン系の文字コードにも多数対応。オフコンとの間でのEDIや、オフコンからオープン系へのデータ移行など様々な目的で利用できます。
- マルチファイル変換、1:n/n:1の変換にも対応複数のファイルを同時に変換するマルチファイル変換に対応。また複数のファイルから1つのファイルへの結合や、その逆に1ファイルを複数ファイルに分割も可能です。
- 柔軟な外部インタフェース変換エンジンはEXE形式/DLL形式でモジュール提供。EDI-Master TRAN for ANYs単独で使用はもちろん、別のアプリケーションに組み込んで外部からの起動制御もできます。
また、EXE形式のリモート実行APIを外部アプリケーションから呼び出して実行することができます。リモート実行APIを配置したリモート環境上で利用可能です。
データフォーマット変換
固定長形式のデータをCSV形式に変換する、CSVファイルを直接データベースに取り込むなど、汎用のフォーマット変換に対応。項目の並び替えや不要項目の削除、項目同士の連結も行え、データベース変換時にはレコードの追加や更新、抽出、ソートも実行できます。
[対応フォーマット]
固定長形式、CSV形式、タグ形式、データベース(Microsoft Access、Microsoft SQL Server、Oracle Database、MySQL、PostgreSQL)
- ※Microsoft Acces、Microsoft SQL Server、Oracle Databaseは、Windows版のみ対応。
属性変換
例えば、“1101”を“2012/11/1”とする等、変換元データと異なる属性に変更できます。また、同一属性同士のデータは演算処理等にも利用できます。
[主な属性]
文字、数値、サインバイト付数値、パック10進(サイン付・サイン無)、サイン付ゾーン10進(ASCII・EBCDIC)、バイナリ数値(2・4・8)、浮動小数点(4・8)、日付、時刻、バイナリデータ
文字コード変換
IBM漢字からシフトJISへの変換、EBCDICからJIS_8への変換など、異なる文字コードを相互変換。外字テーブルを使用して"①②"や"(株)"といった拡張文字の変換も可能です。
[主な文字コード]
JIS_8、EBCDIC、シフトJIS、JIS(78年度版)、JIS(83年度版)、JEF(富士通漢字)、IBM(IBM漢字)、KEIS(日立漢字)、JIPS(E)、JIPS(J)、EUC-JP、UTF-8、UTF-16
書式設定
8桁の商品コードにゼロ埋めして12桁に変換するなど、連携システムに合わせて適した書式にデータ変換。
[主な書式]
数値属性:ゼロ埋め、符号の有無、小数点の有無や位置、右詰・左詰文字属性:漢字スペース埋め、CSV(ダブルクォーテーション・区切り文字)、大文字・小文字、全角・半角、前後スペース、右詰・左詰
演算/丸め処理
基本的な四則演算はもちろん、「変換元のある項目の値が条件に合致する場合に演算」、「変数にある値を代入してその値を比較して出力」など、複雑な処理を組み合わせて実行できます。
[主な演算/丸め処理]
四則演算、切り上げ、切り捨て、四捨五入、条件式、変数処理 等
特殊処理
「和暦から西暦への変換」や「変換実行日を取得してデータに反映」、「取引先の商品コードを自社の商品コードに置換」など、データ出力時の整形や項目形式の変換に利用できます。
[主な特殊処理]
右詰め/左詰め、大文字/小文字、全角/半角、西暦/和暦、年データ2桁/4桁、システム日付/時刻、数値/文字属性、日付/数値等の相互変換、データ置換(データの内容を別リストを参照して該当の値に置換する)
豊富な設定作成支援機能
「新規作成ウィザード」の選択に従うことで、入出力のデータレイアウト(固定長・CSV・DB)のひな型を簡単に作成できます。
また、「外部データ貼り付け」で、変換定義書などのExcelファイルから項目名・属性・バイト数からコピー&ペーストすることができます。
それ以外にも、複数の入出力項目の紐づけ(マッピング)を、ボタン一つで行うことができる「一括マッピング」や、階層の異なるレイアウト間の変換定義を、ドラック&ドロップで設定できる「ループマッピング」、多少の間違いを元に戻せる「Undo・Redo」などを搭載しております。
設計書出力
変換設定ファイルの内容を設計書としてEXCELファイル形式で出力できます。
業務引き継ぎ時に利用したり、納品物として求められるケースにも簡単に対応できます。
リモート実行
リモート実行API(EXE形式)を経由して、別サーバにあるEDI-Master TRAN for ANYsの変換エンジンを呼び出すことができます。
リモート実行APIからの戻り値として、変換実行結果コードを取得できます。
- ※リモート実行機能は、Windows版のみ対応。
OS対応状況
OS | 対応状況 | ||
---|---|---|---|
Windows Client | 10 | 32bit | |
64bit | |||
11 | 32bit | ||
64bit | |||
Windows Server | 2012 | 64bit | |
2012R2 | 64bit | ||
2016 | 64bit | ||
2019 | 64bit | ||
2022 | 64bit | ||
Red Hat Enterprise Linux | 7.2以降 | 64bit | |
8 | 64bit | ||
Amazon Linux | 2 | 64bit |
- ※ 販売中の最新バージョンに対する主なOSです。OSによっては制限事項がありますので、詳細は「OS対応表」を必ずご確認ください
- ※ Linux版で利用する場合、設定などでWindows環境も必要となります。
仮想環境の対応について
原則、製品が対応しているOSの動作が保証されている環境であれば、保守サポート対象となります。
仮想環境使用上の注意点については、OS対応表をご確認ください。
- ※ 特定の環境での検証については、有償となる場合がございます。
価格
対応OS | 製品価格(税別) | 保守価格(税別) |
---|---|---|
Windows | ¥300,000 | ¥45,000 |
Linux | ¥600,000 | ¥90,000 |
保守サービスを受ける場合は、保守(年間保守サービスパック)の購入が必要です。
要件確認から導入支援、運用サポートまで、各種支援サービスをご用意しています。
評価版
ご購入を検討されているお客様に向けて、1ケ月間に限り、製品と同一機能を有した評価版をお貸し出ししております。評価版をご利用中のご質問・ご相談に対しては、専任のスタッフによる技術サポートを実施しておりますので、安心してご利用いただけます。