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よくあるご質問統合型EDI・EDI-Master B2B for Mainframe

ディスパッチ

Q
受信処理で相手先からファイル無しの応答を受領しましたが、「0件ファイルを作成しない(NODATA=NO指定)」にもかかわらず、リトライ処理が行われなかったのはなぜですか?
A

リトライ処理を実行する定義がされていないためです。

リトライ処理を実行するには、XACTIV2マクロ、またはXDSPATCHマクロにNDTRTY=YESと指定してください。

Q
指定リトライ回数まで、リトライ処理が行われなかったのはなぜですか?
A

ディスパッチ定義で指定した時刻を超えた可能性があります。

時間指定のディスパッチ処理でリトライ中に指定時刻を超えると、リトライ処理は行われません。

例:HOUR=(10:00-10:10)と指定している場合

10:00:00-10:10:59の間はリトライ処理を行いますが、10:10:59を超えるとリトライ処理は行われません。

Q
リトライ処理を中止することはできますか?
A

リトライ処理を「中止」することはできません。

リトライオーバーになるか、伝送処理が正常に終了するまで処理を行います。

なお、DISPATCH,STOPコマンドで一時的にリトライ処理を「停止」することはできます。

ただし、停止中は次にディスパッチ条件が成立しても処理を行いません。

Q
ディスパッチ処理のステータスが「停止中」の場合、条件ファイルの検索は行われますか?
A

検索は行われません。

また、ステータスが「停止中」の場合は、ディスパッチコマンドは発行されません。

Q
オンラインを起動したときに、ファイルステータス「TRS-WAIT」のファイルがあっても、FILE=パラメータのディスパッチ処理が開始しないのはなぜですか?
A

前回のオンライン処理において、以下のような状況で終了させたことが原因と考えられます。

  • ディスパッチ処理の開始時刻になる前にオンラインを終了させた。

    例:HOUR=9:00,FILE=A,XMIT=A指定の場合

    8:30にファイルをカタログしたが、8:45にオンラインを終了させた。

  • リトライ処理の途中でオンラインを終了させた。
  • リトライオーバーになった後、「REPLY」コマンドを入力せずにオンラインを終了させた。
  • リトライオーバーになった後、「REPLY,NO」コマンドを入力してオンラインを終了させた。
  • 「DREPLY=END」指定でリトライオーバーになった後、オンラインを終了させた。
  • FILE=パラメータの条件は成立したが、空きセッション、空き回線がなく、コマンドを発行することなくオンラインが終了した。

いずれの場合も、ファイルステータス「TRS-WAIT」でファイルが残りますが、次回オンラインを起動してもディスパッチ処理は開始しません。

Q
オンラインを起動したときに、ファイルステータス「TRS-WAIT」で残っているファイルを、FILE=パラメータのディスパッチ処理で伝送できますか?
A

FILE=パラメータと、XMIT=パラメータで指定したファイルが同一の場合、オンラインを起動する前に次のユーティリティ処理を行うと再度条件ファイルをカタログすることなく伝送できます。

RECOVERY DISPATCH=RESET

FILE=パラメータと、XMIT=パラメータで指定したファイルが異なっている場合、再度条件ファイルをカタログする必要があります。

Q
必ず、XACTIV2マクロのDTIME=パラメータで指定した時間間隔でディスパッチ処理が実行されますか?
A

メインフレームのCPUの使用状況の影響を受けます。EDI-Master B2B for Mainframeより優先順位の高いアプリケーションが実行されていると、EDI-Master B2B for Mainframeへ処理が廻らず、DTIME=パラメータで指定した時間よりも間隔が長くなることがあります。

Q
時間帯を複数個指定した場合、指定した時間帯を超えてもリトライ回数は継承されますか?
A

継承しません。

以下の例の場合、DREPLY=パラメータの設定により、1分間隔で最大10回リトライしますが、9:00~9:05では5回までしかリトライしません。

次の10:00~11:00でも、最大10回リトライします。

例:XACTIV2 DREPLY=(YES,1,10)

D1 XDSPATCH TIMING=T1,FILE=F1,XMIT=F1

T1 HOUR=(9:00-9:05,10:00-11:00)

Q
同じ条件ファイルを複数指定したXDSPATCHマクロ定義で、条件ファイルに指定した記号名のファイルを1つ登録すると、どのように動作しますか?
A

すべての条件が成立し、処理パラメータで指定した処理を開始します。

例:以下のXDSPATCHマクロ定義で、記号名「XF1」が送信ファイルの場合、

「XF1」のファイルに対して、カタログ処理を実行して1つ登録すると、どちらのディスパッチ処理も条件が成立し、XMIT=パラメータに定義した送信処理を開始します。

XDSPATCH FILE=XF1,XMIT=XF1

XDSPATCH FILE=XF1,XMIT=XF2

エラーコード

Q
メッセージ番号:DEXM352I
A

説明
VSAMのエクステントが変わったため、コントロールファイルのクローズ/オープンを行いました。
原因
コントロールファイル内のヘッダーレコードに持っているエクステント情報と、コントロールファイル自体の最新のエクステント情報が一致していません。
対応
コントロールファイルの初期化後以外に、ユーティリティや運用管理システムを実行、あるいはオンラインを起動した際に繰り返し出力される場合は、コントロールファイルに対してカタログ処理を実行してください。
Q
メッセージ番号:DEXM362I,CODE=xxxx リターンコード:4708
A

説明
VTOC、またはVTOC索引に空きスペースがありません。
原因
VTOC、またはVTOC索引に空きスペースがありませんでした。
対応

VTOCに空きスペースがあることを確認してください。

空きがない場合、VTOCの容量不足です。

空きがある場合、VTOC-INDEXの空きスペースがない可能性があります。

不要なファイルを削除するか、DASDのVTOC-INDEXを拡張してください。

Q
メッセージ番号:DEXM362I,CODE=xxxx リターンコード:4714
A

説明
要求した量が、使用可能でありませんでした。
原因
DATAFILE DDに指定しているSPACE=パラメータ値では、該当ディスクで容量を確保できませんでした。
対応

DATAFILE DDに指定しているSPACE=パラメータ値を小さくするか、ディスクの容量を確保してください。

オンラインJCLのSPACE=パラメータ値を変更した場合、オンラインを再起動してください。

Q
メッセージ番号:DEXM711I,DEXM1511I リターンコード:RC=99
A

説明
その他エラーです。
原因
通信制御電文における処理結果以外のエラーを検知しました。
対応
本リターンコードは相手先がセットしていますので、どのような場合に「99」をセットするのか相手先に確認してください。
Q
メッセージ番号:DEXM721I,DEXM1521I リターンコード:RC=14,RECORD COUNT ERROR
A

説明
レコード数エラーです。
原因
相手先と送受信済みレコード件数が合っていません。
対応

送信処理の場合、カタログした際のレコード長が、LRECL=パラメータで指定したレコード長と異なっていないかを確認してください。

受信処理の場合、送信側のファイルのレコード長が、LRECL=パラメータで指定したレコード長と異なっていないかを確認してください。

Q
メッセージ番号:DEXM721I,DEXM1521I リターンコード:RC=16
A

説明
2重ファイル伝送です。
原因
1度伝送したファイル名で、再度伝送処理を実行しました。
対応

サイクル番号管理を行わない(XFILEマクロ CYCLE=NO指定、またはCYCLE=パラメータ省略)場合、同じファイル名で伝送します。サイクル番号管理の定義を確認してください。

本リターンコードは相手先がセットしていますので、どのような場合に「16」をセットするのか相手先に確認してください。

Q
メッセージ番号:DEXM721I,DEXM1521I リターンコード:RC=18,RECORDID ERROR
A

説明
レコードIDエラーです。
原因
固定長/可変長の設定(XFILEマクロ RECFM=パラメータ)値が、相手先と一致していません。
対応
該当XFILEマクロのRECFM=パラメータの設定値を確認してください。
Q
メッセージ番号:DEXM721I,DEXM1521I リターンコード:RC=99
A

説明
その他エラーです。
原因
ファイル制御電文における処理結果以外のエラーを検知しました。
対応
本リターンコードは相手先がセットしていますので、どのような場合に「99」をセットするのか相手先に確認してください。
Q
メッセージ番号:DEXM884A
A

説明
一括カタログ処理のインプットファイルの形式に誤りがあります。
原因

一括カタログ処理のインプットファイルの形式に誤りがあります。

また、ヘッダーレコードとトレーラーレコードの指定がない可能性があります。

対応

インプットファイル形式に誤りがないか確認してください。

データレコードがない0件データの場合でも、ヘッダーレコードとトレーラーレコードは設定してください。

インプットファイル形式の詳細は、「ユーザーズ・ガイド」(11版以降)の[Ⅷ 資料編]-[1-1-1 一括カタログ/一括アンカタログ 入出力ファイル(D形式)]を参照してください。

  • 「ユーザーズ・ガイド」が10版以前の場合[Ⅵ 資料編]
Q
メッセージ番号:DEXM1463IERRNO=zzzzz※ リターンコード:00000
A

原因
相手先よりセッションを切断している可能性があります。
対応
相手先の状況を確認してください。
  • 各エラーコード(ERRNO=)の【説明】については、IBMマニュアル「Communications Server: IP Sockets Application Programming」を参照してください。
Q
メッセージ番号:DEXM1463IERRNO=zzzzz※ リターンコード:00013
A

原因
オンラインを起動したJOB名、およびXLINEマクロのPORT=パラメータに定義しているポート番号が、TCP/IP PROFILE内のPORT定義で紐付けられたJOB名、またはポート番号と異なっていました。
対応

以下のいずれかの方法で対応してください。

オンラインを起動したJOB名と、TCP/IP PROFILE内のPORT定義で紐付けられたポート番号をXLINEマクロのPORT=パラメータに定義した制御マクロで、オンラインを再起動してください。

XLINEマクロのPORT=パラメータに定義したポート番号と、TCP/IP PROFILE内のPORT定義で紐付けられたJOB名で、オンラインを再起動してください。

  • 各エラーコード(ERRNO=)の【説明】については、IBMマニュアル「Communications Server: IP Sockets Application Programming」を参照してください。
Q
メッセージ番号:DEXM1463IERRNO=zzzzz※ リターンコード:00032
A

原因
セッションを切断した状況で送信(WRITE)処理を実施しました。
対応

システムの負荷が高い状態で、ファイル転送処理に時間がかかり、相手先ではタイムアウトを検知した可能性があります。

オンラインの実行クラスを上げてください。

相手先のタイムアウト値を大きくして、タイムアウト状態を回避してください。

ただし、タイムアウト値を大きくしても指定値までに応答がなければ、タイムアウトを検知します。

  • 各エラーコード(ERRNO=)の【説明】については、IBMマニュアル「Communications Server: IP Sockets Application Programming」を参照してください。
Q
メッセージ番号:DEXM1463IERRNO=zzzzz※ リターンコード:00048
A

原因

XLINEマクロに定義しているポート番号(PORT=パラメータ)が、他JOBで使用されています。

システムにおいて「SYS1.PARMLIB」のメンバ名「BPXPRMxx(xxは枝番号)」内の、INADDRANYPORTおよびINADDRANYCOUNTパラメータで、リザーブされているポート番号をXLINEマクロに定義しています。

例:INADDRANYPORT(4000)

INADDRANYCOUNT(2000)

上記設定の場合、ポート番号4000~5999がリザーブされます。

対応

XLINEマクロのPORT=パラメータに、他のJOBで使用しているポート番号と重複しない値を指定してください。

XLINEマクロのPORT=パラメータに、リザーブされていないポート番号を指定してください。

  • 各エラーコード(ERRNO=)の【説明】については、IBMマニュアル「Communications Server: IP Sockets Application Programming」を参照してください。
Q
メッセージ番号:DEXM1463IERRNO=zzzzz※ リターンコード:00049
A

原因

TCP/IP PROFILE内にIPアドレスの指定がありません。

TCP/IPが複数起動しています。

対応

TCPADS=パラメータ(※)で指定されたTCP/IPforMVSアドレス空間名の、TCP/IP PROFILE内のHOME定義にIPアドレスを指定してください。

TCPADS=パラメータ(※)に、該当のTCP/IPforMVSアドレス空間名を指定してください。

  • TCPADS=パラメータは、全銀TCP手順ではXLINEマクロ、全銀UST手順ではXUSTマクロに定義します。
  • 各エラーコード(ERRNO=)の【説明】については、IBMマニュアル「Communications Server: IP Sockets Application Programming」を参照してください。
Q
メッセージ番号:DEXM1463IERRNO=zzzzz※ リターンコード:00054
A

原因
相手先よりセッションを切断しています。
対応
相手先の状況を確認してください。
  • 各エラーコード(ERRNO=)の【説明】については、IBMマニュアル「Communications Server: IP Sockets Application Programming」を参照してください。
Q
メッセージ番号:DEXM1463IERRNO=zzzzz※ リターンコード:00060
A

原因
  • XLINKマクロで定義しているポート番号(PORT=パラメータ)または、IPアドレス(IPADDR=パラメータ)が誤っています。
  • ダイヤルアップルータの設定に不備があります。
  • 2次(発信)局側はISDN回線で、1次(着信)局側ではモデムを使用しています。
  • ファイヤーウォ-ル経由の接続で、ファイヤーウォールの設定に不備があります。
対応
  • IPアドレス、ポート番号を見直してください。
  • PINGコマンドを入力してIPアドレスが存在するか確認してください。
  • エラーコード(ERRNO=)の【説明】については、IBMマニュアル「Communications Server: IP Sockets Application Programming」を参照してください。
Q
メッセージ番号:DEXM1463IERRNO=zzzzz※ リターンコード:00061
A

原因

XLINKマクロで定義しているポート番号(PORT=パラメータ)が誤っています。

相手先システムが起動していません。

対応

ポート番号を確認してください。

相手先システムの状況を確認してください。

  • 各エラーコード(ERRNO=)の【説明】については、IBMマニュアル「Communications Server: IP Sockets Application Programming」を参照してください。
Q
メッセージ番号:DEXM1463IERRNO=zzzzz※ リターンコード:00065
A

原因
TCP/IP(OMVS)設定を使用するために必要なRACF等の権限設定がされていないためです。
対応
RACF権限を実施してください。
  • 各エラーコード(ERRNO=)の【説明】については、IBMマニュアル「Communications Server: IP Sockets Application Programming」を参照してください。
Q
メッセージ番号:DEXM1463IERRNO=zzzzz※ リターンコード:00156
A

原因
TCP/IP(OMVS)設定を使用するために必要なRACF等の権限設定がされていないためです。
対応
RACF権限を実施してください。
  • 各エラーコード(ERRNO=)の【説明】については、IBMマニュアル「Communications Server: IP Sockets Application Programming」を参照してください。
Q
メッセージ番号:DEXM1463IERRNO=zzzzz※ リターンコード:01028
A

原因
オンライン起動中にTCP/IPの停止、または再起動を実施したためです。
対応
オンラインコマンドが効かないので、JOB CANCELしてオンラインを終了させてください。
  • 各エラーコード(ERRNO=)の【説明】については、IBMマニュアル「Communications Server: IP Sockets Application Programming」を参照してください。
Q
メッセージ番号:DEXM1464A
A

説明
無通信タイムアウトを検知しました。
原因
2次(発信)局ではコネクション確立後、1次(着信)局では開局要求電文受信後の伝送処理において、XLINKマクロのTIMEOUT=パラメータ値までに、相手先から応答がありませんでした。
対応
  • TIMEOUT=パラメータ値を大きくしてください。CNTLコマンドで動的に変更することができます。
  • 送信した電文が届いているか、電文が届いている場合は返信しているか相手先の状況を確認してください。
Q
メッセージ番号:DEXM1571E
A

説明
送信用データテキストの圧縮に失敗しました。
原因
圧縮指定によりデータが伸長し、XLINEマクロのBUFF=パラメータ値を超えました。
対応

以下のいずれかの方法で対応してください。

圧縮指定を外してください。

圧縮指定は、相手先と合わす必要があります。

CNTLコマンドで動的に変更することができます。

BUFF=パラメータ値を大きくしてください。

テキスト長を小さくしてください。

データが伸長してもBUFF=パラメータ値を超えないように、XLINKマクロのHPROT=第2パラメータのテキスト長を指定してください。

相手先でテキスト長を合わす必要がある場合、相手先のテキスト長も変更してください。

CNTLコマンドで動的に変更することができます。

Q
メッセージ番号:DEXM1713A
A

説明
無通信タイムアウトを検知しました。
原因

伝送処理において、XUSTマクロのTIMEOUT=パラメータ値までに、USTから応答がありませんでした。

  • USTは、セイコーソリューションズ株式会社製マルチプロトコルコンバーター USTシリーズです。
対応
  • TIMEOUT=パラメータ値を大きくしてください。
  • 送信した電文が届いているか、電文が届いている場合は返信しているか相手先の状況を確認してください。

伝送処理

Q
受信処理中にDEXM373I(B37)のエラーが発生したのはなぜですか? (全般)
A

受信処理で容量不足となったためです。

オンラインJCLのSPACE=パラメータ値またはXFILEマクロのSPACE=パラメータ値を大きくして、オンラインを再起動してください。

もしくは、相手先で送信ファイルを分割して送ってもらうようにしてください。 なお、XFILEマクロのSPACE=パラメータ値を変更した場合、制御マクロのアセンブルリンクが必要です。

Q
ファイル転送が正常に終了しましたが、相手先では正常終了しないのはなぜですか? (全般)
A

伝送完了ポイントが相手先と一致していない可能性があります。双方で伝送完了ポイントが合っているか確認してください。

伝送完了ポイントはXLINKマクロのHPROT=第4パラメータの設定です。

Q
コード変換はできますか? (全般)
A

ユーティリティのカタログ処理、およびアンカタログ処理において1バイト文字の変換はできます。

2バイト文字の変換はできません。

Q
データを暗号化して送信できますか? (全般)
A

データを暗号化して送信することはできません。

事前に暗号化ソフト等で暗号化したデータをカタログしてください。

なお、TCP/IP手順・広域IP網に伴い、全銀TCP手順の場合、弊社製品「EDI-Master B2B for TLS」と連携すれば、SSL/TLSによる暗号化通信が可能となります。

Q
代替ボリュームはどのような場合に利用されますか? (全般)
A

ファイルアロケーションで1次割り振りに失敗したときに、代替ボリュームを利用します。

ただし、代替ボリュームに切り替わっても、代替ボリュームのDD ステートメントではなく、DATAFILE(またはDATAFIL2)DD ステートメントで指定されたSPACE=パラメータ値が有効となります。

Q
NEST=YES指定時の送信処理で、2件目以降の送信処理でエラーが発生した場合、どうなりますか?(全般)
A

すべてのファイルステータスが「TRS-WAIT」に戻ります。

例:送信データ1(TRS-WAIT)

  送信データ2(TRS-WAIT)

  送信データ3(TRS-WAIT)

の送信処理を行った場合に、送信データ1および送信データ2は正常終了、送信データ3を送信中に回線障害等で送信中断すると、すべてのファイルステータスが「TRS-WAIT」に戻ります。

また、終了電文のやりとりが終了していないので、伝送完了とみなしません。

Q
XLINEマクロのLINEID=パラメータ値に指定した回線をすべて使用中に伝送処理によるディスパッチ条件が成立した場合、どうなりますか?(全銀)
A

先に使用している回線が解放されるまで、ディスパッチ処理によるSTARTコマンドは発行されません。

また、STRATコマンドの発行を行わなかったことを示すメッセージは出力されません。

Q
XLINEマクロのLINEID=パラメータ値に指定した回線をすべて使用中にSTARTコマンド入力による伝送処理を開始すると、どうなりますか?(全銀)
A

DEXM129Aのメッセージを出力して、伝送処理は開始されません。

また、伝送エラーによるリトライ処理も行われません。

DISPLAYコマンドを入力して回線に空きがあるか確認のうえ、再度STARTコマンドを入力してください。

Q
伝送効率を上げることはできますか? (全銀TCP手順、全銀手順)
A

以下の設定を変更することで伝送効率が上がる場合があります。

送信処理
  • 伝送テキスト長を大きくする。

    XLINKマクロ HPROT=第2パラメータ値を大きくしてください。

  • 圧縮指定「あり」にする。

    XFILEマクロ MODE=Cを指定してください。

    データに同一連続文字がある場合、効果があります。

    連続文字がない場合は圧縮制御文字のセットによりデータが伸長し、伝送効率が悪くなる可能性があります。

受信処理
  • 論理ACK値を大きくする。(全銀TCP手順のみ)

    XLINKマクロ LACK=パラメータに値を指定してください。

送信/受信処理
  • ブロック長を大きくする。

    XFILEマクロ BLKSIZE=パラメータ値を大きくしてください。

    BLKSIZE=パラメータ値を大きくして、I/O回数を減らすことで処理速度が向上します。

    例:レコード長=10、レコード件数=50,000件の送信または受信処理の場合、以下のとおりです。

    BLKSIZE=10   → I/O回数:50,000回

    BLKSIZE=10,000 → I/O回数:50回

Q
圧縮処理はどのようにして行われますか? (全銀TCP手順、全銀手順)
A

全銀協標準通信プロトコルの圧縮アルゴリズムに基づき、同一連続文字を圧縮します。

Q
送受信できるテキスト件数に制限はありますか? (全銀TCP手順、全銀手順)
A

EDI-Master B2B for Mainframeにおいては、制限はありません。

ただし、全銀協の規約では、65,535件までとなっています。

65,535件を超えた処理については、接続先のソフトウェアとテキストシーケンス番号が一致した場合は処理を続行しますが、一致しなかった場合はエラーとなります。

Q
送受信できるレコード件数に制限はありますか? (全銀TCP手順、全銀手順)
A

EDI-Master B2B for Mainframeにおいては、制限はありません。

ただし、全銀協の規約では、16,777,215件までとなっています。

16,777,215件を超えた処理については、接続先のソフトウェアとレコード件数が一致しなかった場合はエラーとなります。

Q
テキストシーケンス番号が「65535」を超えると、次のシーケンス番号はいくつになりますか? (全銀TCP手順、全銀手順)
A

デフォルト設定では「1」になります。

ただし、XLINKマクロのTSEQ=パラメータの設定でシーケンス番号を「1」以外にすることも可能です。

詳細については、以下を参照してください。

  • 「ユーザーズ・ガイド」の[Ⅲ リファレンス編]-[2-5 XLINK]
Q
サイクル番号を使用するには、どうすればよいですか? (全銀TCP手順、全銀手順)
A

XFILEマクロのCYCLE=パラメータに「YES」を設定します。

サイクル番号は、XFILEマクロのDATAID=第2パラメータの9,10桁目を 初期値として、ファイル転送が正常終了するごとに1ずつカウントアップされます。

Q
可変長ファイルの受信処理で、データファイルにRDWが付加されるのはいつですか? (全銀TCP手順、全銀手順)
A

受信データファイルをアロケーションする時に、システム(OS)がレコードごとにRDWを付加します。

Q
複数の同一属性をもつ交換回線を有効的に使用できますか? (全銀手順、JCA手順)
A

XLINEマクロのLINEID=パラメータに代替回線IDを指定しておくことで2次(発信)局処理においては、EDI-Master B2B for Mainframeが空き回線を順次割り当てて伝送処理を行い、1次(着信)局処理においては、グルーピングされた代替回線IDの中であればどの回線で着信しても伝送処理を行うことができます。

  • 1次(着信)局処理において代替回線機能を使用する場合は、通信業者に対して代表番号登録を行う必要があります。
  • 本設定はUST上で使用するBSC回線で有効です。
  • USTは、セイコーソリューションズ株式会社製マルチプロトコルコンバーター USTシリーズです。
Q
伝送処理が行われていないのにDEXM1775Aのメッセージが出力されました。なぜですか? (全銀手順、JCA手順)
A

電話を受けた後、1stENQが送られてこなかったため、USTが電話回線を切断しました。

間違い電話の可能性もあります。

  • USTは、セイコーソリューションズ株式会社製マルチプロトコルコンバーター USTシリーズです。
Q
XLINEマクロのTERMSES=パラメータ値を超えて、伝送処理によるディスパッチ条件が成立した場合、どうなりますか? (全銀TCP手順)
A

先に確立されたセッションが解放されるまで、ディスパッチ処理によるSTARTコマンドは発行されません。

また、STRATコマンドの発行を行わなかったことを示すメッセージは出力されません。

Q
XLINEマクロのTERMSES=パラメータ値を超えてSTARTコマンド入力による伝送処理を開始すると、どうなりますか?(全銀TCP手順)
A

DEXM129Aのメッセージを出力して、伝送処理は開始されません。

また、伝送エラーによるリトライ処理も行われません。

DISPLAYコマンドを入力してセッションの空き状況を確認のうえ、再度STARTコマンドを入力してください。

Q
DEXM1404Iメッセージの「PEERNAME=xxx.xxx.xxx.xxx(yyyyyy)」には何が出力されますか?
A

1次(着信)局処理では、セッション確立してきた相手のIPアドレス、ポート番号を、2次(発信)局処理では、XLINKマクロで指定した相手先のIPアドレス、ポート番号を出力します。

制御マクロ

Q
各マクロの設定数に限界値はありますか? (全般)
A

あります。

限界値は以下のとおりです。

  • XACTIV2:1つ
  • XUST:XACTIV2マクロ配下に1~無制限
  • XLINE:

    (全銀TCP手順)XACTIV2マクロ配下に1つ

    (全銀手順、JCA手順)1つのXUSTマクロ配下に1~2999

    (その他の手順)XACTIV2マクロ配下に1~2999

  • XLINK:1つのXLINEマクロ配下に1~2999
  • XFILE:1つのXLINKマクロ配下に1~無制限

その他のマクロでは無制限です。

ただし、マクロ定義数が増加すると、オンラインが稼動するアドレス空間のメモリサイズも増加します。

Q
重複した記号名を指定できますか? (全般)
A

1つの制御マクロ内の記号名は重複しないように指定してください。

記号名が重複しているとアセンブル・リンクでエラーになります。

Q
BUFF=パラメータにはどのような値を設定すればよいですか? (XLINE)
A

該当回線を使用して伝送する、最大伝送テキスト長よりも大きな値を設定してください。

BUFF=パラメータ値を超える送信および受信処理を行うことはできません。

XLINKマクロで、伝送テキスト長(HPROT=第2パラメータ)の設定を変更した場合、BUFF=パラメータには伝送テキスト長以上の値を設定しないと送信処理はエラーとなります。

Q
BUFF=パラメータ値を大きくした場合、他の通信処理に影響はありますか? (XLINE)
A

影響はありません。ただし、オンラインが稼動するアドレス空間のメモリサイズが増加します。

Q
専用線(LINE=LEASED)定義の場合、LINEID=パラメータに代替回線定義を指定できますか? (XLINE)
A

専用線では、代替回線定義の指定はできません。アセンブル処理でDEX117のエラーになります。

Q
代替回線機能を使用するにはどのように定義を作成すればよいですか? (XLINE)
A

以下のように定義します。

XLINE LPROT=BSC,LINEID=(BSC1,BSC2,BSC3)

XLINK ・・・・・

XFILE ・・・・・

XLINE LPROT=BSC,LINEID=(BSC2,BSC1)

XLINK  ※1

XFILE  ※1

XLINE LPROT=BSC,LINEID=(BSC3,BSC1)

XLINK  ※1

XFILE  ※1

  • ※1
    伝送で使用しない架空の値を指定した、必須パラメータを設定してください。

BSC1の回線を利用した2次(発信)局処理の場合、BSC1が使用中であればBSC2を、BSC2も使用中であればBSC3を使用して、BSC1配下のXLINKマクロおよびXFILEマクロの定義で伝送を行います。

1次(着信)局処理の場合、BSC1、BSC2、BSC3のいずれの回線に着信しても、グルーピングされたBSC1配下のXLINKマクロおよびXFILEマクロの定義で伝送を行います。

Q
全銀TCP手順、および全銀手順において、XLINKマクロの伝送テキスト長(HPROT=第2パラメータ値)に「2K」と指定した場合、伝送テキスト長は必ず2Kバイトで送信しますか? (XLINK)
A

2Kバイト以内で送信します。

伝送テキスト長は、以下の計算式で求めます。

(レコード長×1伝送テキストに格納できるレコード件数)+TTC(5バイト)

例:全銀TCP手順で、伝送テキスト長2Kバイト、レコード長128バイト(XFILEマクロ LRECL=パラメータ)、固定長(XFILEマクロ RECFM=FB)の定義で、送信レコード100件を伝送する場合、伝送テキスト長は、以下のようになります。

1~6テキスト  :

(128(レコード長)×15(格納できるレコード件数))+5(TTC)=1925バイト

7(最終)テキスト:

(128(レコード長)×10(格納できるレコード件数))+5(TTC)=1285バイト

  • 全銀TCP手順、全銀手順では、必ずTTC(5バイト)が含まれます。

  • ※1
    伝送テキストに格納できるレコード件数は、以下の計算式で求めます。 (伝送テキスト長-5(TTC))/レコード長

Q
全銀手順において、XLINKマクロの伝送テキスト長(HPROT=第2パラメータ値)より長いレコードを送信する場合、伝送テキスト長は何バイトで送信しますか? (XLINK)
A

伝送テキスト長に指定した値で、ETB分割して伝送します。 ただし、最終テキストの伝送テキスト長は、レコードの残りバイト数になります。

Q
全銀TCP手順において、XLINKマクロの伝送テキスト長(HPROT=第2パラメータ値)より長いレコードを送信する場合、伝送テキスト長は何バイトで送信しますか? (XLINK)
A

伝送エラーとなり、DEXM1531Aのメッセージを出力します。

全銀TCP手順では、1レコードをETB分割して伝送することができません。

Q
全銀TCP手順のLACK=パラメータ値は、相手先と合わせる必要がありますか? (XLINK)
A

合わせる必要はありません。

LACK=パラメータ値は、受信側の設定値が有効となります。

Q
XLINKマクロにCONNECT=SINGLEを指定すると、どのように動作しますか?(XLINK)
A

以下のように動作します。

  • 全銀TCP手順の場合

    サーバ・クライアントを問わず、同一相手先に対して、一時点で開 設することのできるコネクションを1つに限定します。

  • 全銀手順、JCA手順の場合

    XLINEマクロで代替回線の指定を行っている場合に、同一相手先と確立するコネクション数を1つに限定します。

    XLINEマクロで代替回線の指定を行っていない場合は、 CONNECT=SINGLE指定の有無に関わらず、同一相手先と確立するコネクション数は1つとなります。

Q
XLINKマクロにCONNECT=SINGLEを指定している相手先との伝送中に、異なるデータIDの伝送処理を行うと、どのように動作しますか?(XLINK)
A

以下のように動作します。

  • ディスパッチ処理の場合

    ディスパッチ伝送条件が成立していても、先の伝送処理が終了してコネクションが解放されるまで、伝送処理は開始しません。

  • STARTコマンド入力の場合

    コマンドBUSY(DEXM129Aメッセージ出力)となります。

    先の伝送処理が終了してコネクションが解放されてから、STARTコマンドを再度入力してください。

Q
NEST=YES指定時の動作を教えてください。 (XFILE)
A

送受信タイプ(TYPE=パラメータ)の指定により動作が異なります。

  • TYPE=XMIT指定のXFILEマクロにNEST=YESを指定している場合

    送信処理の際に、複数の送信ファイルがカタログされていると、1つの伝送ファイルとして送信します。

    例:  送信側          受信側

        TRS-WAIT 10件

        TRS-WAIT 10件  →  RCV-WAIT 30件

        TRS-WAIT 10件

  • TYPE=RCV指定のXFILEマクロにNEST=YESを指定している場合

    受信後のアンカタログ処理の際に、複数の受信ファイルを1つの伝送ファイルとしてアンカタログします。

    例: 受信ファイル        アンカタログ先ファイル

       RCV-WAIT 10件

       RCV-WAIT 10件  →  RCV-END 30件

       RCV-WAIT 10件

Q
異なるXLINKマクロ配下で、ファイル名が重複していても問題ありませんか?(XFILE)
A

送受信タイプ(TYPE=パラメータ)に関係なく、重複していても問題ありません。

Q
1つのXLINKマクロ配下で、ファイル名が重複していても問題ありませんか?(XFILE)
A

送受信タイプ(TYPE=パラメータ)が異なる場合、重複していても問題ありません。

送受信タイプが同じ場合、以下のような動作となります。

  • 2次(発信)局の場合

    STARTコマンドに指定したデータIDに紐づいたファイル名で伝送処理を行います。

  • 1次(着信)局の場合

    制御マクロの定義順にファイル名を検索し、最初に合致したファイル名のXFILEマクロ情報を参照するため、意図した伝送処理ができない場合があります。

Q
XFILEマクロにMODE=Tを指定した場合の透過モードとは何ですか?(XFILE)
A

カタログ処理で登録したデータ内容を、別の文字コードに置き換えることなくそのまま送信することです。

なお、MODE=Tを省略した場合でも、透過モードとして処理を行います。

システム関連

Q
PTFを適用します。現在導入しているバージョンに影響がありますか?
A

影響はありません。

「PTF適用により影響が発生した」という報告は受けていません。

Q
CPUを更改します。現在導入しているバージョンに影響はありますか?
A

CPUに依存していないため、影響はありません。

Q
EDI-Master B2B for Mainframeの各バージョンが動作できる、ホストOSのバージョンを教えてください。
A

以下のとおりです。

V4.40-01 z/OS V1.7~V2.4

V5.01-01 z/OS V1.8~V2.4

V6.00-00、V6.00-01 z/OS V1.13~

V6.1.0   z/OS V2.1~

Q
オンラインを再起動する際の注意点はありますか?
A

  • サイクル番号を使用している場合、リセットされます。

    サイクル番号を継続して使用したい場合、日時指定の「CYCLE」コマンドを入力して復元してください。

    なお、DATE=パラメータ使用時は、復元したい日時を含む状態のコントロールファイルが必要です。

  • カタログ後送信(FILE=パラメータ、XMIT=パラメータ)のディスパッチ定義で、カタログ後送信処理を実行する前にオンラインを終了した場合、オンライン再起動時にディスパッチ処理による伝送は実行されません。

    再起動時にディスパッチ処理による伝送を実行したい場合、再起動する前に次のユーティリティ処理を行ってください。

    RECOVERY DISPATCH=RESET

    RECOVERY DISPATCH=RESET処理は、FILE=パラメータとXMIT=パラメータで指定したファイルが同一の場合のみ有効です。

  • 条件が時間指定のみのディスパッチ定義がある場合、ディスパッチ処理が実行されることがあります。

    再起動した時刻がディスパッチ定義の指定時間を過ぎていると、ディスパッチ処理が実行します。

    ディスパッチ処理を実行させたくない場合、再起動の直後にオンラインコマンドである「DISPATCH,STOP」コマンドを入力して、該当のディスパッチ処理を停止してください。

    「DISPATCH,STOP」コマンドの詳細については、「ユーザーズ・ガイド」の[Ⅲ リファレンス編]-[4-10 DISPATCHコマンド]を参照してください。

  • オンラインコマンドで動的に変更した場合、動的に変更した設定が初期化されます。

    再起動する前に、制御マクロの設定を修正するか、再起動後に再度オンラインコマンドで動的に変更してください。

Q
うるう年に伴う影響はありますか?
A

うるう年による影響はありません。

また、うるう年に伴う対応は不要です。

Q
バージョンアップ作業において、旧バージョンで使用していたコントロールファイルとデータファイルをそのまま新バージョンへ継承することは可能ですか?
A

そのまま新バージョンへ継承することはできません。

以下の手順で継承できます。

  • 旧バージョンで、プロテクト処理を実行してファイルをバックアップ
  • 旧バージョンで、スクラッチ(ACTION=ALL)処理を実行
  • 新バージョンで、1のプロテクト処理でバックアップしたファイルをインプットデータとして、リストア処理を実行
  • 各処理においてコンディションコードが0で終了して、正常終了したことを確認してください。

    コンディションコードが0以外の場合、エラー原因確認のうえ、再度実行してください。

Q
導入バージョンにおいて何らかの不具合により元のバージョンへ戻す場合、導入バージョンで作成した送信および受信ファイルを継続して使用することは可能ですか?
A

継続して使用することはできません。

導入バージョンで処理されていなかった未送信および受信済みファイルについて、同じコントロールファイルを使用する場合、以下のように処理してください。

  • 未送信ファイル(TRS-WAIT)

    元のバージョン環境でカタログ処理を実行して再登録してください。

  • 受信済みファイル(RCV-WAIT)

    導入バージョン環境でアンカタログ処理を実行して取り出しておいてください。

なお、導入バージョンで使用していたコントロールファイルをそのまま利用する場合、導入バージョンでアンカタログ処理を実行した後、スクラッチ(ACTION=ALL)処理を実行して導入バージョンのデータをすべて削除してください。

ユーティリティ

Q
XFILEマクロのLRECL=パラメータの値にあっていない入力ファイルをカタログしないようにできますか?
A

XACTIV2マクロでOPT=パラメータに「INDCB」を指定すればカタログ処理を開始する際にDCBの検査を行い、一致しなければカタログ処理を中断します。

Q
XFILEマクロのLRECL=パラメータ値にあっていない出力ファイルにアンカタログしないようにできますか?
A

XACTIV2マクロでOPT=パラメータに「OUTDCB」を指定すればアンカタログ処理を開始する際にDCBの検査を行い、一致しなければアンカタログ処理を中断します。

Q
オンラインコマンドでのファイルパスワード変更により正常終了した受信ファイルに対して、アンカタログ処理を実行するとDEXM813Iのエラーになるのはなぜですか?
A

アンカタログJCLに指定した制御マクロにおいて、正常終了した受信ファイルのファイルパスワードが変更前の定義になっているためです。

以下のいずれかの方法で対応してください。

  • 制御マクロのファイルパスワードを変更して、再度アンカタログ処理を実行してください。
  • オンライン用制御マクロとは別にファイルパスワードを変更した制御マクロを用意し、再度アンカタログ処理を実行してください。

なお、XACTIV2マクロにOPT=NOPASSを指定するとパスワードのチェックは行わないので、エラーにはなりません。

Q
コード変換はできますか?
A

カタログ処理、およびアンカタログ処理において、CODE=サブパラメータを指定すると1バイト文字に限り変換が可能です。

文字コードの変換対象は、EBCDICコードとJISコードのみです。

Q
XMITUTL処理で、ファイルステータス「TRS-END」のファイルが作成されません。
A

XMITUTL処理は、ファイルステータス「TRS-WAIT」のファイルを「TRS-END」に変更する機能です。

「TRS-WAIT」のファイルが存在しない場合、DEXM812Aのエラーとなります。

コマンド

Q
CNTLコマンドまたはMODIFYコマンドで動的にNEST=パラメータを「YES」に変更後、アンカタログ処理を実行すれば、その時点で存在する取り出していないすべての受信データファイル(RCV-WAIT)を取り出せますか?(CNTL,MODIFY)
A

すべての受信データは取り出せません。取り出されるのは1件のみです。

アンカタログ処理およびXMITUTL処理には、動的に変更したNEST=パラメータ値は反映されません。

Q
CNTLコマンドまたはMODIFYコマンドで動的に変更されたパラメータ値は、ユーティリティ処理や運用管理システムで反映されますか?(CNTL,MODIFY)
A

オンラインコマンドにより動的に変更された設定は、起動中のオンラインでのみ有効で、ユーティリティ処理や運用管理システムには反映されません。

Q
回線OPEN中に、CNTLコマンドでXLINEマクロのPORT=パラメータ値を動的変更しても、変更した値が反映されないのはなぜですか?(CNTL)
A

PORT=パラメータの設定値を使用するのは、回線をOPENするときだけです。

変更した値を反映させるには、対象の回線をCLOSEした後、再度OPENしてください。

Q
カタログ件数が6桁しか表示されませんが、1,000,000件以上のレコードをカタログした場合、通信はできますか? (QCNTL)
A

通信できます。

また、「QCNTL,K=」コマンドを入力すると8桁で表示します。

詳細については、「ユーザーズ・ガイド」の[Ⅲ リファレンス編]-[4-8 QCNTLコマンド]を参照してください。

Q
伝送中に「CYCLE,RESET」コマンドを入力するとサイクル番号はどうなりますか? (CYCLE)
A

サイクル番号はリセットされます。

伝送中の処理が正常終了すると、次回伝送時のサイクル番号が「2」になります。

伝送中の処理が異常終了すると、次回伝送時のサイクル番号が「1」になります。

例:サイクル番号「3」で伝送中の場合

伝送中に「CYCLE,RESET」コマンドを入力し、伝送処理が正常終了すると、次回伝送時のサイクル番号は「4」ではなく「2」となります。

Q
CLOSEコマンドを入力しましたが、すべての回線のCLOSEが完了するまでに時間がかかったのはなぜですか?(CLOSE)
A

EDI-Master B2B for MainframeとUST間のコネクションがすでに切断されていることが考えられます。

EDI-Master B2B for MainframeとUST間にFirewallが存在する場合、Firewallでの無通信タイムアウトにより、コネクションが切断された可能性があります。

Firewallの無通信タイムアウトは、オンラインを使用する運用において発生する無通信時間より大きくしてください。

  • USTは、セイコーソリューションズ株式会社製マルチプロトコルコンバーター USTシリーズです。

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