AVEVA Application Server
産業オートメーション向けIoTソフトウェア プラットフォーム
AVEVA独自の分散コンピューティング フレームワークにもとづくサーバー製品。SCADAやMESなど多くのAVEVA製品の実行基盤を提供します。
システムの概要
AVEVA Application Sever(アヴィバアプリケーションサーバー)は、AVEVA System Platform の中でも最も重要なソフトウェアで、AVEVA 製品をベースとした産業オートメーション システムを構築するための中心となるサーバー製品です。
AVEVA Application Server の根幹にあるのは設備や機能などのモデル化概念をベースとしたシステム構築で、これを導入することでシステムの開発、導入、実行、保守といったすべてのフェーズで高い効率性と TCO の削減を実現することができるようになります。
このような課題をお持ちのお客さまは、私たちに、ご相談ください
このような課題を解決
- データ点数が多く複雑な大規模システムでも、効率的に開発や管理ができる仕組みがほしい。
- アプリケーション資産の標準化を図って再利用性を高めて、システム開発変更にかかるコストを抑えたい。
- システムの稼働を止めたくない。操業中の可用性確保はもちろん、メンテナンス時もできれば全停止は避けたい。
特長
拡張性・保守性に優れたオブジェクト指向ベースでの開発
- 従来のタグ変数中心ではなく、設備・機器等を「オブジェクト」として定義・管理します。オブジェクトは各種属性(プロパティ)や機能(スクリプトやグラフィック)などを持つものとして実装されます。
- オブジェクトは親子関係を持ち、親の機能が子に継承されるとともに、子側で独自の拡張を実装することもできます。これにより、オブジェクトの効率的な開発や変更が可能になります。
分散コンピューティングによる堅牢かつ柔軟なシステム実行環境
- オブジェクトをネットワーク上の実行ノードへ遠隔で配置(=デプロイ)することでアプリケーションを実行します。
- 遠隔からのオブジェクトの追加・変更や配置変え(=拡張や分散)が可能です。この際にシステム全体を止める必要はありません。
- システムは共通名前空間を持ち、クライアントはデータの在り処を意識することなく、いつでもどこからでも必要なデータにアクセスできます(データアクセスの透過性)
機能
統合開発環境(IDE)による開発
SCADAシステムの構築に必要な機能を設定できます。
(例)
- I/Oマッピング設定 ・内部変数定義
- アラーム条件の設定 ・AVEVA Historianへの履歴保存設定
- セキュリティ設定 ・スクリプト記述
- グラフィック割当て ・エンジンの冗長設定
スクリプトの実装
- 独自関数に加えて、Windowsの.NETライブラリーも利用可能です。
- AVEVA InTouch HMIとの互換関数により、AVEVA InTouch HMIからの移行をスムーズに行えます。
オンラインでのデプロイ/アンデプロイによる遠隔管理
IDEで開発したオブジェクトを遠隔でランタイム用コンピューターへ配置(=デプロイ)することでアプリケーションを実行できます。
冗長・高可用構成のサポート
オブジェクト実行エンジンや通信サーバー、AVEVA Historianを冗長構成にして、システム全体の可用性を確保することができます。
稼働環境・ご購入について・サポート
OS対応表/データベース対応表/推奨ハードウェア環境
ご購入について
サポート
AVEVA製品のFAQやパッチを公開しています。
関連製品・オプション
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キヤノンITソリューションズ株式会社(製造・流通ソリューション事業部門) 製造ソリューション事業部