産業システム用 高速時系列データベース

操業現場の膨大な時系列データの高速収集と蓄積に特化した「プロセス ヒストリアン」。
IoTシステムに必要不可欠で堅牢なデータストアシステムを短時間で立ち上げられます。

AVEVA Historian の位置づけ

産業システム用に開発されたデータベースで、時系列データの管理に特化しています。
データベース システムとして最も一般的で高い汎用性を持つ「リレーショナルデータベース(RDB)」と、高速大容量データの処理に優れ、昨今のビッグデータなどへの要件を背景に台頭する「NoSQL」の両方の特長を有していると言えます。
SCADAやPLCなどへの接続性や、時系列データ活用の利便性に優れているため、産業システム用のデータベースとして最適な選択肢です。

  • 膨大な操業データを一括管理できる仕組みがほしい。
  • なるべく手間やコストをかけずに、すばやく収集を開始して効果を見極めたい。
  • いろいろなクライアント ソフトを使ってデータを活用したい。
  • Microsoft SQL Serverと連携したアーキテクチャ
    データ管理や検索でSQL Server の汎用性を活用できます。

    高速・大容量データの管理に特化
    操業データをSQLは経由せず、OPCなど通信サーバーから直接取り込んで、独自ファイル(ヒストリーブロック)に蓄積します。

    データベースやSQLの知識は不要
    インストールするだけでデータベースや必要な要素が自動作成されます。

    すばやいシステムの立ち上げが可能
    最低限必要な設定は収集マスターの登録のみ。すぐにデータ収集と蓄積を開始できます。

Historianへのアラーム/イベント蓄積

Historianへのアラーム/イベント蓄積

v2020までは、HistorianへはApplication Server/OMIのアラーム/イベントを蓄積できましたが、v2020 R2ではInTouch HMIのアラーム/イベントも直接Historianへ蓄積できるようになりました。従来、InTouch HMIではHistorianとは別のデータベースにアラーム/イベント履歴を蓄積していましたが、新たな機能によりすべての履歴データをHistorianで一括管理することで、データ管理をより効率化できるようになりました。

工学単位の動的変換

工学単位の動的変換

例えば 摂氏°C ⇔ 華氏°F や センチメートル⇔インチなどの異なる単位体系、またはセンチメートル/メートル/キロメートル などの桁数による単位体系など、異なる工学単位での表示を動的に切り替えることができます。従来、そのような単位ごとに個別に必要だったタグ変数を集約できるようになるほか、グローバル化におけるシステムの海外展開においても共通のアプリケーションを利用できるなど、アプリケーション資産の効率化に役立てることができます。

多彩なデータソースに対応

多彩なデータソースに対応

・AVEVA製品
 AVEVA Operations Management Interface(旧InTouch OMI)
 AVEVA InTouch HMI、AVEVA Edge(旧InTouch Edge HMI)
 AVEVA Application Server、AVEVA Historian(第一階層)
・通信ドライバー
 OPC、SuiteLink、DDEなど
・CSVファイル
・AVEVA InTouch HMI履歴ログ ファイル
・SQL(Insert/Update)
・独自プログラム(Historian SDK経由)

収集マスターの簡単登録

収集マスターの簡単登録

・AVEVA InTouch HMI用のタグ変数インポート機能を装備
・AVEVA Operations Management Interface/AVEVA Application Severや
 AVEVA Edgeのタグ変数は自動登録のため操作不要
・テキスト ファイルによる一括登録も可能

データ蓄積モードを指定可能

・タグやグループ(トピック)ごとに指定可能

 Cyclic:一定周期(周期は指定可能)
 Delta:データ変化時(デッドバンドで調整可能)
 Delta-“Swinging Door”:データ変化率
 Forced:受信データすべて意識せず利用可能

サマリーデータの同時蓄積

・データソースからの通常の逐次データに加えて、集計データも同時に蓄積
【集計】最小、最大、平均、標準偏差、積分、最初、最後
・これにより、長期間データのクエリー所要時間を大幅に削減。検索速度の向上を実現。

シンプルなデータ管理

・履歴データ(ヒストリー ブロック)は日ごとのフォルダー単位で管理
・バックアップ/リストアはWindowsエクスプローラーなどで可能
・保存先はローカルだけでなく、ネットワーク フォルダーにも分散可能

階層機能によるエッジコンピューティング対応

・第一階層(エッジ)が現場レベルのデータ収集とサービスを提供
・第二階層(クラウド)に抽出・集計データを集約して、上位管理部門でのデータ分析に活用

汎用SQLクライアントでのデータ利用が可能

汎用SQLクライアントでのデータ利用が可能

AVEVA HistorianはSQL Serverのデータベースとしてアクセス可能
【利用可能クライアント例】
・AVEVA Historian Client、AVEVA Historian Cleint Web等
・Microsoft Excel
・各社BIツール
・OLE DB/ODBCに対応した独自SQLクライアント

拡張SQLによる時系列データの検索

・時系列データを加工する検索モードを多数用意
 Transact-SQLを拡張した独自検索構文として実装
・AVEVA Historian Clientを使えば、拡張SQL文を意識せず利用可能

OS対応表/データベース対応表/推奨ハードウェア環境

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