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「設計・製造ソリューション展(DMS)」に出展 キヤノンのMRシステム「MREAL」を活用したソリューションを紹介ニュースリリース

更新日:2022年4月5日

2022年3月4日

キヤノンITソリューションズ株式会社


キヤノンは、2022年3月16日(水)から18日(金)まで、東京ビッグサイトで開催される「設計・製造ソリューション展」に出展し、現実世界と3D CGをリアルタイムに融合するMR(Mixed Reality:複合現実)の最新ソリューションを展示します。

キヤノンブースイメージ図
キヤノンブースイメージ図

キヤノンの「MREAL(エムリアル)」は、ビデオシースルー方式※1により、現実世界とCG映像を違和感なく融合し、あたかも目の前で現実に存在しているかのような臨場感を提供するMRシステムです。会場では製造業をはじめとしたさまざまな業種における課題を解決するMREALのソリューション紹介とMREALシリーズ最小・最軽量の「MREAL S1」を活用した体験デモ(要予約)を行います。

進化したキヤノンの「MREAL」を用いた体験デモ

細部まで表現することができる精密な「MREAL」の描写力により、デザインや意匠を立体イメージで繰り返し評価することを可能とし、検討にかかる時間を短縮することでアジャイル型開発を支援する「デザイン検証デモ」を実施します。また、CAD画面では把握しにくいサイズ感を実物大で体験できるとともに、その様子を第三者が観察することで、本人が気づかないリスクの検証もできる「作業性検証デモ」も会場で体験できます。光学技術と映像技術を結集した「MREAL」により、幅広い設計・製造分野にソリューションを提供します。

小型・軽量化により多様なビジネスへの活用を実現した「MREAL S1」

「MREAL S1」(2021年2月発売)は「MREAL」シリーズ最小・最軽量となる、大きさ約186(幅)×250(奥行)×138(高さ)mm※2、質量約338g(ヘッドマウントユニット含む、ディスプレイ部のみの質量は約137g)の実現により、使用時の負担を軽減し快適な装着感を実現します。また、人間工学に基づき設計したヘッドマウントユニットは、頭を傾けるような体勢でも安定して快適に使用でき、着脱や調整も容易です。快適な使用を実現する小型・軽量化と装着感の向上に加えて、ポータビリティーの向上により多様なビジネスの現場での活用が可能です。

  • ※1
    ヘッドマウントディスプレイに内蔵されたカメラのCMOSセンサーが捉えた目の前の映像(現実映像)と仮想空間の3D CG映像(仮想映像)をコンピューターでリアルタイムに合成し、ヘッドマウントディスプレイに表示する方式。
  • ※2
    折り畳み時の大きさ。ディスプレイ部のみの大きさは約154(幅)×37(奥行)×74(高さ)mm。

設計・製造ソリューション展(DMS)開催概要

会期 2022年3月16日(水)~3月18日(金)10:00~18:00
※最終日は10:00~17:00
会場 東京ビッグサイト
主催 RX Japan株式会社
入場方法 招待券持参者無料(招待券持参でない場合は入場料5,000円/人)

主な展示内容

展示製品

MREAL S1
MREAL S1

体験デモ

デザイン検証デモ

CGを実寸大で表示しデザイン検証
CGを実寸大で表示しデザイン検証

実空間において、デザイン案を実寸大で表示しながらさまざまな角度で確認ができるため、検討の早い段階において、実物評価に近い検討が可能となります。その結果、品質の向上やコスト削減への貢献が期待できます。デモでは、車の3D CGを実寸大で表示し、表示切り替えによる何パターンものボディーカラー確認や、内外装のデザイン検証を体験できます。

作業性検証デモ

CGと現物を組み合わせて作業性検証
CGと現物を組み合わせ

試作などを行う前に、3D CADデータを活用して作業空間を再現することで、作業性の検証および安全性が確認できます。これにより、早期の市場投入や労働災害の減少などの効果が期待できます。デモでは、3D CGの生産設備に手持ちの工具を配置することで設計や作業姿勢を検討し、設備を導入する前に作業イメージを掴むことや、遠隔地と双方向で検証するイメージも体験できます。

体験デモ予約

イベントは終了しました

ご参考:MR(Mixed Reality)技術について

MR(Mixed Reality)技術について

「MREAL」について

「MREAL」の詳細は、ホームページをご参照ください。

「MREAL S1」の技術動画

「MREAL S1」の技術動画を公開しております。製品の特長について分かりやすく解説しています。

関連情報

関連するソリューション・製品

MRソリューション
現実空間に、開発中の新型車や建設予定の建物が、実際に目の前にあるかのように現れます。
キヤノンが開発したMRシステム「MREAL」は、現実映像とCGを違和感なく融合し、自由な視点から体験できる映像技術です。
光学技術と映像技術を結集した「MREAL」により、幅広い分野にソリューションを提供しています。
MREAL Display
1997年から開発がスタートし、これまでの様々なユーザーニーズの変化に応えて改良され、用途に合わせた2つの機種をご用意しています。
MREAL Platform
MREAL Platformは、MREAL対応表示アプリケーションとMREAL Display、その他デバイスを接続するMREALの基盤となる専用ソフトウェアです。位置合わせに必要な位置姿勢情報、センサシステムとの連携、カラーマスキングなど、システムの各種設定を行います。
MREAL表示アプリケーション
MREALの表示には現実空間にCGを表示するためのMREAL対応アプリケーションソフトウェアが必要です。キヤノン製のMREAL専用アプリケーションに加え、各種3D-CADや3Dソフトウェアに対応可能なアプリケーションラインナップをそろえております。
MREAL Visualizer
MREAL Visualizerは現実映像に3D-CGを表示する専用ソフトウェアです。MREAL Display装着者の位置姿勢計測情報を元に、現実映像に3D-CGを合成します。
MR Plug-in for Unity
MRコンテンツ制作の作業効率を大幅に向上
多くの開発者に利用されているゲームエンジン「Unity」。
既存プロジェクトにインポートするだけで、Unityで制作した高精細3Dグラフィックスを手軽にMREAL用コンテンツに変換できます。
MREALの基本ソフトウェア「MREALプラットフォーム」の主要機能に準拠
自身の手を仮想画像上に重ねるハンドマスク機能、透明モデルを設定することで現実物体と仮想物体の位置関係を正しく重ね合わせるオブジェクトマスキング機能など、MREALならではの機能を標準的に活用できます。
XVL Studio Pro for MREAL
XVL対応ハイエンド3Dビューワ「XVL Studio Pro」のMREAL向け専用ソフトウェアです。
「XVL Studio Pro」が搭載する多彩な機能(工程機能・干渉チェックなど)で表示したデータをMREALで確認できるようになります。
仮想空間においてより現実的に、車、建設機械、造船等の大規模製品や製造設備のデザインレビュー、デジタルモックアップさらに作業環境の検証やメンテナンス作業の体験等が行え、製造業はもとより、建築、建設土木分野まで幅広い分野での活用が可能となります。
  • 実際の組立工程順と連動したバーチャル工程検討
  • 作業者の部品組み付け時に、動的な干渉チェックを仮想空間で実現
  • 3Dモデルへ検証結果を直接記録

販売元: キヤノンITソリューションズ株式会社
開発元: ラティス・テクノロジー株式会社

XVL Studio Hybrid for MREAL
点群データをそのままXVLとして取り込み活用可能な「XVL Studio Hybrid」のMREAL向け専用ソフトウェアです。点群を含む大容量の3Dモデルの検証がMR空間で行うことができます。
販売元: キヤノンITソリューションズ株式会社
開発元: ラティス・テクノロジー株式会社
人物合成映像システム

お客さまからのお問い合わせ先

キヤノンITソリューションズ株式会社 XR技術部
本ソリューションの導入のご相談・お見積りについては、下記よりお問い合わせください。
  • 電話番号:03-6701-3328(直通)
    • 受付時間:平日 9時00分~17時30分(土日祝休日と年末年始弊社休業日は休ませていただきます。)

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