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AltiZ高精度3Dプロファイルセンサ

デュアルカメラとシングルレーザーにより高精度な3D 構築を実現

AltiZは、Vision System Design 2020 Innovators Awards(3D Imaging部門)で受賞歴のある高精度な3Dプロファイルセンサです。このセンサの特長であるデュアルカメラとシングルレーザーの構成により、シングルカメラ構成でよく見られるスキャンギャップ(影)のような光学的な影響を大幅に低減できます。
センサ内にはZebra Technologies独自のアルゴリズムが組み込まれており、2台のイメージセンサから得たピクセルデータをスマートに統合または選択し、さまざまなタイプの信頼度の高い3Dデータ(個別プロファイル、深度マップ、点群)を自動的に生成します。

システムの概要

AltiZ

このような課題をお持ちのお客さまは、私たちに、ご相談ください

このような課題を解決

  • 画像処理構築に課題を抱える技術者の方

特長

  • Zebra Technologies独自アルゴリズムによりプロファイル、深度マップ、点群データを生成
  • GigE Visionインターフェース準拠によりAurora Imaging Libraryやサードパーティーソフトウェアと高い親和性
  • Power-over-Ethernet(PoE)対応による簡易な接続
  • IP67規格対応のアルミ製ハウジングとM12コネクタ装備により過酷な使用環境にも対応
  • Windows/Linux用*Capture Worksによる簡単セットアップ

こんなシーンでお使いいただけます

AltiZ利用シーン

仕様

プロファイル特性 1984点/プロファイル
下記、最大プロファイルレート表を参照
ネットワークインターフェース Gigabit Ethernet
データ/コマンドインターフェース GigE Vision 2.2 with GenDC 1.0
3D データ出力[SFNC/PFNC] プロファイル(RectifiedC/Coord3D_C16 or CalibratedABC_Grid/Coord3d_ABC32f)
深度マップ(RectifiedC/Coord3D_C16)
点群(CalibratedABC_Grid/Coord3D_C16)
デジタルI/O 24V絶縁入力 4点
インクリメンタル型エンコーダ(A,B出力)
フレームトリガー
プロファイルトリガー
24V絶縁出力 2点(最大5KHz)
フレームトリガー
プロファイルトリガー
電源入力 PoE(IEEE 802.3af Class5)、24V
コネクタ M12-X 8ピン:ネットワークインターフェースおよび電源入力
M12-A 12ピン:デジタルI/Oおよび外部電源入力
インジケータLED 電源、ステータス、レーザー、ネットワーク速度
消費電力 12W (0.5A@24V)
寸法 233 x 121 x 48 mm
重量 1.5 Kg
動作温度 0℃ ~ 45℃
冷却方式 自然対流
認証 電磁適合性 47 CFR Part 15 Class A
ICES-001 Class A
EN 55011/EN 61326-1 industrial environment, Class A
電気的安全性 CAN/CSA-C22.2 No. 61010-1-12, UL Std. No. 61010-1 (Third Edition)
保護等級 IP67 as per IEC 60529:1989+AMD1:1999+AMD2:2013
危険警告ラベルの提示 AZ1D4SR CLASS 2M (645-665nm, 9mW)
AZ1D4SB CLASS 2M (400-410nm, 8mW)
AZ1D4MR / AZ1D4LR CLASS 3R (645-665nm, 25mW)
対応ソフトウェア Aurora Imaging Library X
Aurora Design Assistant X

モデル・ラインナップ

特徴/モデル AZ1D4SR AZ1D4SB AZ1D4MR AZ1D4LR
レーザー光 赤(660nm) 青(405nm) 赤(660nm) 赤(660nm)
ワークディスタンス 100mm ~ 100mm ~ 185mm ~ 160mm ~
Z方向距離 70mm 70mm 225mm 385mm
Z方向解像度(近・遠) 4-8um 4-8um 9.5-34um 10-89um
X方向視野(近・遠) 55-75mm 55-75mm 85-165mm 110-310mm
X方向解像度 38um 38um 82um 157um
  • 値は概算値であり、特定のモデルの3Dセンサ間で若干異なる場合があります。Z解像度の値には、サブピクセル処理が含まれておりが、効果は撮像条件に依存します。後段の表面解析では、解像度の[さらに]小数点の精度を取得できます。

ソフトウェア環境

Aurora Imaging Library X, Aurora Design Assistant X

AltiZは、Aurora Imaging Library Xと高い親和性があります。 このツールは、画像のキャプチャ、処理、分析、表示、アーカイブが実行できる対話型ソフトウェアとプログラミング関数を備えています。詳細については、Aurora Imaging Library Xのデータシートをご参照ください。 3Dセンサは、Aurora Imaging LibraryをベースにしたWindows統合開発環境であるAurora Design Assistant X とも連携できます。 ビジョンアプリケーションは、フローチャートの作成とWEBページで作成するHMIから構成されます。 詳細については、Aurora Design Assistant Xのデータシートをご参照ください。AltiZは、GigE Vision規格、GenICam GenDC仕様、およびGenICam PFNC 3Dピクセルフォーマットをサポートするビジョンソフトウェアと互換性があります。

Aurora Capture Works

Aurora Imaging Libraryには、Aurora Capture Worksツールが含まれています。このツールは、お客様がAltiZやGenICamベースのインターフェースを使用したカメラやデバイスへ接続を簡単に確認でき、カメラやデバイスからのデータ取得や設定、 テストを行うことが出来るインタラクティブなユーティリティです。Aurora Capture Worksには、ピーク(レーザーライン)抽出の調整、スキャンボリュームの設定、デバイストリガーの設定などAltiZ固有のビューが搭載されています。

Aurora Capture Works 画面例

Aurora Capture Works 画面例1
Aurora Capture Works 画面例2

部品スキャンサンプル

AltiZは、1ユニットに2台のカメラと1台のラインレーザーを内蔵した3Dプロファイルセンサです。

カメラ1台のセンサより高スキャン精度の点群が得られます。黄色一色の部分は対向した2台のカメラでスキャンした点群です。

部品スキャンサンプル