モビリティ組込みソリューション・車載ソフトウエア開発支援
SDV時代のモビリティ開発を、構想から実装まで共に進めるパートナー
キヤノンITソリューションズは、1980年代の車載故障診断機開発を起点に、ECUからクラウド連携までモビリティ向けソフト開発支援を拡大してきました。近年はCASEとSDV化により高度化・大規模化が進む一方で、同時に全体最適設計や品質・トレーサビリティ確保の負荷増大が課題となっています。当社はこれまでの実績で培った知見を基に、構想から実装・品質確保までを一体で捉えたDXソリューションを提供し、お客さまの開発課題解決をご支援します。
私たちの強み
SDV時代を支えるモビリティソリューション
車載ECUからクラウド、データ活用、開発プロセスまでを一体で捉え、モビリティの価値創出を支える。
SDV / 車載ECU / クラウド / IoT / データ活用
変化に強いモデルベース開発基盤
要求・設計・実装・検証をモデルでつなぎ、複雑化する開発の手戻り抑制とトレーサビリティ確保を支える。
MBSE / MBD / MILS / SILS / HILS / トレーサビリティ
多様な車載基盤技術と実装力
AUTOSARを中核に、ECU実行基盤からアプリケーション統合まで、標準化時代の車載ソフトウェア実装を支える。
AUTOSAR CP/AUTOSAR AP/ 組込みLinux / マイコン基盤 / ECU / インテグレーション
再現性のある品質を支える方法論
実地で磨いた方法論と品質基盤により、属人化に頼らない開発と安定した品質確保を実現する。
DRBFM / A-SPICE / ISO 26262 / ASIL / FTA / セキュリティ
まずはお気軽にご相談ください
要件整理から設計・実装・検証まで、モビリティ領域のソフトウェア開発を一貫した支援体制でサポートします。まずはお気軽にご相談ください。
SDV時代のモビリティソリューションの全体像
キヤノンITSのモビリティソリューション
SDV(Software Defined Vehicle)時代のモビリティでは、個別技術や単発の開発対応だけではなく、 車両・ソフトウェア・データ・開発プロセスを含めた全体構造としての設計と実装が重要になります。 キヤノンITソリューションズでは、モビリティDXを「特定の技術」ではなく、 価値創出から実装、そしてそれを支える基盤までを含めたソリューションとして捉え、 以下のようなレイヤ構造で体系化しています。

特長・ポイント
当社のモビリティソリューションの特長となる技術や取り組みをご紹介します。
MBSE:複雑化する開発を支援する基盤技術
多様な要求をつなぎ、開発全体を最適化
近年、モビリティ領域におけるソフトウェア開発では、システムの複雑化や開発規模の拡大に加え、品質要求・トレーサビリティ要求の高度化、A-SPICE監査プロセスへの適合など、多様な要求への対応に直面しています。

キヤノンITソリューションズは、こうした複雑な要求を整理し、要件・プロセス・アーキテクチャをつなぐMBSE(Model-Based Systems Engineering)の導入・推進を通じて、お客さまの開発基盤づくりを支援します。
MBD:上流工程からリスクの先送りを防ぐ
シミュレーションによる早期課題検出
上流工程でシステム仕様・制御仕様をモデル化し、シミュレーションによって課題を早期に発見。要求→アーキテクチャ/設計→モデル→実装コード→テストまでを双方向トレーサビリティで一貫管理することで、変更の影響範囲を即座に把握します。これにより、下流工程での手戻りを抑制し、検証効率と品質の作り込みを両立。キヤノンITソリューションズは、こうしたMBD(Model-Based Development)の導入・推進を通じて、開発期間・コストの大幅削減に貢献します。

上流設計から検証まで一貫して支えるワンストップエンジニアリング
キヤノンITソリューションズは、2016年からモビリティ業界におけるMBSE/MBD推進を支援してきた知見を活かし、上流から下流まで一貫したエンジニアリングサービスを提供します。お客さまの課題や開発期間・コストなどの制約を踏まえ、導入目的や適用範囲をともに見極めながら、最適なメニューをテーラリングして提案します。

おもなMBSE/MBD案件の対応実績
- 国内OEM様向け車体電装制御機能のSDVアーキ移行開発
- 国内Tier1サプライヤ様向けADAS機能開発
- 国内建機メーカ様向け制御ソフトウェア開発
お客さまの声
社内でMBSE推進の号令がかかり、MBSEが得意なベンダに外注してSysMLによるシステム仕様は定義されたが、制御仕様への落とし込みやシミュレーションにどのようにつなげればよいのかわからずに途方に暮れていた。キヤノンITSに参画してもらってからは、上流から下流までシームレスに工程がつながるようになり、大変助かった。
開発環境チームの進捗が芳しくなく、SILS環境構築に着手できず困っていた。キヤノンITSの提案により、当座の目的を達成可能な簡易的なGUIを備えるミニマムなSILS代替環境を構築することで外部要因による悪影響を最小限に抑制し、開発を進めることができた。
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AUTOSAR
標準化時代に応える車載ソフトウェア開発
車載ソフトウェアの重要性が高まり、AUTOSARの採用が本格化する中、キヤノンITソリューションズは2016年からAPTJ社への出資および社員出向を通じて、いち早くAUTOSAR技術の習得と知見の蓄積を進めてきました。2018年の事業化以降、培った技術と品質を基盤に、車載ソフトウェアの標準化と品質向上を支えるソリューションを提供しています。
AUTOSAR領域における当社の強み
- 大手OEM・Tier1のお客さまへの豊富な支援・開発実績
- 要件定義からテスト(評価)まで一貫対応できる開発体制
- PoCから量産開発までの幅広いプロジェクト実績
- AUTOSAR Classic Platform(CP) / AUTOSAR Adaptive Platform(AP) 対応
拡大を続けるAUTOSAR事業
当社のAUTOSAR領域は、2020〜2025年で売上が3.8倍となる高い成長を続けています。SDV時代の到来にともなうAUTOSARの需要拡大を背景に、今後もさらなる事業成長を見込んでいます。
AUTOSAR標準化メリットを最大化し、確かな顧客価値を提供
AUTOSAR導入/AUTOSAR準拠アプリケーションの開発を幅広く支援します。
複数AUTOSARベンダー製品に対応可能
各ベンダーの特性を踏まえた比較検討や最適な選定提案に加え、OEMやお客さまから指定されたベンダー/ツール要件にも柔軟に応えます。プロジェクト初期から量産フェーズまで一貫した開発支援を通じて、高品質かつ柔軟なソリューションを提供します。

AUTOSARとは?
AUTOSAR(AUTomotive Open System ARchitecture)は、欧州の自動車メーカーを中心に策定された、車載プラットフォームの国際標準規格です。日本および北米でも採用が加速し、2025年現在では350以上の開発パートナーシップが参画しています。
AUTOSAR採用のメリット
従来の車載ソフトウェア開発では、ハードウェアごとに最適化された個別開発が主流でした。AUTOSARの採用により、ハードウェアに左右されないアプリケーション実装が可能となり、より柔軟で持続的なソフトウェア開発基盤を実現します。
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IoT
モビリティはつながることで進化する時代へ
車両とクラウド、そしてさまざまなサービスが連携することで、モビリティは「移動手段」から、新たな価値を生み出すプラットフォームへと進化しています。その中核を担うIoT技術が、次世代のモビリティ開発を支えています。
次世代のモビリティ開発をワンストップで支える
私たちは、車載システム開発とクラウド開発で培った技術・知見・実績を融合し、モビリティ領域のIoTソリューションを提供します。車載デバイスとクラウド基盤、さまざまなサービスをつなぎ、データの収集・分析・可視化を通じて、モビリティサービスの高度化に貢献します。さらに、車載デバイス連携からクラウド構築、Webアプリ開発、運用・保守までをワンストップで提供し、お客さまの課題解決と新たな価値創出を支えます。
事例紹介
カーナビゲーションデータ連携
ビッグデータをリアルタイムな価値に変換
カーナビから収集される位置情報や車両情報などのビッグデータを、高可用性・高処理性能※を備えたプラットフォーム上でリアルタイムに処理・蓄積。そのデータをカーナビをはじめ多様なサービスと連携させることで、リアルタイム交通情報の配信やMaaS領域における新たな価値の創出を支え、社会課題の解決に貢献します。
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※
同時データ送信台数 数万台の実績あり
故障診断システム
車両状態や故障を見える化
車両搭載システムのデータを、J2534準拠デバイスを接続したPCを介してクラウドに収集し、各種アプリケーションと連携することで、車両状態をリアルタイムに把握。さらに、診断プロトコル※を活用してDTCやFFDを解析し、故障原因の特定や適切な対応判断を支援することで、整備業務の効率化に貢献します。
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※
UDS (ISO 14229-1) 、OBD (J1979-1/-2) サポート実績あり
建設機器稼働情報収集
常時監視で保守計画の最適化
山間部など通信が不安定な環境下でも建設機器の稼働データを収集※1。膨大なデータ※2を高速解析・加工し、各種アプリケーションと連携することで、機器稼働のリアルタイム管理を可能にし、安全管理の高度化に貢献します。
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※1
衛星回線・携帯電話回線の通信方式に対応実績あり
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※2
数百万件/日 のデータ量の実績あり
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ECU開発支援
長年のECU開発で得た知見から基準化×運用化を実現、再現性のある品質を提供
キヤノンITソリューションズは、車載ECUのソフトウェア開発で培った実装・検証ノウハウに加え、変更点に着目した設計レビューや、潜在不具合の体系化、原因分析の構造化など、品質設計のノウハウを蓄積。こうした実践知を中核技術として、進化し続ける車載技術の品質を支えています。

変更点に着目、上流工程で見落としを防ぐ
変更点に着目した不具合の構造化とDRBFM等の活用で、見落としを防ぐ再利用可能な判定基準を構築します。
実装・検証の抜け漏れを防ぎ、品質を確かなものに
マイコン制御や車載通信など、ECU開発に共通する技術前提を深く理解。豊富な開発・検証経験をもとに、見落としのない実装・検証を実現します。
運用ルール/チェック観点を整備
運用ルールやテンプレートを整備し品質基盤を形式知化。属人化を排除し、開発の共通言語として定着させます。
お客さまの評価軸に沿った開発と提案
顧客評価軸で品質基盤を改善。柔軟な対応や積極的な提案を継続的に取り込み、現場を支える仕組みを磨きます。
持続的な進化を支える新たな取り組み
キヤノンITソリューションズは、車載ECU開発で培った品質づくりの知見を基盤に、新たな技術動向の研究と社内知見の体系化を推進。変化する車載技術にいち早く対応し、将来の開発領域にも柔軟に適用できる体制を整えています。
産学連携での技術獲得
大学主導のコンソーシアム活動へ参画し、次世代モビリティに関わる技術の獲得や人材育成、対外発信を継続的に推進。自動車の進化とともに広がる新たな社会価値を見据え、暮らしとの融合を支える技術力を磨いています。
OpenSDVInitiativeへの参加
名古屋大学主導のワーキンググループ活動に参画し、SDVに向けたビークルAPIなどの標準化動向を継続的に把握・整理。仕様策定や技術調査、開発環境整備に関する議論にも担当領域で参画し、次世代モビリティを支える技術知見の蓄積を進めています。
生成AIによる知見の体系化
これまで培った知見を全員が活用できるよう、生成AIを活用した基盤づくりを進めています。
組込み開発で求められる知識は、規格・標準、半導体仕様、法規制、さらには過去の設計判断や 現場の実践知まで、ますます広範かつ複雑になっています。キヤノンITソリューションズは、こうした属人化しやすい知見を生成AIによって体系化し、必要な情報を根拠とともに活用できる基盤づくりを推進。知識の継承強化、開発効率の向上、品質の安定化につなげています。

資料ダウンロード
| カテゴリ | 資料名 | 概要 | ダウンロード |
|---|---|---|---|
| 紹介資料 | AUTOSARシステムソリューション | AUTOSAR導入から設計・実装・統合まで幅広く支援し開発効率化と品質向上を実現します | |
| 紹介資料 | 車載ソフトウェアモデルベース開発 (MBD) |
部品の制御や運転支援の統合制御など、多様な車載制御のソフトウェア開発をMBDで支援します | |
| 紹介資料 | 車載プロセスサービス | Automotive-SPICEや機能安全規格に準拠し開発プロセスの標準化と効率化を支援します | |
| 紹介資料 | 車載セキュリティサービス | wolfSSL製品活用や規格対応で車載向けサイバーセキュリティ開発を包括的に支援します | |
| 紹介資料 | 車両データのIoT活用事例 | 高速データ転送基盤を活用しセンサ情報の可視化・加工・連携でIoT開発を幅広く支援します | |
| 紹介資料 | 空間認識への取り組み | 大学連携の共同研究・実証実験で得た経験を基に、空間認識について仕様検討の早い段階からご支援します |
組込み/AI映像検査・監視ソリューション 導入のご相談・お問い合わせ
キヤノンITソリューションズ株式会社 エンベデッドシステム事業部