in Campus Scan授業支援ソリューション

近年、教職員業務の長時間化が課題となっており、教育機関では教職員の業務分担や適正化、ITを活用した環境整備などさまざまな方策が検討されています。本システムは、採点済みの手書きの英数字を読み取り、学生情報のリストと照合させることで採点結果を自動集計し、成績処理の業務効率化を実現します。

「in Campus シリーズ」の中でも特に授業支援システム、LMSとのシームレスな連携が可能で、採点結果の集計から学生/生徒へのテストやレポートの返却まで、一連の工程を「in Campus LMS」上で実現することが可能になります。

間隔の詰まった文字、スキャン時のノイズやかすれた文字など、実運用でみられる読み取りにくい手書きデータについて、AIでの学習を蓄積することにより発売時（2018年6月）と比べOCR文字認識精度を大幅に向上しました。

ブラウザを利用して操作するため、専用の端末や特別なソフトウェアもいらず、また、スキャン用に特別な読み取り用フォームを必要とせず、スキャンするフォームの枠や位置を意識しないフリーフォームOCRにより、テストやレポートの「レイアウト解析」から「文字の認識・切り出し」を自動で行い、学生毎に採点結果を抽出します。

本ソリューションは、AI技術（ディープラーニング）を活用しOCRをベースに開発したクラウドサービスです。サーバ等の機材も必要なく、操作も簡単で、テスト・レポート等のフォーマットを登録し、採点後の用紙を一括でスキャンしてその画像データをアップロードするだけです。

テストやレポート等をスキャンした画像データから手書きの学籍番号やテストの採点結果を抽出し、テキストに変換します。テキストデータはエクセルファイルでダウンロードできるため、テストの集計や分析に利用できます。

一括でスキャンした画像データは文字を抽出してテキストへ変換するだけでなく、個別のPDFデータとファイルを生成します。PDFデータは簡単にダウンロードできるため、テストやレポート等を学生・生徒へ返却する際の事前準備が必要なくなります。

「in Campus シリーズ」 とキヤノンの複合機「 imageRUNNER ADVANCE」を連携することで、複合機から直接「in Campus LMS」^※へのアップロードが可能です。これにより採点結果の集計から学生・生徒へのテスト・レポートの返却までの一連の工程を「in Campus シリーズ」上で実現することが可能です。

独自に開発したOCR文字認識技術における特許を取得しました。この特許は、「in Campus Scan」に標準搭載しています。