このページの本文へ

みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社に「EDI-Master」シリーズを導入
メインフレームからのオープン化とEDI環境のIP網への移行を同時に実現
お知らせ

2025年3月14日

キヤノンITソリューションズ株式会社


キヤノンマーケティングジャパングループのキヤノンITソリューションズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:金澤 明、以下キヤノンITS)は、みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社(所在地:東京都千代田区、代表取締役社長:吉原 昌利、以下みずほリサーチ&テクノロジーズ)がファームバンキングを支えるEDI基盤のオープン化にあたり「EDI-Master」シリーズを採用し、メインフレーム上の既存システムの機能をオープン環境でも踏襲しながら、IP網への移行を実現させたことをお知らせします。

みずほリサーチ&テクノロジーズ様ロゴ

背景

みずほリサーチ&テクノロジーズは、みずほフィナンシャルグループの一員として、民間企業や官公庁/政府機関からの研究/コンサルティング依頼に対応するほか、みずほフィナンシャルグループ全体の情報戦略立案の支援やシステム構築/運用などを行っています。
みずほリサーチ&テクノロジーズには、全国銀行データ通信システムとのデータ伝送を行うメインフレームがあり、数多くの企業と金融機関との間のデータ伝送を支えていましたが、これをオープン化する必要 がありました。また、INSネット(ディジタル通信モード)のサービス終了の期日までに、通信環境を代替回線へ移行しなければなりませんでした。
これらの課題を解決するため、従来通りの機能を踏襲でき、全国銀行協会の定める手順によるデータ転送に対応するキヤノンITSの「EDI-Master」シリーズを採用しました。

導入効果

豊富な機能と柔軟なカスタマイズでスムーズなシステムのオープン化を実現

既存システムの機能の踏襲と、伝送記録に関するお客さまに欠かせない機能への要望にも柔軟に対応し、IP網へのスムーズな対応を含むシステムのオープン化を実現しました。

盤石な支援体制により安全なシステムの移行を実現

約2年にわたる長期の移行計画に対し、複数の手段を用いて対応窓口を設けるなど盤石な支援体制を構築し、金融機関のファームバンキングを支えるシステムの安心/安全な移行を実現しました。

展望

キヤノンITSは、これまで40年以上にわたりEDIシステムを提供してまいりました。その豊富な実績と知見を生かし、これからもお客さまのビジネスに寄り添った提案を行うとともに、高品質な製品とサービスを提供し続けることをお約束します。

「EDI-Master」の利用イメージ

「EDI-Master」の利用イメージ図

関連情報

関連するソリューション・製品

EDI-Master
レガシーEDI(JCA,全銀手順,全銀TCP/IP)から、インターネットEDI(JX手順、ebMSv2、ebMSv3、AS2、全銀TCP/IP手順(広域IP網)、Web)まで、様々な業種業界で利用されている、標準プロトコルに対応し、小規模~大規模のEDIまで対応するトータルソリューションをご提供致します。
EDI-Master B2B Standard
EDI-Master B2B Standard(B2B Standard)は、複数の通信プロトコルに対応したマルチプロトコルEDIサーバーです。
企業間EDIで多く利用されているプロトコル(全銀TCP/IP手順)、インターネットEDI主要プロトコル(ebMSv2[ebXML MS 2.0]・JX・AS2)、FTP、SFTP、メールプロトコル(POP3・SMTP)、ZEDI(JX)の中から必要な機能を選択し利用することができます。
稼働環境は、WindowsとLinuxに対応しています。
仕入先・取引先との受発注や、倉庫・物流会社との間の物流指示、金融機関との接続など、EDI接続が必要な幅広い場面に包括対応でき、仮想化対応や分散運転にも対応しており、堅牢なEDIシステムを構築できます。
「EDI-Master B2B for TLS」と連携することで、「全銀協標準通信プロトコル(TCP/IP手順・広域IP網)」にも対応できます。 一般社団法人 情報サービス産業協会(JISA、現在はJiEDIA)主催の相互接続試験において、他社製品・サービスとの相互接続を確認済みのため、安心してご利用いただけます。
EDI-Master JS Enterprise
EDI-Master JS Enterpriseは、企業内に散在するEDIシステムを集約し、企業内外のシステムとシームレスなデータ連携を実現する、EDI統合サーバです。
レガシーEDIから次世代EDI・Web-EDIまで、多種多様な受発注業務を効率化します。
EDI-Master JS Enterpriseと弊社EDI製品を組合せることで、受発注業務を効率化します。またEDI-Master JS Enterpriseを導入する事で基幹システムを中心に得意先と取引先を仲介し、お客様のサプライチェーンマネージメントをサポートします。
EDI-Master JS Enterpriseにより商取引がEDI化され、業務遂行の記録や監視が行えるため、内部統制の一助となります。
EDI関連のシステムにおいてジョブの実行がエラーとなった場合に、ジョブを構成するプロセスの実行順序と各プロセスにおける実行結果を直感的に確認することができ 、任意のプロセスからの柔軟な再実行が可能です。
  • このEDIにおけるジョブ実行管理技術(特許5598806号)は、2022年に令和4年度関東地方発明表彰において、「発明奨励賞」を受賞しています。
EDI-Master B2B for TLS
EDI-Master B2B for TLSは、TCP/IPベースの通信システムと連携し、SSL/TLSによる暗号機能を提供する中継ソフトウェアです。既存の全銀TCP/IP手順システムの変更を最小限に抑えて、速やかにインターネット対応ができます。
「EDI-Master B2B Standard」「EDI-Master DEX for UNIX/Linux/Windows」「EDI-Master B2B for Mainframe」「全銀TCP通信プログラム」と連携することにより、インターネット対応した全銀TCP/IP手順(「全銀協標準通信プロトコル(TCP/IP手順・広域IP網)」の機能を提供します。これらの製品との組み合わせで、一般社団法人 情報サービス産業協会(JISA、現在はJiEDIA)主催の相互接続試験において、他社製品・サービスとの相互接続を確認済みのため、安心してご利用いただけます。
有償オプション「Extension Pack」の適用により、復号(サーバ)モード時に全銀TCP/IPプロトコルの情報など、多要素によるフィルタリング機能が利用でき、セキュリティ強化を実現できます。
また、全銀TCP/IP手順以外にも、メール(SMTP/POP3/IMAP4)やHTTPのシステムと連携することによっても暗号化通信が可能なため、EDI用途以外でも幅広くご利用いただけます。
  • 本製品は2021年10月1日に「EDI-Master B2B TLS-Accelerator」より「EDI-Master B2B for TLS」に製品名称を変更しました。
  • 本システムは、全銀TCP/IP手順、メール、HTTP通信の機能はございません。
  • その他、記載されている製品/ サービス名称、社名、ロゴマークなどは該当する各社の商標または登録商標です。
  • 「AnserDaTAPORT」「Connecure」は、株式会社NTTデータの登録商標です。
  • 「INSネット」は、東日本電信電話株式会社および西日本電信電話株式会社の登録商標です。

お客さまからのお問い合わせ先

キヤノンITソリューションズ株式会社 EDI-Master Cloud担当
本ソリューションの導入のご相談・お見積りについては、下記リンク先よりお問い合わせください。
    • 受付時間:平日 9時00分~17時30分(土日祝休日と年末年始弊社休業日は休ませていただきます。)

報道関係者の方からのお問い合わせ先

キヤノンITソリューションズ株式会社 企画本部 広報担当
報道関係者の方からのお問い合わせは、下記リンク先よりお問い合わせください。
  • 電話番号:03-6701-3603(直通)
    • 受付時間:平日 9時00分~17時30分(土日祝休日と年末年始弊社休業日は休ませていただきます。)

本ページに掲載されている画像、文書その他データの著作権はニュースリリース発行元に帰属します。また、報道用途以外の商用利用(宣伝、マーケティング、商品化を含む)において、無断で複製、転載することは、著作権者の権利の侵害となります。
ニュースリリースの内容は発表時のものです。商品の販売終了や、組織の変更等により、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。