グループ横断の部品・部材管理と経営層の意思決定を支援するタテ・ヨコ両方向の情報連携を実現導入事例
mcframe PLMで「グループ統合部品表」を構築
ニッコウ電機株式会社様のケース

- 製品・サービス品質の向上
- リードタイム短縮
- コスト削減
- 設備・資産の有効活用
お客さまが実現できたこと
- グループ横断で部品・部材の在庫やリユース効果を見える化
- 部材発注時のコスト算出や過剰発注の抑制に役立つ情報を提供
- 製品企画の意思決定に役立つ情報を提供し、勘と経験のみに依存した判断を脱却する基盤を獲得
お客さまの要望
- グループ企業内にて企画・設計開発側と製造側との情報共有方法が属人化し、スムーズな連携が困難
- 企画・設計開発側は製造側の実績情報を得られず、部品・部材選定の最適化やコストの妥当性検討が十分にできない
ニッコウ電機株式会社様プロフィール
- 事業内容
- 京楽産業.株式会社のグループ会社として、パチンコおよびパチスロ遊技機の電子部品の製造を担っている。
- 従業員数
- 59名(2022年12月現在)
導入の背景・課題
大規模な市場を有する遊技機業界ですが、法律や条例による規制強化、コロナ禍による参加人口の減少などを受け、取り巻く環境は厳しさを増しています。
その中で京楽産業.グループは、遊技機の進化に伴う部材管理の複雑化に対応し、在庫リスクを解消しながら製品を顧客にタイムリーに納品するために情報管理の強化を推進。以後、ERPパッケージを導入して情報管理レベルは改善されたものの、課題として残ったのがグループ内の設計開発部門と製造部門の情報連携でした。製造側と設計開発側の情報共有は、面識のある担当者同士の属人的なやり取りを通じて情報を入手するという、アナログな手段に頼らざるを得ない状況に陥っていました。
こうした現状を踏まえて、グループ会社のニッコウ電機を主導とし、PLMでE-BOM(Engineering BOM/設計部品表)に相当する『グループ統合部品表』を構築することを目指しました。
解決策
- 経営層の意思決定を支える 「縦方向の情報連携基盤」構築を目指す
キヤノンITソリューションズを選択した理由
- 既存の仕組みを活かしたままグループ統合部品表を構成できる仕組みの提案
- パチンコ遊技機の実データを用いたPoC環境の提供
今後の展望
- M-BOM(製造部品表)に相当する部品表もmcframe PLMに実装し、グループ会社の製造・保守業務の省力化・自動化を目指す。
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本記事の内容は、取材時点のものです。
ご採用いただいた製品・ソリューション
- 3Dソリューション
- 3Dソリューションとは、ものづくりにおける企画・デザイン、設計、生産までの上流工程プロセスを変革・進化させるためのソリューションであり、CAD・PLM製品を活用した業務改善をご提案します。
- 多くの企業で新しいデジタル技術を駆使して競争力を強化するべく、DX(デジタルトランスフォーメーション)の取り組みが活発化しています。弊社はものづくり企業としての長年のノウハウと最新のITスキルを活かし、3Dソリューションでご提供するCAD・PLMとxR・IoTを有機的に繋げ、「エンジニアリングDX」としてお客さまのDX実現をサポートします。
- mcframe PLM
- mcframe PLMは、BOMシステムの基本要件をパッケージ機能とするだけでなく、設計・生産の双方向連携によるQCD(品質、価格、納期)の作り込みを可能とし、製品開発から生産までの効率化・標準化、原価低減を支援する製品情報管理システムです。
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