移行の流れ基幹システム刷新ソリューション・マイグレーション(モダナイゼーション)
当社のマイグレーションでは、おもに6つのステップに従って進めてまいります。
マイグレーションの「6つのステップ」
STEP 1事前検討(棚卸・アセスメント・POC)
マイグレーションプロジェクトを本格開始する前には、充分な事前検討が必要です。ヒアリングシートによるお客さま環境の把握、アセスメントによる移行対象範囲と大まかな移行方針の策定、POCによる移行の実現性と性能観点での確認を実施します。これらをもとにプロジェクト全体のリスクを見極め、作業計画を精緻化します。
STEP 2移行要件定義
移行先システムの要件をお客さまと調整し、マイグレーションの移行方針を確定します。
システム構成などの環境面や、移行するアプリケーション範囲などを確定させるとともに、移行元/移行先システムで互換性の無い箇所(非互換)を調査し、マイグレーション用ツールのカスタマイズ範囲を確定させます。
STEP 3移行方式設計・ツールカスタマイズ・資産変換・パイロットテスト
移行方針に基づいて移行方式を設計し、ツールのカスタマイズと小規模な評価を実施します。
- カスタマイズが必要な機能について、移行方式の設計を実施します。
- 移行方式設計に基づいて、ツールのカスタマイズを実施します。
- 移行対象となるアプリケーション資産の変換を行います。
- 移行方式設計の検証を目的として、実際の資産とデータを用いた小規模なテスト(パイロットテスト)を実施します。
STEP 4システム連動テスト
現行システムと移行先システムで同一アプリケーションを実行し、結果の同値性を比較検証します。
パイロットテストよりも、評価対象範囲を広げて実施することで変換ツールの精度、適合性を幅広く確認します。不具合を検出した場合は、変換ツールを修正し、対象資産の再変換(横展開)を繰り返すことで、システム全体の品質を高めていきます。
- テスト対象ジョブを、現行システムとオープンシステムで走行し、現行システムの結果と比較検証を行います。
- オンラインは、端末シミュレータを用いたテストにより高品質で効率のよいテストが可能となります。また、端末シミュレータを用いることで、現行システムでのテストシナリオ作成工数を大幅削減することができます。
STEP 5総合テスト
システム全体の動作確認を実施します。
本番データを用いて、オンライン処理やバッチ処理を動作させ、一連の業務処理の正当性を確認します。また性能面、運用面などの非機能要件の最終確認も実施します。
- オンラインとバッチ間の結合テスト
- サブシステム間の結合テスト
- 外部サーバーやPCとの連携テスト
- 総合テスト
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※
ツールの適合度が高い場合、状況に応じて工程を省略または簡易化します。
STEP 6本番切り替え・本番後フォロー
移行元システムから移行先システムへデータを移行し、本番稼働を開始します。
外部接続先システムとのインタフェースも同タイミングで切り替え、移行先システムでの運用を開始します。
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