【ホワイトペーパー】エンジニアリングチェーンにおける「DX」の進め方 2 ~本格的にDXをはじめる5つのポイント~コラム
公開日:2022年1月26日
昨年からコロナウィルスの影響により、我が国の製造業におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)の加速が期待されましたが、実際はうまく進んでいないようです。
4回のシリーズでお届けする本誌では、製造業、特にエンジニアリングチェーンにおける「DX」に着目し、その進め方をお伝えします。
今回は、経済産業省の「DXレポート2」で報告されている、ユーザー企業、ベンダー企業がDXを進めるにあたっての課題と解決策をひも解き、皆様ユーザー企業がDXを本格的にはじめる際に、おさえておくべき5つのポイントを解説していきます。
経営トップのリーダーシップ
DXの推進には「経営トップのリーダーシップ」が不可欠です。
テレワークの導入率を例に考察します。東京オリンピック・パラリンピックへ向け、テレワークの導入が急務とされていましたが、2020年3月の時点では東京都内のテレワーク導入率は24.0%と低いものでした。しかし、コロナ禍の緊急事態宣言発出で、状況は一変し、各企業のトップが動きます。翌月のテレワーク導入率は62.7%と、たった1か月で大幅に増加する結果となりました(下図)。
このように、これまでは何の疑問も持たず、変革の必要性を感じることのなかった企業文化も、経営トップのコミットメントの下では、速やかに変革することができるということが示されました。 つまり、経営トップのリーダーシップが、DXの最も大きな推進力だということです。
DX推進体制の確立
前回、「市販製品やサービスの活用」「DXの認知・理解」の2つの対策がDXのファーストステップだとお伝えしました。テレワークや電子承認の導入などで、多くの方が企業文化の変革を体験されています。このような体験からDXの必要性が改めて認知され、それぞれの企業が、我先にとDXの情報収集を進めています。
経営層と現場、それぞれの立場で、DXの認知・理解を深めています。経営層はビジョンを語り、現場は課題と具体策を示す。それぞれの方向性を一致させなければなりません。対話を通じて双方の共通理解とベクトル合わせが必要です。
では、DX推進メンバーにはどのような人材を選定するべきなのでしょうか?また、どのように戦略を策定するべきでしょうか?
この先は本稿をダウンロードしてご覧ください!
目次
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経営トップのリーダーシップ
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DX推進体制の確立
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共創ベンダーの選定
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SaaS、パッケージソフトウェアの活用
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DX戦略の策定
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