Web-EDIではじめる受発注業務の効率化EDI
公開日:2024年7月2日
受発注業務の現場を中心に活用されている「Web-EDI(Electronic Data Interchange)」。受発注業務の効率化を目指す企業にとって、「Web-EDI」は有力な選択肢のひとつです。本コラムでは、Web-EDIの基礎知識、業務改善につながる導入メリットを解説するとともに、業務に合わせた柔軟なシステム構築が可能なWeb-EDIについて、ユースケースを交えてわかりやすくご紹介します。
Web-EDIとは
Web-EDIとは、企業間の一連の商取引をWEBブラウザ上で行うシステムのことです。従来はFAXやメールで行われていた業務を、インターネットのみを介して処理できるため、効率化や運用負担の軽減、ペーパーレスの実現につながります。単なるファイル転送とは異なり、取引情報の入力・確認・管理までをカバーしていることが特徴です。
利用シーン・業務

Web-EDIの主な利用シーン
Web-EDIは、以下のような商取引の場面で活用されています。
- 発注側:見積依頼/発注/検収
- 受注側:見積回答/受注・納期回答/請求
これらの商取引を、インターネットを介してスムーズに行うことが出来るのがWeb-EDIです。
Web-EDIのメリット
Web-EDIを導入するメリットには、以下のような点が挙げられます。
インターネット回線とブラウザがあれば利用できるため、利用開始のハードルが低い取引方法です。
業務運用の効率化
Web画面を介した取引状況のステータス管理ができるようになり、受発注や納期回答などのリードタイムを短縮できます。納期回答や在庫確認などの情報も即時に共有できるため、業務の流れがスムーズになり、取引先との双方の業務効率化がすすみます。さらに、取引履歴や処理状況をシステム上で確認できるため、進捗の把握や的確な対応が可能になります。
ペーパーレスの推進
従来、FAXや紙の伝票を利用して業務を行っていた場合、ペーパーレス化を推進できます。
また、保管スペースや印刷コストの削減にもつながります。
入力作業の効率化とミスの防止
同じ情報を複数のシステムに入力する必要がなくなり、二重入力の手間を削減できます。手作業による転記も不要になるため、入力ミスのリスクも大幅に軽減されます。
柔軟なWeb-EDIソリューションの選び方
Web-EDIの導入にあたっては、企業の業務内容や運用体制に合わせて柔軟に設計・構築できるソリューションを選ぶことが重要です。以下のようなポイントをチェックするとよいでしょう。
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業務に合わせたカスタマイズ性
業種や業務フローに応じた柔軟な対応が可能か。
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既存システムとの連携性
基幹システムや社内システムとの統合がスムーズに行えるか。
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運用環境の選択肢
オンプレミス/クラウドなど、IT環境に応じた導入が可能か。
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操作性と定着性
現場の担当者が使いやすいUI設計かどうか。
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導入実績とサポート体制
同業種での導入事例や、導入後の支援体制が整っているか。
キヤノンITソリューションズのWeb EDIソリューション
キヤノンITソリューションズが提案するWeb-EDIは、お客さま固有の業務要件に合わせて、柔軟に設計・構築することをコンセプトとしています。システム全体をトータルに支援し、課題の検討段階から導入までを一貫してサポートします。既存の業務フローを大きく変えることなく、業務の効率化を実現できるのが特長です。これまで多様な業種・業務に対応してきた豊富な経験を活かし、お客さまに最適な仕組みをご提案します。
- 業務や運用に合わせた、柔軟なシステム
- 基幹・社内システムとのスムーズな連携も実現
- オンプレミス/クラウドの両環境に対応、運用管理もおまかせ
- シンプルで、使いやすいシステム
- 大企業・中堅企業の要件に応える豊富な実績
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本ソリューションは、キヤノンITSのローコード開発基盤「WebPerformer」をベースに構築しています。
これにより、お客さまの業務要件に応じた柔軟なカスタマイズや、将来的な機能追加にもスピーディに対応可能です。
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