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XRデバイス(VR・AR・MR)XRソリューション(クロスリアリティ)

XRデバイス タイプ別比較

XR(Extended Reality)デバイスには、VR(仮想現実)、AR(拡張現実)、MR(複合現実)と、主に3つのタイプがあります。それぞれの特徴は以下の通りです。

- VRは「完全に仮想の世界に入り込む」体験
- ARは「現実に情報を重ねる」体験
- MRは「現実と仮想が融合し、相互に作用する」体験

XRディバイスイメージ××90
  • VR(Virtual Reality:仮想現実)

    VRは、ユーザーを完全に仮想の世界に没入させる技術です。
    ヘッドセットを装着すると、現実の視界が遮断され、代わりにCGなどで構築された仮想空間が広がります。操作は主にコントローラーや視線、ジェスチャーで行い、ゲームやシミュレーションなどに活用されています。没入感が非常に高い一方で、空間の制限やVR酔いといった課題もあります。

  • AR(Augmented Reality:拡張現実)

    ARは、現実世界の映像にデジタル情報を重ねて表示する技術です。
    スマートフォンやタブレット、ARグラスなどを使って、現実の風景にナビゲーション情報やマニュアル、広告などを表示できます。現実の視界を保ちながら情報を追加するため、没入感はVRほど高くありませんが、日常的な利用がしやすく、導入のハードルも低いです。

  • MR(Mixed Reality:複合現実)

    MRは、現実世界と仮想世界がリアルタイムで相互作用する技術です。
    ARよりも高度で、仮想オブジェクトが現実空間に存在しているかのように振る舞います。たとえば、仮想の機械部品が実際の机の上に置かれ、手で操作できるような体験ができます。MR専用のデバイスを使い、医療、設計、遠隔支援、教育などの分野で活用されています。技術的な難易度やコストは高めですが、現実と仮想の融合による新しい価値が期待されています。

項目 VR(仮想現実)
AR(拡張現実) MR(複合現実)
デバイス
イメージ
CGのみのデバイスイメージ 光学シースルー3Dのデバイスイメージ 2Dカメラ映像+CGのデバイスイメージ キヤノンMREAL
定義 完全に仮想の世界に没入する体験 現実世界にデジタル情報を重ねる体験 現実と仮想がリアルタイムで相互作用する体験
視界 仮想空間のみ 現実空間+情報表示 現実空間+仮想オブジェクトが空間に存在
操作方法 コントローラー、視線、ジェスチャー タッチ操作、カメラ認識 ハンドトラッキング、音声、視線
主な用途 ゲーム、動画視聴 ナビゲーション、ARマニュアル、広告表示 設計・作業検証、医療トレーニング、教育支援、遠隔支援
没入感 高い(現実を遮断) 低~中(現実が見える) 高い(現実と融合)
スクロールできます

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