mcframe 原価管理 損益管理テンプレート生産・販売・原価管理ソリューション・mcframe
「損益管理テンプレート」は、食品製造大手のマルハニチロが「mcframe原価管理」にて実践する、原価管理/損益管理の手法と帳票をテンプレート化して提供する製造業向けソリューションです。予算策定や予実差異分析など、さまざまなシーンや用途に利用できる12種類の帳票をEXCELにて出力します。特別な分析ソフトウェアや帳票ツールなどは必要ありません。

このような課題をお持ちのお客さまは、私たちに、ご相談ください
このような課題を解決
- 色々なところに散在している原価計算結果を使って、属人的に損益計算している
- 原価管理情報の集計に時間が掛かり、損益の把握と改善のタイミングが遅れてしまう
- 製品・部門・工場ごとの損益概況把握や原価差異分析ができていない
特長
「損益管理テンプレート」は、マルハニチロの改革構想がつまった損益管理機能を、ベストプラクティスとしてご提供します。 「mcframe原価管理」の標準機能と「損益管理テンプレート」を組み合わせることで、さまざまな部門において粒度の揃ったデータ分析が可能です。これにより、高度なコストマネジメントを実現するPDCA基盤を構築できます。
生産工場ダッシュボード
工場別の生産性指標がレーダーチャートで表示でき、原価差異分析、稼働状況、歩留まり・能率、原材料単価差異、在庫金額の情報が表またはグラフ形式で確認可能です。
工場レポート
工場の詳細な損益の概況および生産・販売の進捗状況が確認できます。
損益シミュレーション
計画に対し、意思入れをするために原価システム上でシミュレーション計算を実行しなくても、損益管理テンプレートのEXCEL上で損益表まで出すことができます。またそのデータをmcframe上に戻すことができます。
出力先をEXCELにすることで、特別な分析システムや帳票ツールを持たない方でも使えるようにしています。
損益管理帳票一覧
No | 帳票 | 確認できる項目 |
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[1] | 予算原単位表 | 当年度の予算の原単表
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[2] | 事業管理損益表 | 売上原価/変動費/管理固定費 利益においては、粗利/限界利益/営業利益/経常利益/部門利益など |
[3] | 生産管理損益表 | 【通常版】当月発生した直接材料費/直接労務費/直接販管費/間接製造原価の内訳と製品仕掛品在庫の前月繰越高/当月現在高によって表される損益 【分解版】製品仕掛品在庫の前月繰越高/当月現在高を科目毎の内訳金額に分解し、製品にかかった直接材料費/直接労務費/直接販管費/間接製造原価の内訳によって表される損益 |
[4] | 単品別損益表 | 直接材料費/直接労務費/直接販管費/間接製造原価 |
[5] | 生産工場ダッシュボード | 工場別の生産性指標(レーダーチャート形式) 原価差異分析/稼働状況/歩留まり・能率/原材料単価差異/在庫⾦額の情報(表またはグラフ形式) 各工場の販売ベース、生産ベースでの損益情報 など |
[6] | 工場レポート | 工場の詳細な損益の概況/生産・販売の進捗状況 労災、クレームの進捗状況/月毎の歩留、能率の推移 |
[7] | 原材料差異分析 | 原材料の使⽤量差異⾦額/単価差異⾦額 ※原材料分類別に確認可能 原材料の紐付け漏れ不備チェック機能あり |
[8] | 直材差異分析 | 包材の使⽤量差異⾦額/単価差異⾦額/包材 ※分類別にも確認可能 |
[9] | 比例経費差異分析 | ⽐例経費の使⽤量差異⾦額/単価差異⾦額 |
[10] | 賃率能率差異分析 | 賃率、⼯数の差異⾦額影響/予算との能率差異 など |
[11] | 損益シミュレーション | 各シートでデータの数値を基にした、損益シミュレーション
|
[12] | 損益シミュレーション (中間品対応版) |
各シートのデータの数値を基にした、中間品を含んだ構成および在庫繰り越しを考慮した販売ベース損益シミュレーション。
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帳票の出力イメージ例

導入の効果

実際原価のデータ集計・加工や帳票作成に費やしていた人手による膨大な時間が、原価計算と定型帳票の作成の自動化により大幅に削減できます

生産現場での業務改善や、経営層までもが利用できる多彩なダッシュボード機能により、実際原価にもとづくPDCAサイクルを回せるようになり、タイムリーな改善策を講じることができます

製造現場で収集した実績データ、将来の予測、予算といった情報を有機的に可視化することにより、予定の損益からなぜぶれたのか、差異の原因を迅速かつ的確にとらえることができます

見込みの損益、締め後の損益をすべてmcframe上で単品積み上げで算出。
これにより、それぞれの数値につながりが生まれ、損益の信頼性、透明性が向上します

すべての損益を予算編成時と同じ粒度で算出するため予算比較作業が容易になり、新しく時間が生まれます
その時間を別の経営課題となっているリソースに当てていくことができます
導入を支える仕組み
最初からアウトプットイメージが明確な「ベストプラクティス」
既にマルハニチロで実践した分析切り口による原価管理方法を参考にすることで、目指す改革業務の理想像をイメージしながらシステムの導入を行えます。
要件定義で決めることも最初から明確となっており、導入に要する期間を大幅に短縮することができます。
mcframe原価管理とあわせて短期間での導入が可能
継続的なコスト削減を実現する環境を最短・最速で構築する 【 mcframe原価管理 ・ 短期導入ソリューション 】 もご提供しております。
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※
お客様のご導入を円滑にかつ短期間に実現するための詳細については、【解説資料】mcframe原価管理「短期導入ソリューション」 をダウンロードしてご覧ください。
効果的な業務改善のために
マルハニチロのノウハウ(電子ドキュメント)を内包
損益管理テンプレートには「マルハニチロ生産管理システム業務改革事例」が含まれています。どういう視点でシステムの構想を練ったか、改革の全体像、導入効果まで改革プロジェクトのエッセンスを全て知ることができます。

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キヤノンITソリューションズ株式会社