設計資産のデータ移行と共通運用ルールの策定を進め、3DCADをSOLIDWORKSに統合
導入事例
株式会社島津製作所様のケース

株式会社島津製作所様では、部門ごとに異なる3DCADが利用されていたため、設計資産の共有、 人材の流動性、全社システムとのデータ連携などで課題を抱えていました。
これらを解決し3Dデータ活用の取り組みを進めるために、全社共通の3DCADとしてSOLIDWORKSを採用し、データ管理システムも含めてSOLIDWORKSに統合しました。2021年度に3DCADの統合は完了し、現在、設計者によるシミュレーション、MREALを用いたバーチャルデザインレビューをはじめとする、3Dデータの更なる活用に取り組んでいます。
- リードタイム短縮
- コスト削減
- 設備・資産の有効活用
- 製品・サービス品質の向上
お客さまが実現できたこと
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部門間で異なる3DCADと運用ルールが共通化され、設計資産の共有、人材の流動性の確保が可能になった
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設計者によるシミュレーション、バーチャルデザインレビユーにより、事前に問題点を抽出することが可能になった
- 今後のものづくりを含め、製品ライフサイクル全体で3Dデータを徹底活用していくための土台ができた
キヤノンITソリューションズを選択した理由
- 過去に3DCAD統一を手がけた実務経験があった
- 統合前の3DCADデータを効率良く移行するシステムの提案があった
- 当社の課題解決への熱意が感じられた
今後の展望
3Dデータ活用を製品ライフサイクル全体に広げ、設計DXを推進していく。
株式会社島津製作所様 プロフィール
- 事業内容
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島津製作所は、明治8(1875) 年3月に理化学機械の国産化と普及を目指して創業されました。約150年の歴史の中で、医療用X線装置、光電式分光光度計、ガスクロマトグラフ、乳房専用PET 装置など、数々の日本初の製品を開発し、現在では計測機器、医用機器、産業機器、航空機器の分野で革新的な製品・サービスを創出しています。「科学技術で社会に貢献する」を社是とし、いつの時代も最先端技術の開発に挑戦し、社会の発展を支えています。
- 従業員数
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連結 14,219名(2024年3月31日現在)
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本記事は、取材時点のものです。
お客さまにご採用頂いたソリューション・製品
- 3Dソリューション
- 3Dソリューションとは、ものづくりにおける企画・デザイン、設計、生産までの上流工程プロセスを変革・進化させるためのソリューションであり、CAD・PLM製品を活用した業務改善をご提案します。
- 多くの企業で新しいデジタル技術を駆使して競争力を強化するべく、DX(デジタルトランスフォーメーション)の取り組みが活発化しています。弊社はものづくり企業としての長年のノウハウと最新のITスキルを活かし、3Dソリューションでご提供するCAD・PLMとxR・IoTを有機的に繋げ、「エンジニアリングDX」としてお客さまのDX実現をサポートします。
- SOLIDWORKS
- 3次元CADソフトウェア「SOLIDWORKS」は、3次元設計・製品設計・図面作成・コミュニケーション機能を兼ね備えています。操作性に優れた SOLIDWORKS 3DCADソリューションなら、広範な業界およびアプリケーションで製品開発時間の短縮、製造コストの削減、製品品質および信頼性の向上を実現できます。直感的な製品開発ツールを使用して製品設計を作成、検証、伝達、管理できるため、製品の市場投入期間の短縮にもつながります。
- MRソリューション
- 現実空間に、開発中の新型車や建設予定の建物が、実際に目の前にあるかのように現れます。
キヤノンが開発したMRシステム「MREAL」は、現実映像とCGを違和感なく融合し、自由な視点から体験できる映像技術です。
光学技術と映像技術を結集した「MREAL」により、幅広い分野にソリューションを提供しています。
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キヤノンITソリューションズ株式会社(製造・流通ソリューション事業部門) 製造ソリューション事業部