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EDI-Master B2B Standard Ver.1.6.0へバージョンアップする際の注意事項についてトピックス

2024年1月29日

キヤノンITソリューションズ株式会社


拝啓 貴社ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
平素は格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。

さて、「EDI-Master B2B Standard Ver.1.6.0」以降では、一部の通信において旧バージョン「EDI-Master B2B Standard Ver.1.5.1」以前でサポートしていたTLSバージョンが一部非サポートとなります。並びにJCA手順オプションおよび全銀手順オプションが販売終了となり、ご利用いただけなくなります。
そのため「EDI-Master B2B Standard Ver.1.5.1」以前をご利用のお客様で、引き続き上記機能をご利用いただきたい場合、バージョンアップは控えていただくようお願いいたします。
皆様には大変ご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。

敬具

JCA手順オプションおよび全銀手順オプションの販売終了について

製品販売終了日、および保守サポート終了日

対象製品 製品販売終了日 保守サポート終了日
  • EDI-Master B2B Standard Windows クライアントOS版JCA手順オプション、全銀手順オプション
  • EDI-Master B2B Standard Windows サーバOS版
    ベースライセンスに含まれるJCA手順・全銀手順
2023年12月31日 2025年12月31日
  • EDI-Master B2B Gateway JCA手順オプション
  • EDI-Master B2B Gateway 全銀手順オプション
販売終了済み
  • ご不明な点は担当営業までお問い合わせください。

EDI-Master B2B Standard Ver.1.6.0以降で非サポートとなるTLSバージョンについて

非サポートとなるTLSバージョン

プロトコル バージョン
SSL 3.0
TLS 1.0、1.1

影響を受ける通信

プロトコル 影響を受ける通信
AS2
  • 受信
  • 送信(非同期)に対する開封通知(MDN)受信
ebXML
  • 受信
  • 送信(非同期)に対する受信通知(Ackメッセージ)受信
JX-Server
  • 送信
  • 受信

引き続きサポート対象となるTLSバージョン

プロトコル バージョン
TLS 1.2、1.3

過去に使用したTLSバージョンの確認方法

以下のログファイルの内容から、過去の着信通信で使用したTLSバージョンを確認することができます。

ログファイルの場所

<B2B Standardのインストールディレクトリ>/apache/home/logs

ログファイル名

  • ssl_client_yyyy-mm-dd.log
  • ssl_server_yyyy-mm-dd.log
  • yyyy、mm、ddは年月日です。
  • HTTPS通信を行っていなければ、ログファイルは出力されていません。

ログの出力例

[03/Aug/2023:09:14:53 +0900] 127.0.0.1 TLSv1.3 TLS_AES_256_GCM_SHA384 "POST /ebg/as2 HTTP/1.1" 742

網掛けしている箇所に、通信で使用したTLSバージョンが出力されます。

注意事項

ログファイルの保存期間はデフォルト設定で7日です。

7日以上通信を行っていない接続先が存在する場合、その接続先との通信を行った直後に再度確認いただきますようお願い申し上げます。

以上

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