豊富なシステム運用のノウハウを活かし運用管理業務を改善導入事例
貴金属取引リスク管理システムの SI から運用までフルアウトソース
三菱商事RtMジャパン株式会社様のケース
金属資源全般を総合的に取り扱いグローバルにトレーディングを展開する三菱商事RtM ジャパン株式会社は、取引リスク管理システムの中核を担うアプリケーションのバージョンアップおよび機器リプレースに合わせ、運用体制の抜本的な改善を目指しました。そこで採用されたのが、アプリケーション開発からハイブリッドクラウド基盤、ヘルプデスクまで包括したキヤノンIT ソリューションズのフルアウトソーシングです。
- 経営課題改善
- コンプライアンス体制の強化
- コスト削減
- BCP・DR
- 事業継続
- リードタイム短縮
- 事務生産性向上
取引リスク管理システムの運用体制を全面的に刷新
フルアウトソーシングで課題解決をトータルに支援
成果はインシデント件数で証明された
PRIME システムの新たな運用体制は2018 年8 月からスタートし、安定した稼働を続けています。「懸念していたTrinity のバージョンアップも問題なくやり遂げ、インシデント対応や保守にも組織でしっかり対応してくれています。おかげでユーザー部門も戸惑うことなく新しい運用体制に移行することができました」と福田氏は、キヤノンIT ソリューションズの取り組みを評価します。
そして、「最も分かりやすい成果は、ヘルプデスクへの問い合わせ件数が如実に減ったことです」と津村氏。バージョンアップによる性能向上、キヤノンIT ソリューションズによる丁寧な導入サポートや稼働後の的確な保守サポートに加え、キーユーザー制度の導入など三菱商事RtM ジャパン社内のサービス体制を改めたことも大きく奏功しています。
PRIME システムの利用上で問題が発生した際に、以前はユーザー部門が保守担当に直接問い合わせて解決していました。いつ、どんなインシデントがあり、どのように解決されたのか、すべてがクローズドな個別対応で行われるため、他のユーザーにその状況はまったく共有されませんでした。そうしたことから同じ問い合わせを、何人ものユーザーが別々に行ってしまうことがあり、これに対して現在はフロント、ミッド、バックのチーム単位に「キーユーザー」を任命し、必ずその人を介して問い合わせを行う形に変更したのです。
「これもキヤノンIT ソリューションズから提案を受けたもので、インシデントの対応状況が可視化されるとともに、そこから得られたナレッジがキーユーザーからチームへ、そして全ユーザーへと引き継がれ共有されるようになりました。結果として、一度解決されたインシデントに関するよく似た内容の問い合わせは、ヘルプデスクに回すことなくチーム内で処理できるようになりました。こうしたナレッジマネジメントやIT サービスマネジメントのベストプラクティスが導入・実践されたことも、今回の移行プロジェクトにおける大きな付加価値となっています」と津村氏は強調します。
三菱商事RtM ジャパンは、本プロジェクトで取り組んだ運用改善の事例を、他システムでも展開・応用できる可能性があり、事例を共有しつつ改善を図っていきたいと考えています。
三菱商事RtMジャパン株式会社様プロフィール
- 住所
- 東京都千代田区丸の内 2-7-2 JP タワー27 階
- 設立
- 1947年1月25日
- 従業員
- 282人(2018年4月1日現在)
- 事業内容
- 金属資源トレーディング事業(石炭・鉄鉱石、アルミ・銅・貴金属、ニッケル・クロム・レアメタルなどの原料・素材など)
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※
本記事の内容は、取材時点のものです。
ご採用いただいた製品・ソリューション
- クラウドインテグレーションサービス
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ブリッククラウド、プライベートクラウド、オンプレミスのシームレスな連携により、お客さまのニーズに沿ったクラウド環境を提案します。
また、オンプレミスのシステム開発で培った確かな技術力を活かし、開発、運用・保守までワンストップで提案します。 -
お客さまの課題や要望に合わせたシステム基盤を提案し、リリース後の運用・保守までトータルにサポートします。
クラウドインテグレーションサービスは、提案から開発、運用・保守まで、お客さまのシステムライフサイクルをトータルにサポートすることで、高品質で安心できるソリューションをワンストップで提供します。
- データセンターサービス
- 24時間365日止められないシステムを守る為にティア4の高性能なファシリティ、厳重なセキュリティ設備、高品質な運用サービスの20年以上に渡る提供実績に加え、M&O認証を取得した信頼性の高いデータセンター運営に基づきサービスを提供いたします。
また、SIerとしての確かな技術力をもとに、お客様のニーズとシステム特性に合わせたITインフラ環境を設計・構築し、保守運用サービスまでトータルでサポートいたします。 - これからのITインフラを支えるデータセンターとして、高性能ファシリティ・厳重なセキュリティ設備の「西東京データセンター」と、DR(ディザスタリカバリ)に最適な「沖縄データセンター」のサービス提供により、あらゆる災害対策を想定した万全なBCP(事業継続計画)の実現を目指します。
- ITインフラサービス SOLTAGE
- クラウドインテグレーションサービス、ネットワークサービス、システム運用・保守サービス、セキュリティサービス、データセンターサービスを組み合わせてご利用いただくことで、お客さまが保有するシステム全体の運用負荷を軽減し、コア業務へのリソース集中が可能となります。
- マネージドクラウドサービス
※キヤノンITSが提供するIaaS型の国産クラウドサービス「SOLTAGE(ソルテージ)」は「マネージドクラウドサービス」に名称を変更しました。
ITシステムの多様な課題に寄り添うマルチサービスプラットフォームとしてお客様システムのリフト&シフトを支援し、デジタルトランスフォーメーションの実現に貢献します。
- 西東京データセンター
- 自然災害の影響を受けにくい武蔵野台地に立地した西東京データセンターは「ティア4レベルの高性能ファシリティ」、「世界基準の運営品質を証明するM&O認証取得」、「充実したSEサービス」が評価され、金融業、製造業、クラウド事業者など数多くの企業にご利用頂いております。
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キヤノンITソリューションズ株式会社