Meiji Seika ファルマ株式会社に「PVLink Report Manager」を導入
医薬品の有害事象報告業務で年間295時間以上の工数削減を実現
- お知らせ
2024年10月16日
キヤノンITソリューションズ株式会社
キヤノンマーケティングジャパングループのキヤノンITソリューションズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:金澤 明、以下キヤノンITS)は、Meiji Seika ファルマ株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:小林 大吉郎、以下Meiji Seika ファルマ)に医薬品の安全性情報進捗管理システム「PVLink Report Manager」を導入し、MRと安全管理部門の業務負荷を軽減したことを発表します。
背景と課題
Meiji Seika ファルマは、感染症領域のリーディングカンパニーとして、ワクチンによる予防から抗菌薬による治療まで感染制御に必要な医薬品を製造/販売している医療用医薬品メーカーです。感染症と関連性の高い免疫炎症領域、年々患者数が増加しているうつなどの精神/神経系領域、医薬品へのアクセス向上が求められるジェネリック医薬品を国内外に展開するなど、人々の健康にかかわる社会課題の解決に取り組んでいます。
医薬品メーカーは、法令に基づき医薬品の有害事象情報を漏れなく速やかに収集することが求められています。Meiji Seika ファルマは、有害事象情報を複数の経路で収集していますが、特に医療従事者から入手した有害事象の報告プロセスにおいて、紙やExcelベースのシステム、FAXの運用がMR(Medical Representative)と安全管理統括部双方の負担となっていました。またセキュリティー面において、MRは営業所に戻り、コピー/FAXを送信する必要があったため、出先から帰宅できず、働き方改革を進める上での障壁でした。
Meiji Seika ファルマは、このような課題を解決するために、帳票などの電子原本化によるペーパーレスを実現できる「PVLink Report Manager」の導入を決定しました。これによりMRの報告工数を大幅に削減するとともに、MRの報告から進捗管理に至るまで監査証跡を残し、海外からのaudit(監査)でも問題なく説明することが可能となりました。
「PVLink Report Manager」の導入成果
- 業務の効率化を実現
MRと安全管理統括部とで年295時間以上の工数を削減し、業務の効率化を実現 - ペーパーレスを実現
バリデーションシステムのため電子情報での保管が可能となり、ペーパーレスを実現 - 働き方改革の推進に寄与
MRが外出先から直帰できるようになり、業務効率の改善など働き方改革の推進に寄与
今後の展開
キヤノンITSは、医薬品の安全性報告を電子伝送するEDIシステム「EDI-Master B2B for Medical」(※1)や安全性情報進捗管理システム「PVLink Report Manager」など製薬企業向けソリューションを提供しています。今後も医薬品の安全性報告やそれに伴う関連業務についてトータルなソリューションを展開し、製薬企業の安全管理業務を支援します。
※Meiji Seika ファルマの事例リーフレットは下記よりご覧いただけます。
「PVLink Report Manager」の利用イメージ
PVLink Report Manager
「PVLink Report Manager」は、製薬業界の安全性情報管理業務プロセス(報告/収集/進捗管理/調査/ICSR連携)における必要機能をパッケージ化した安全性情報進捗管理システムです。安全管理部門は、MRから受領した報告に対する受領メールを自動送信でき、期日超過した症例はアラート表示され、ひと目で確認できます。また、MRへの調査依頼はシステムからメールで連絡し、履歴管理が可能です。現在手動で行っている業務を自動化することで、プロセスの見える化/業務効率化を図れるシステムです。
https://www.canon-its.co.jp/products/pvlink_rm/
Meiji Seika ファルマ株式会社について
1916年設立。感染症領域のリーディングカンパニーとして、ワクチンによる予防から抗菌薬による治療まで感染制御に必要な医薬品を製造/販売している医療用医薬品メーカーです。感染症と関連性の高い免疫炎症領域、年々患者数が増加しているうつなどの精神/神経系領域、医薬品へのアクセス向上が求められるジェネリック医薬品を国内外に展開するなど、人々の健康にかかわる社会課題の解決に取り組んでいます。
- Meiji Seika ファルマ株式会社ホームページ
https://www.meiji-seika-pharma.co.jp/
※1 キヤノンITSが提供する個別症例安全性報告を電子的に伝送する製薬企業に特化したEDIシステム。
※ PharMart\ファルマ―トは日鉄日立システムソリューションズ株式会社の登録商標です。
※ Excelは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。
※ その他、記載されている製品/サービス名称、社名、ロゴマークなどは該当する各社の商標または登録商標です。
内容は発表時のものです。商品の販売終了や、組織の変更等により、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。
本件についてのお問い合せ先
- 報道関係者のお問い合わせ先:企画本部 コーポレートマーケティング部 コミュニケーション推進課 03-6701-3603(直通)
- 一般の方のお問い合わせ先:ビジネスソリューション営業本部 営業部 03-6701-3456(直通)
- PVLink Report Manager ホームページ:https://www.canon-its.co.jp/products/pvlink_rm/
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- PVLink Report Manager
「PVLink Report Manager」は、製薬業界の安全性情報管理業務プロセス(報告・収集・進捗管理・調査・ICSR連携)における必要機能をパッケージ化した安全性情報進捗管理システムです。
安全管理部門は、副作用情報の詳細を調査するために、報告者であるMRと複数回にわたり情報のやり取りを行いますが、企業によってはMRが数千人にもおよぶため進捗管理に掛かる負荷が高く、報告遅延や報告漏れのリスクが運用上の大きな課題となっています。また、報告する側のMRからは、外出先からでも、社内ルールに沿って安全かつ迅速に報告したいという要望が上がっています。
これらの課題を「PVLink Report Manager」で解決することができます。
MRは社外からWeb報告が可能なため、迅速に副作用報告を行うことができます。また、副作用報告などの情報を一元管理し、進捗状況を確認することができます。
安全管理部門は、MRから受領した報告に対する受領メールを自動送信でき、期日超過した症例はアラート表示され、ひと目で確認できます。また、MRへの調査依頼はシステムからメールで連絡し、履歴管理が可能です。現在手動で行っている業務を自動化することで、プロセスの見える化・業務効率化を図ることができるシステムです。
弊社製品「PVLink Camera Report」と連携することで、MRがスマートデバイスからの報告も一元管理することができます。