〈XR×恐竜〉いざ!タイムスリップCG恐竜が、現物の骨格標本と重なり合う白亜紀の北海道を満喫しようXR-MRコラム「MREAL MIRAI VALUE」
公開日:2026年3月31日
XR-MRコラム「MREAL MIRAI VALUE」
XR技術が、私たちにもたらす「うれしいこと」今回は、「XR×恐竜」についてです。
今は見ることのできない生物を「MREAL」で再現する
MR技術で実現できること――
MR技術は、主に製造業の皆さまの「設計・デザイン」や「教育・トレーニング」などで活用されることが多くあります。一方で、一般の方々にも身近な例として、企業や自治体が実施するイベントでの活用が増えてきています。
今回は、昨年の9月末に北海道で開催されたイベント事例をご紹介します。
北海道のむかわ町、四季の館で行われた、「恐竜フェスタ2025」では、キヤノンのMR(Mixed Reality:複合現実)システム「MREAL」を活用して、なんと、今は見ることができない“実物大CG恐竜”に会えるイベントが開催されました。
恐竜ファンはもちろん、最新テクノロジーに興味のある方にも多くご来場いただき、来場者の1/3以上が体験する人気のコーナーでした。「幅広い年齢層の恐竜ファン、共通の夢をXR技術で実現を」をテーマに掲げて展開していらっしゃるTOPPANさまにご活用いただきました。
目の前を歩く、全長8m級の現代によみがえった恐竜!
北海道を代表する“恐竜”といえば、カムイサウルス・ジャポニクス(通称:むかわ竜)です。近年の研究と新たな発見により、「日本最大級の恐竜化石」として国内外から大きな注目を集めています。
会場には、このむかわ竜の巨大な骨格標本が展示されており、(恐竜好きの私にとっては)それだけでも圧巻の迫力があります。

全身骨格の前でMREALをかざすと――
CGで再現されたカムイサウルスが、ゆっくりと骨格へ歩み寄ります。その大きな体、そして長い尻尾が、まるで目の前をかすめるように動き出す。子どもたちは思わず声をあげて驚きます。
スマホやタブレットでは味わえない――本当にそこにいる、迫力です。

しばらくすると、背景がゆっくりと切り替わり、白亜紀の北海道に広がっていた海岸が目の前に現れます。バーチャルリアリティーのような没入感で、まるで白亜紀にタイムスリップしたような感覚を楽しめます。

最後には、骨格標本をバックに、CGで再現された恐竜が実際の会場と一体化し、まるで同じ空間にいるかのように一緒に撮影できます。

現実でも味わえないリアル超え!新しい出会いの場をつくるXR体験へ
今回は、TOPPANさまご協力のもと、XR体験の活用方法をご紹介しました。
VRは、すべてがバーチャル
スマホやタブレットを使ったARでは、平面的で没入感が少ない
今回活用した、キヤノン「MREAL」は、VRやARではない、MR(=複合現実)です。
恐竜のようにすでに絶滅した生物や、深海・宇宙といった通常では目にすることのできない環境の生物・物体を、「まさにその場に存在している」かのように観察できるようになります。
さらに、スマートフォンやタブレットの画面越しとは異なり、MREALなら現実空間に“実物大”で出現させることが可能です。
ただ「見る」だけではなく、「出会う」体験を提供できる――それがMR技術です。
博物館・美術館・研究機関の専門家の方々はもちろん、一般企業のみなさまにも、MR技術を活用することで、おもしろさや驚きなど、新しい発見を提供できます。製品紹介、研修、プロモーションイベントなどにも応用可能です。
ぜひ、この魅力的なMR体験を取り入れ、新たな価値づくりに挑戦してみませんか。
XR体験が、もっと皆さまの身近な存在となるよう、私たちも挑戦を続けてまいります。
次回も、あなたの人生を豊かにするヒントをお届けできれば幸いです。
博物館・美術館・研究機関向けのアカデミックパッケージや、レンタルサービスもご用意しております。
著者紹介
黒川 富士子(くろかわ ふじこ)
キヤノンITソリューションズ株式会社
製造ソリューション事業部ソリューション企画部(XR・イメージング担当)
専門分野は、PR、広告・宣伝プロモーション、マーケティング。1998年、SF・ロマンス・ファンタジーなどを絡めたストーリー仕立ての企業メールマガジンを執筆。当時の会員登録数(現在でいうフォロワー数)は18万人。約20年以上、デジタルマーケティングなどインターネット関連業務に従事。WEBアナリスト。
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キヤノンが開発したMRシステム「MREAL」は、現実映像とCGを違和感なく融合し、自由な視点から体験できる映像技術です。
光学技術と映像技術を結集した「MREAL」により、幅広い分野にソリューションを提供しています。