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西東京データセンター2号棟で初の総合連動点検を実施イベント・セミナーレポート

公開日:2022年2月7日

発電機給電への切替が自動で行われることを確認
実施日
2022年1月22日「土曜日」

キヤノンITSは2020年10月30日に竣工した西東京データセンター2号棟(以下2号棟)において、停電時における設備の正常稼働を検証する総合連動点検をスケジュールどおりに実施し、完遂しました。

この点検は、設備と運営の品質を保証し、お客さまに安心してセンターをご利用いただくための重要な取り組みです。災害や事故により発生する停電を想定し、電力会社からの給電停止時に発電機給電への切り替えが自動で行われることを確認します。加えて、警備・ビル管理スタッフの動きや社内での情報連携が正しく行われるかといった、センター運営の評価も行います。

今回は2号棟のサービス開始後初となる点検でしたが、2017年より総合連動点検を実施している西東京データセンター1号棟で培った経験とノウハウを生かし、リスクを最小限にしたうえで当日に臨みました。具体的には、お客さまへの点検内容の説明、手順書・チェックシートの作成、リハーサル、リスクアセスメントなどの準備です。

初回ということもあり、コンティンジェンシープラン(有事の際の対応方針)や正常性確認におけるタイムスケジュールの検討では多くの変更と修正を行いました。さらに専門知識を持ったベンダーや社内関係者の監修のもと、綿密なリハーサルを実施することで参加者の認識合わせと適切な対応方針の策定にも努めました。万全の準備と体制で迎えた点検当日は、サーバルームに影響することなく、スケジュールどおりに点検を完遂することができました。

障害に備えてキヤノンITS要員のみならず各設備のベンダーも参加するため、大人数での点検となりましたが、新型コロナウイルス感染拡大防止策として要員を棟内に分散配置し、Microsoft Teamsを活用して非対面の情報連携を行いました。

今回の点検で得られたデータと課題を分析し、PDCAサイクルを通じて設備や運営を改善することで、これからもキヤノンITSはさらなるサービス品質およびデータセンターのプレゼンス向上に努めます。

西東京データセンターの運営品質向上活動については、下記も合わせてご覧ください。

総合連動点検の実施風景

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