ファイル読み込み型MREAL表示アプリケーションソフトウェア「MREAL Visualizer」最新バージョンを発売トピックス
2020年3月25日
キヤノンITソリューションズ株式会社
キヤノンは、現実映像とCGをリアルタイムに融合するMR(Mixed Reality:複合現実感)システム「MREAL」の表示アプリケーションソフトウエア「MREAL Visualizer」の最新バージョン「MREAL Visualizer 3.5」シリーズを2020年3月25日より発売します。

主要3Dソフトウェアのデータファイルや中間ファイルを読み込みMREALで表示する、ファイル読み込み型の表示アプリケーションソフトウェアです。
基本となるVRML形式に加え、Importerライセンスを追加でご購入いただくことで、様々な形式のファイル読み込みに対応します。
MREAL Visualizer 3.5では、現実の手と仮想ターゲットCGとの接触判定を可能にするとともに、「ハンドオペレーション」など先進の機能を更にブラッシュアップし「製造現場での実践的な検証ツール」としての機能性・操作性向上を主体とした改善を実施。ものづくりの現場における3Dデータを活用した仮想検証を更に効率的にサポートします。
- 工程分析の緻密化のための「現実の手(カラーマスクモデル)とターゲットCGの接触判定」機能新設
- より現実的な動きの再現に必要な操作性向上のための「ノードの移動・回転軸範囲設定」機能新設
- タブレット操作者の瞬時識別を可能にする「ポインタ色自動割り当て」機能新設
- ハンドオペレーションでの操作性を向上させる「誤ピック防止」(視野外キャンセル動作)機能改善
- HMDの物理ボタンで必要に応じて素早くハンドオペレーションをON/OFFできる「ハンドオペレーションスイッチ割当」機能追加
- シーン設定時間の短縮をサポートする「ドラッガー中心設定機能」の強化
- より素早く使いやすくなった「ドラッガーデザイン刷新」「切り替え視点(2視点→7視点)」「ショートカット追加」「Playerモデル表示」機能強化
- より編集しやすくなった「ノード移動」機能改善
- プレーヤー状況をより詳しく把握できる「ステータス表示」機能改善
- ターゲット軌跡の分析・編集
- 繰り返し運用を支援する「再生中一時停止」「クリップ削除」「再生除外設定の保存」機能強化

販売価格
製品名 | 価格(税別) | 発売日 |
---|---|---|
MREAL Visualizer 3.5 | ¥1,500,000 | 2020年3月25日 |
MREAL Visualizer 3.5 Player | ¥500,000 | 2020年3月25日 |
MREAL Visualizer 3.5 Importer for CATIA V4 | ¥250,000 | 2020年3月25日 |
MREAL Visualizer 3.5 Importer for CATIA V5 | ¥250,000 | 2020年3月25日 |
MREAL Visualizer 3.5 Importer for CATIA V6 | ¥250,000 | 2020年3月25日 |
MREAL Visualizer 3.5 Importer for Siemens PLM Software's NX | ¥250,000 | 2020年3月25日 |
MREAL Visualizer 3.5 Importer for Creo Parametric(Pro/Engineer) | ¥250,000 | 2020年3月25日 |
MREAL Visualizer 3.5 Importer for JT | ¥250,000 | 2020年3月25日 |
MREAL Visualizer 3.5 Importer for IGES | ¥250,000 | 2020年3月25日 |
MREAL Visualizer 3.5 Importer for STEP | ¥250,000 | 2020年3月25日 |
MREAL Visualizer 3.5 Importer for Parasolid | ¥250,000 | 2020年3月25日 |
MREAL Visualizer 3.5 Importer for Industry Foundation Classes (IFC) | ¥250,000 | 2020年3月25日 |
MREAL Visualizer 3.5 Importer for Solidworks | ¥250,000 | 2020年3月25日 |
MREAL Visualizer 3.5 Remote Scene Sharing for Scene Server | ¥800,000 | 2020年3月25日 |
MREAL Visualizer 3.5 Remote Scene Sharing for Player | ¥100,000 | 2020年3月25日 |
MREAL Visualizer 3.5 Tablet Player | ¥500,000 | 2020年3月25日 |
MREAL Visualizer 3.5 Batch File Converter | ¥250,000 | 2020年3月25日 |
「MREAL Visualizer 3.5」シリーズ おもな特長
「MREAL Visualizer 3.5 Remote Scene Sharing for Scene Server」「MREAL Visualizer 3.5 Remote Scene Sharing for Player」
外部ネットワークを通しシーンサーバーと複数のプレーヤーを同時接続することで、遠隔多拠点間でシーンを共有できる「遠隔拠点モード」が使用可能。
革新的な遠隔地とのコミュニケーションを実現します。
「MREAL Visualizer 3.5 Tablet Player」
MREAL体験者映像をタブレットPCで共有可能。プレーヤーの映像を手軽に確認することができ、タブレットPCからMREAL体験者に指示を与えることも可能です。
「MREAL Visualizer 3.5 Batch File Converter」
複数モデルファイルをVisualizerモデルファイル(RMO形式)に一括変換可能。
ファイル読込み時に時間がかかりがちな複雑な構成のCADファイルでも、手間を掛けずシーン作成時に読み込むことが可能です。
MR(Mixed Reality)システムについて
MR(Mixed Reality:複合現実感)とは、現実世界とCGをリアルタイムに違和感なく融合させる映像情報処理技術です。MRシステム「MREAL」により、CGがあたかも目の前で現実世界に存在しているかのような臨場感を提供します。

-
(1)HMDに内蔵された左右一対のビデオカメラによって現実世界を撮影し、その映像をコンピューターへ送ります。
-
(2)画像処理や位置検出センサー、あるいはその両方を組み合わせた位置合わせ技術により、コンピューター内のCGと現実世界の映像を高精度に融合し、HMDに搭載された小型表示ディスプレイに表示します。
-
(3)先進的な技術を結集した光学システムでディスプレイの映像を拡大し、臨場感のある立体映像をユーザーの眼に届けます。
「MREAL」の主な特長
実物大で高精細なCGを描画し、優れた臨場感を実現
ビデオを通しての映像にも関わらず、あたかもそこにあるかのように、現実空間にCGを重ね合わせるため、仮想のモックアップでも本物と同じ感覚で体験できます。
高精度かつ高速な位置合わせで、現実と仮想の世界を正確に融合
HMDの位置と姿勢をリアルタイムで計測し、1コマごとにCGを描画することにより、ユーザーの姿勢の変化や動きに瞬時に対応した合成映像を提供。
「MREAL」の製品名称とロゴについて

「MREAL」の「MR」はMixed Reality(=複合現実感)、「E」はExtreme(最先端・究極)、「A」はArt(技術)、「L」はLeader(先導者)を意味しています。
また、右記の製品ロゴは「m」と「r」をモチーフにしています。滑らかな曲線は、現実世界と仮想世界を繋ぐことで得られる柔軟性や限りない可能性を表しています。
キヤノンは、MRの分野において、今後も業界の先導者として最先端のソリューションを提供していきます。
お客さまからのお問い合わせ先
- キヤノンITソリューションズ株式会社 エンジニアリングソリューション事業部
-
本ソリューションの導入のご相談・お見積りについては、下記よりお問い合わせください。
-
電話番号:03-6701-3328
-
※
受付時間:平日 9時00分~17時30分(土日祝休日と年末年始弊社休業日は休ませていただきます。)
-
※
-
電話番号:03-6701-3328
本ページに掲載されている画像、文書その他データの著作権はニュースリリース発行元に帰属します。また、報道用途以外の商用利用(宣伝、マーケティング、商品化を含む)において、無断で複製、転載することは、著作権者の権利の侵害となります。
ニュースリリースの内容は発表時のものです。商品の販売終了や、組織の変更等により、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。