大学の環境や用途に合わせて学びの「ありたいカタチ」を実現する教育機関向けソリューション「in Campusシリーズ」~SaaSサブスクリプション型サービスを提供開始~
- ニュースリリース
2021年10月6日 更新
2021年4月9日
キヤノンITソリューションズ株式会社
キヤノンマーケティングジャパングループのキヤノンITソリューションズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:金澤 明、以下キヤノンITS)は、教育機関向けソリューション「in Campusシリーズ」の「ポータル」と「LMS(学習管理システム)」の2種において、契約ユーザー数に応じた料金で提供可能なSaaSサブスクリプション型の新サービス「in Campus ポータルCloud」と「in Campus LMS Cloud」の提供を2021年5月下旬より開始します。
昨今、大学をはじめとした教育機関は、新型コロナウイルスによるニューノーマルへの移行で、オンライン授業に対応できるセキュアで高品質な教育環境づくりや教職員の働き方改革などを進めています。その中でも、ICTを利活用した学内情報発信の窓口となる「ポータルシステム」と授業で利用される「LMS(学習管理システム)」は急速に需要の高まりを見せています。一方、サービス内容や技術の進展に伴い、大学および学生は多様なサービスの中から最適なサービスを選定することや各システムのログイン情報を管理するなど、導入・運用面で負荷がかかっています。
このような課題を解決するべく、キヤノンITSは、このたび教育機関向けソリューション「in Campusシリーズ」に、初期費用を抑えて短期間での利用開始が可能なSaaSサブスクリプション型の新サービス「in Campus ポータル Cloud」と「in Campus LMS Cloud」の2種をラインアップに拡充します。
本サービスは、キヤノンITSがこれまで多くの大学でご利用いただいているオンプレミス型「in Campusシリーズ」の「ポータル」と「LMS」の機能や使い勝手をそのままクラウドへ移行し、違和感なくスムーズな操作を可能にしました。また、新たに基本メニューとオプションを切り分けて開発しているので、大学の環境や用途に合わせた機能をパズルのように選び、初期費用を抑えながら大学および学生の「やりたい」「伝えたい」「学びたい」をかなえることができます。
キヤノンITSは、長期ビジョンであるVISION2025において"サービス提供モデル"の拡大を目指しております。文教ソリューション分野では従来から展開する「in Campus シリーズ」に加えて、今回リリースするクラウドサービスを新たな選択肢として市場に展開します。 今後、ターゲット領域の拡大や有力システムパートナーとのアライアンス強化を通じて、さらなる拡販を進めていきます。
価格表
サービス名 | 価格(税別) | 発売次期 |
---|---|---|
in Campus ポータル Cloud | 初期費用+180万円/年~ | 2021年5月下旬 |
in Campus LMS Cloud | 初期費用+180万円/年~ | |
各種オプション | 21万円/年~ | 2021年5月下旬より随時 |
ご契約は最低期間1年となり、月払い・年払いのいずれかを選択いただきます。
「in Campus ポータル Cloud」および「in Campus LMS Cloud」の初期設定費用は、追加オプションや連携させるシステムなどにより変動します。
「in Campus ポータル Cloud」の主な特長
- 1)学内の各種情報が一目でわかる
お知らせ、カレンダー、アンケート、各種リンクなどがポータルサイトに表示され、学生は学内の情報を一つの画面で確認することができます。 - 2)学内システムのお知らせを集約
学内で使われているLMSや教務システムなど各種システムから発信されるさまざまな「お知らせ」をポータルサイトに一括して表示させることができ、かつ個人宛を優先表示、3日以内には「NEW」や未読のアイコン表示などにより情報の受信漏れを防ぐことができます。 - 3)全学イベント・アンケート集計が可能
お知らせと同様に対象者を設定して、オンラインで記名・匿名それぞれのアンケートを実施することができ、結果を円グラフ、棒グラフ、表で表示することができます。さらにイベントの参加申し込み等にもご利用いただけます。 - 1)対面でなくても双方向性を実現
教員と学生が非対面の状況下でもオンラインでの「教材配布」や「レポート提出」などが可能となり、授業運営全般を強力にサポートします。また授業に関するアンケート収集や掲示板などの活用で円滑なコミュニケーションが実現できます。 - 2)LTI準拠で教材の選択肢を拡大
「in Campus LMS Cloud」はLTI※1にオプションで準拠しているので、対応する外部サイトとの連携が可能となり、LMSの教材や課題として利用することができます。 - 3)授業コースの管理も楽々!
学生がアクセスした場合は時間割として、教員がアクセスした場合は出講表として表示され、それぞれの立場での共通利用が可能となります。教務システムとの連携により、表示された授業を選択するとその授業のトップ画面に遷移するなど履修内容の管理に役立ちます。 - 1)「in Campus シリーズ」に初めてのクラウドサービスモデルが登場!
ポータル・LMSともクラウドサービスのため、従来に比べ格段に短期間での導入が可能となり※2、ハードのライフサイクルに応じた移行の必要もなく、費用面でも従来型の初期導入、カスタマイズ、更新時の費用負担も抑えた運用を可能にしました。 - 2)クラウド導入に対応したセキュリティと高可用性により安定稼働を実現
WAF経由のWebアクセスによる不正アクセスやDDoS攻撃の対策を講じています。ロードバランサでの適切な負荷分散を図るなどコンテンツを提供するサービスは的確に管理されており、ローリングアップデートの活用などの効果を生かした高可用性を実現しました。 - 3)自由に組み合わせ可能なオプションを用意
学生への情報伝達力強化につながるLINE連携サービスなど豊富なオプションを用意しました。導入時に設定したオプションだけでなく、必要になった機能を必要なタイミングで追加することができます。さらにLRSやLA※3など教育ビックデータ活用の時代に向けたオプションと剽窃チェック機能などを随時、追加提供予定※4です。 - ※1
LTI
Learning Tools Interoperability?の略。学習用のプラットフォームを外部ツールと連携させるための技術標準。 - ※2
短期間での導入が可能
導入環境や連携システム、オプション追加の内容により導入期間は変動します。 - ※3
LRS
Learning Record Storeの略。xAPI仕様に準拠し、学習システムの有効なアクティビティデータを格納するデータベース。
また,管理者が分析のために「生の」xAPIデータを利用するためのデータベース。
LA
Learning Analytics の略。オンラインの学習システムに記録される学習履歴を、データマイニングの手法で可視化・分析し、学習者の評価や予測、授業デザインなどに利用する。 - ※4
追加提供予定
予告なく変更・中止になる場合がありますので、予めご了承ください。 - 文教
大きく社会が変化する中、大学をはじめとする教育機関においても、学習環境や学習スタイルに大きな変化が求められています。少子化が進む中、子供たちがよりよい社会を育めるように資質や能力を養うことができるように、私たちは、ICTサービスを通じて質の高い教育環境の実現に貢献していきます。私たちは、数多くの教育機関に対し研究・教育・学生サービスのためのソリューションを提供し、お客さまと共に真の価値向上を共創しています。
長年文教市場に特化した営業とSEが、貴学に最適なクラウド移行を支援します。またコロナ禍で急務となっている遠隔授業環境を、当社独自開発による教育支援情報プラットフォーム「in Campus シリーズ」で実現いたします。 - in Campus ポータル Cloud
システム導入型「in Campusシリーズ」の「ポータル」の機能や使い勝手をそのままクラウドへ移行し、違和感なくスムーズな操作を可能にしました。基本機能とオプション機能を切り分けて開発しているので、必要になった機能を必要なタイミングで追加することができます。
貴学の環境や用途に合わせた機能をパズルのように選び、初期費用を抑えながら学内の「伝えたい」をかなえることができます。
2023年7月に「サイト内検索機能」「キャビネット機能」を追加しました。
2024年5月にユーザーインターフェイスをより、使いやすく自由な画面カラーの選択を可能にしました。 - in Campus LMS Cloud
システム導入型「in Campusシリーズ」の「LMS」の機能や使い勝手をそのままクラウドへ移行し、違和感なくスムーズな操作を可能にしました。基本機能とオプション機能を切り分けて開発しているので、必要になった機能を必要なタイミングで追加することができます。
貴学の環境や用途に合わせた機能をパズルのように選び、初期費用を抑えながら学内の「学びたい」をかなえることができます。
1EdTech Consortium Inc.が策定するLTI 1.3およびLTI Advantageの認定を取得した「外部ツール連携(LTI)オプション」を2023年7月にリリースしました。
2024年5月にユーザーインターフェイスをより、使いやすく自由な画面カラーの選択を可能にしました。
「in Campus LMS Cloud」の主な特長
「in Campus ポータル・LMS Cloud」共通の特長
機能一覧
in Campus ポータル Cloud基本機能一覧
機能要件 | 機能内容 | |
---|---|---|
1 | お知らせ | カテゴリ毎に分類されたお知らせを表示 |
2 | アンケート | 記名・匿名形式のアンケート機能 |
3 | リンク | 学内各システムへのリンクを表示録 |
4 | カレンダー | カレンダーへのスケジュール表示 |
5 | 個人設定 | 表示言語の変更やお知らせの通知先設定 |
in Campus ポータル Cloudオプション機能一覧
機能要件 | 機能内容 | |
---|---|---|
1 | LINE通知 | システム上のお知らせをLINEで通知 |
2 | ユーザー認証連携 | 学内ユーザー情報を連携 |
3 | 教務システム連携 | 教務システムから学生、教員、授業、履修データを連携 |
4 | SSO連携 | 学内Idpサーバーとの認証を連携 |
5 | RSS連携 | サイトの最新記事をリアルタイムに表示 |
in Campus LMS Cloud基本機能一覧
機能要件 | 機能内容 | |
---|---|---|
1 | 教材配布 | 授業で使用するファイル、リンク、動画の教材を配布 |
2 | お知らせ | 公開範囲を指定して、お知らせを配信 |
3 | 掲示板 | 授業毎に複数の掲示板を登録 |
4 | 小テスト | 複数形式の小テストをオンラインで実施 |
5 | レポート(課題)/採点 | 教員が登録した課題を学生がオンラインで提出 |
6 | 時間割 | 曜日と時限の表形式で時間割を表示 | 7 | 動画連携(YouTube URL) | 授業内に動画のURLを登録 | 8 | 出席管理 | 出席情報の取得、登録 | 9 | アンケート | オンラインで記名・匿名のアンケートを取得 | 10 | コースデータコピー(コンテンツ再利用) | 登録済みのコンテンツを他の授業にコピー | 11 | 個人設定 | 表示言語の変更やお知らせの通知先設定 |
in Campus LMS Cloudオプション機能一覧
機能要件 | 機能内容 | |
---|---|---|
1 | LINE通知 | システム上のお知らせをLINEで通知 |
2 | ユーザー認証連携 | 学内ユーザー情報を連携 |
3 | 教務システム連携 | 教務システムから学生、教員、授業、履修データを連携 |
4 | SSO連携 | 学内Idpサーバーとの認証を連携 |
5 | 外部ツール(LTI)連携 | LTI対応ツールとの連携によりLMSから外部サイトを利用 |
6 | コースバックアップ・リストア | コースのコンテンツを自動的にバックアップ取得 |
「in Campus シリーズ」とは?
「in Campus シリーズ」は、キヤノンITSの独自開発による教育支援情報のプラットフォームです。2013年4月に明治大学の教育支援情報システム「Oh-o! Meijiシステム」の提供を開始し、2014年7月にはこれをベースに他の大学でも幅広く導入可能な教育支援情報プラットフォームを開発しました。学内情報発信の窓口となる「ポータル」と、授業シーンで利用される「LMS(学習管理システム)」、学生個人の学修成果の蓄積を行える「ポートフォリオ」を中心に、大学教育で必要とされる主要な機能を装備しています。
内容は発表時のものです。商品の販売終了や、組織の変更等により、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。
本件についてのお問い合せ先
● 報道関係者のお問い合わせ先
・企画本部 コミュニケーション推進部 コミュニケーション推進課 03-6701-3603(直通)
● 一般の方のお問い合わせ先
・文教ソリューション営業本部 03-5730-7075(直通)
● 「文教ホームページ」:canon-its.co.jp/solution/education/
【関連情報】
・ニュースリリースホームページ:canon.jp/newsrelease
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