ローコード開発プラットフォーム「WebPerformer」の新バージョンを販売開始業務システムの迅速なリリースと円滑な運用を支援する機能強化を実施ニュースリリース

キヤノンマーケティングジャパングループのキヤノンITソリューションズ株式会社（本社：東京都港区、代表取締役社長：金澤 明、以下キヤノンITS）は、開発生産性向上とリリーススピードを強化したローコード開発プラットフォーム「WebPerformer（ウェブパフォーマ）」の新バージョンを2024年12月25日より販売開始します。

デジタルトランスフォーメーション（DX）が進展する中で、市場環境の変化がますます加速し、企業間の競争も激化しています。このような状況下では、企業は変化に柔軟に対応しながら、業務サービスを迅速かつ効率的に展開することで、競争優位性を確保することが求められています。この流れの中で、システム開発は、ゼロから環境を構築する従来型ではなく、即時利用可能なクラウドサービスやコンテナ技術が企業競争力を支える基盤として注目されています。また、業務要件への迅速な対応には操作性の高いシステムが不可欠であり、UI（ユーザーインターフェース）およびUX（ユーザー体験）の向上が重要です。

このたび、新バージョン「WebPerformer V2.7」では、業務システムの迅速なリリースと円滑な運用を支援する機能を強化しました。さらに、UI/UXの向上を目指し、SPA（Single Page Application）のWebアプリケーション開発効率を高める新機能も追加しています。

本バージョンより、WebPerformerで開発したWebアプリケーションをコンテナ上で稼働できます。
コンテナは、Webアプリケーションの実行環境を効率的かつ一貫して管理するための仕組みでWebアプリケーションの動作に必要なパッケージを含む環境を提供します。OSやインフラへの依存を最小限に抑え、開発環境から本番環境間へのリリーススピードを向上させるほか、オンプレミスやクラウドなど異なる稼働環境間で移行が容易できます。また、コンテナを管理するオーケストレーションツールを活用すれば、Webアプリケーションの利用による負荷状況に応じてオートスケールを実現でき、例えば年末調整時の人事ポータルなどで負荷を分散させるスケーラブルな業務システム運用が可能となります。

「WebPerformer」は、SPAのWebアプリケーションを開発するための「UIエディタ」機能を搭載しています。
本バージョンより、Webアプリケーションにおける画面項目やボタンの動的制御機能、ダイアログ画面の表示機能などを新たに追加し、利用者のUI/UXをさらに向上させる改良を行いました。

本バージョンより、ワークフローシステムを簡単かつスピーディに構築できるツール「WebPerformerWf」とキヤノンマーケティングジャパン株式会社が提供する、電子帳簿保存法に対応しながら業務のデジタル化を加速する書類保管クラウドサービス「DigitalWork Accelerator」の連携が可能になりました。
これにより、「WebPerformerWf」で申請・承認を行った請求書や領収書などの電子取引データをシームレスに連携し、検索要件を担保した形での長期保管を実現します。

「WebPerformer」は、販売開始から19年間にわたり、お客さまの業務効率化と競争力向上に貢献してまいりました。今後も、お客さまの声を大切にし、より快適にシステム開発を進めていただける環境を提供するとともに、多様化する業務システムの提供スタイルに対応できるよう、生成AIを活用した機能の強化や適用範囲の拡大を進めてまいります。

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