AI活用時代に求められるクラウド環境の可視化とデータ活用基盤整備|AWS Summit Japan 2026出展レポートイベントレポート
公開日:2026年8月4日
生成AIやAIエージェントの活用が広がるなか、企業ではクラウドを活用したデータ利活用への関心が高まっています。一方で、複数のクラウドを組み合わせた環境が広がるなかで、クラウド全体の状況を把握すること、そして分散する社内データを活用しやすい状態に整えていくことは、多くの企業に共通する課題となっています。
キヤノンITソリューションズは、2026年6月25日(木)・26日(金)に幕張メッセで開催された「AWS Summit Japan 2026」に出展し、クラウド環境の可視化と統制を支援する「CNAPPサービス」と、AWS上でのデータ基盤構築を支援する「クラウドインテグレーションサービス for AWS」を紹介しました。
本記事では、AWS Summit Japan 2026の会場で見られたクラウド活用・AI活用を見据えたデータ基盤整備への関心と、来場者との対話から見えた企業の課題をもとに、AI・データ活用を進めるうえで押さえておきたいポイントを紹介します。
AWS Summit Japan 2026の開催概要
- 会期
- 2026年6月25日(木)~6月26日(金)
- 会場
- 幕張メッセ
今年のAWS Summit Japan 2026では、AIエージェントをはじめ、クラウドとAIイノベーションの最新動向に触れられる多様なセッションや展示が展開されました。クラウド活用がより実践的な段階へ進むなか、最新技術を業務や事業の変革にどうつなげるかを考える場となりました。
マルチクラウド時代に高まるクラウド環境の可視化ニーズ
クラウド利用が広がるなか、Amazon Web Services(以下AWS)・Azure・SaaSなど複数のクラウドサービスを組み合わせて活用する企業が増えています。環境が複雑になるほど、設定状況や権限、公開範囲を継続的に把握し、セキュリティリスクの見落としを防ぐ視点が重要になります。
加えて、生成AIやデータ活用への取り組みが広がるなか、業務データを扱うクラウド環境の安全性・ガバナンスへの関心も高まっています。クラウドの利用状況やリスクを継続的に把握できる仕組みは、こうしたデータ活用やAI活用を安心して進めるための基盤の一つとなります。

CNAPPサービスで紹介したクラウド環境の可視化と統合管理
こうした背景を踏まえ、当社ブースでは、複数のクラウド環境のセキュリティリスクやコンプライアンス状況を可視化し、統合的な管理を支援するCNAPP(Cloud-Native Application Protection Platform)サービスを紹介しました。CNAPPは、クラウド環境全体の設定状況や潜在的なリスクを継続的に把握し、日々の運用改善につなげるための仕組みです。
会場では、「セキュリティ対策の必要性は感じているが可視化できていない」「マルチクラウド環境でも活用できるのか」「導入時の作業負荷が気になる」「既存の監視サービスとの違いは何か」といった声が多く寄せられました。また、CNAPPという考え方自体を初めて知る来場者も多く、実際の画面を用いたデモを通じて、クラウド環境全体の状況把握やコンプライアンス準拠状況の可視化を具体的に紹介したところ、その有効性に高い関心をお寄せいただきました。
こうした反応からは、クラウド環境を可視化するだけでなく、その結果を日々の運用改善やガバナンス強化に活かしたいというニーズがあらためて確認できました。
クラウド環境のリスクを継続的に可視化|CNAPPサービス
CNAPPサービスは、パブリッククラウド環境におけるセキュリティリスクを診断し、設定状況やリスクを可視化するクラウド設定監査サービスです。診断結果をまとめたレポートの提供や、重要度の高い設定ミス発見時のアラート通知により、クラウド環境の継続的な管理・改善を支援します。
クラウドインテグレーションサービス for AWSで紹介したデータ活用基盤の整備

生成AIや機械学習を業務で活用する動きが具体化するなか、AWS Summit会場では、「データ分析を進めたいが何から始めればよいかわからない」「生成AIを業務に活用したい」といった相談が多く寄せられました。企業の関心は、「AIをどう使うか」だけでなく、「AIを使いこなすためのデータをどう整えるか」にも広がりつつあります。
こうした関心の高まりを背景に、当社ブースでは、生成AIサービス「Amazon Bedrock」や機械学習サービス「Amazon SageMaker」に関するご質問も多く寄せられ、活用方法や導入イメージについて活発な情報交換を行いました。
業務でAIやデータ分析を活用するには、社内データを整理し、使いやすい状態に整えることが欠かせません。部門ごとにデータが分散している、システム間でデータがつながっていない、何から整備すればよいか分からないといった課題は、多くの企業で共通しやすいポイントです。
当社ブースでは、「クラウドインテグレーションサービス for AWS」の活用例として、AWS上でのデータマネジメント環境構築を紹介しました。データの収集・格納から加工、分析、活用までを見据え、Amazon Bedrock・Amazon SageMakerといったAWSサービスとの連携も含め、必要な基盤を段階的に整備していく考え方を示しました。
クラウド上でデータ活用を進めるには、利用目的や対象データ、適用範囲を整理したうえで、段階的に環境を整えていくことが大切です。
AWS活用を導入から運用まで支援|クラウドインテグレーションサービス for AWS
クラウドインテグレーションサービス for AWSは、AWSを活用したシステム構築やデータ基盤の整備を支援するサービスです。クラウド環境の設計・構築から導入後の運用までを見据え、お客さまの目的に応じたAWS活用を支援します。
クラウド環境の可視化から、AI・データ活用の実践へ
今回のAWS Summit Japan 2026では、クラウドセキュリティやデータ利活用、生成AIの業務活用など、来場者との対話を通じて幅広いニーズを確認する機会となりました。その一方で、「セキュリティ対策の必要性は感じているが可視化できていない」「データ分析を進めたいが何から始めればよいか分からない」といった、着手時の悩みも多く見られました。
クラウドやAIを継続的に活用するためには、「セキュリティ・ガバナンス」と「データ活用基盤」という両面から、目的に応じて段階的に環境を整えていくことが大切です。まずは自社の利用状況やデータの状態を把握するところから、無理なく取り組み始めることをおすすめします。
クラウド環境の可視化や、AWSを活用したデータ基盤の整備、生成AI活用の進め方に課題を感じている場合は、お気軽にご相談ください。
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