- コラム
【DXの社内推進】
DXって、どこから始めるの?
データ活用で利益を上げる、機械学習プラットフォーム活用のススメ
デジタル技術によってビジネス革新を成し遂げる、DXの動きが大きな潮流となっています。
企業内では、その動きを強力に後押しするためのDX推進部門が創設されるケースも少なくありません。DX推進部門は、企業において、どんな立ち回りをするべきなのか。その役割や環境づくりに欠かせない勘所について考えていきます。
目次
- 1.DX推進部門の広がり
- 2.DX推進に必要な組織
- 3.DX推進に向けて大きな効果をもたらす機械学習
- 4.機械学習プラットフォームの選び方
関連するソリューション・製品
- AI(人工知能)
近年、AIは様々な業界・業種に普及しており、今後も拡大することが見込まれ、私たちを取り巻く環境は大きく変わり始めています。AI技術を実務で活用するには3種類の知識が必要です。1つ目はドメイン知識(業界・業務知識)、2つ目は基幹システムや周辺サブシステムに対する知識、3つ目はAI技術に対する知識です。この異なる3種類の知識を持った人材の育成・確保が喫緊の課題となっています。
キヤノンITソリューションズは、SIerとして幅広い業界・業種に対するドメイン知識やシステム知識を持っており、R&D部門が長年研究開発してきたAI技術に対する知識を持っています。機械学習自動化プラットフォーム「DataRobot」や深層学習プラットフォーム「LaiGHT」を活用し、お客さまの業務課題の設定から、AI技術を業務に組み込み効果を出すまでの、各フェーズに適したソリューションを提供します。
- DataRobot
企業がAIを活用して継続的な成果をあげるためには、以下の3つに関する深い知識・知見を有した人材が必要と言われています。
1.対象となる事業ドメイン・ビジネス
2.統計学や機械学習を含むデータサイエンス
3.データとシステムに強いITエンジニア
しかし、これらの異なる領域に精通した人材の確保や育成は非常に難しいのが実情です。
機械学習自動化プラットフォーム「DataRobot」は、日々更新される数千のアルゴリズムの中からデータと目的に合った最適な機械学習の予測モデルを自動生成することが可能です。
これまでのデータサイエンティストは、相当な時間と試行錯誤を繰り返し予測モデルを開発していましたが、「DataRobot」により学習データを用意するだけで簡単に機械学習を始めることができます。
ただし、AIをビジネスに活用するには、”何を予測するか”、”予測によってビジネスをどう変えていくか”、”AIの予測結果を基にどういった行動を実行するか”、というAI特有の課題設定や具体的なゴール設定をお客さま自身で行っていただく事が必要です。AIの予測結果をビジネスプロセスの一部としてシステムに組み込むことは、継続的な成果の獲得につながります。
キヤノンITソリューションズは、長年システムインテグレーターとして培ったシステム企画・開発ノウハウ、プロジェクト管理経験を基に、専門の知識を有したデータサイエンティストとコンサルタントが、お客さま自らがAIを活用できるよう、機械学習の課題設定からシステム連携まで一貫してご支援いたします。 - Data Prep データ準備はDXを推進し、データを利活用する上で重要な役割を担っています。企業全体でDXやAIの恩恵を受けるには、あらゆるデータにセルフサービスで即時アクセスできる環境を整え、高度なスキルを持つデータサイエンティストやデータエンジニアだけではなく、ビジネスパーソンも気軽にデータ準備を行なえる環境を提供して支援する必要があります。