e ポートフォリオの導入をトリガーに全学統一のポータル導入事例
LMS再構築に向け柔軟性に富んだプラットフォームを導入
学校法人 京都女子学園 京都女子大学様のケース
お客さまが実現できたこと
- 全学的なin Campusへの切り替えにより利便性の大幅向上や学修状況の可視化などを実現。
- in Campus「Portfolio」による個々の学生の履歴をアーカイブし振り返りのための新たな環境を創出。
- 併せてin Campus 「LMS」「Portal」導入により情報伝達スピードの向上とペーパーレス化を促進。
お客さまのご要望
- 学内WebやLMSなど並立する既存の学内情報システムの連携が悪く、その再整備で利便性を高めたい。
- 学生の学修履歴・成果の蓄積・キャリアデザイン活用、教員の授業達成状況の点検・改善などを可視化したい。
- ドキュメントベースでの運用が主だった授業支援や連絡事項などをLMSや学内Webの刷新で改善したい。
学生の利便性向上を至上命題に全面刷新
導入前の課題と背景
今回学内情報システム刷新となった経緯をお聞かせください。
お客さまのコメント
「とことんつきあってくれる担当者の技術&人間力に脱帽」
「2016 年度にはキャンパス内ほぼ全域をWi-fi 化しており、モバイル対応も標準で備わる“in Campus”は有難かったですね」(阿部氏)
「今回も私たちの要望にきめ細かく対応してもらえ、信頼感が増したと思います。もはや、何でも話し合える間柄のパートナーとして欠かせない存在です」(瀬尾氏)
全学統一の観点から「in Campus」を選択
導入の必然性
課題解決に向け、どのような取り組みが行われたのでしょうか。
お客さまのコメント
「教育現場に明るい技術者や営業の対応力は評価に値する」
「キャリアデザインへの活用を進め、ルーブリック分析などして外部発信できるよう進化させたいですね。これからの支援にも期待しています」(宮下氏)
「2015 年の情報基盤刷新の頃からe ポートフォリオ化は視野に入れていたので、同じパートナー主導でサポートいただいていて安心です」(中山氏)
学修状況の把握に大きな手応え
運用の工夫
運用をイメージして取り組んだ部分はありますか。
ポートフォリオを核に全学統一環境へ
取り組みの成果
“in Campus”導入の成果はいかがでしょう。
「実は、以前の学内Web やLMS は、積極的に活用する教職員と、そうではない派にハッキリ分かれてしまっていました。レポートの提出や授業前の資料、休講の連絡などを紙ベースで運用する教員も少なくはなく、利便性を担保し切れていませんでした。そこで今回の“Portfolio”の導入を機に、誰もが使える全学統一の情報システムを一気に構築してしまおうと考えたのです。その点、“in Campus”は学内情報システムのプラットフォーム的な思想でつくられているため、“Portfolio”に続き“Portal”や“LMS”を導入する際も非常にスムーズに連携を図ることができました」(阿部氏)
「2017 年4 月稼動で、運用してまだ半年あまり、具体的な成果はこれからです。特に“Portfolio”は、学生が自分の学びの過程や成果の根拠となるデータを継続的に蓄積して、はじめて様々な効果につなげられます。現時点ではその意義や目的、メリットの理解を進め、学修状況の継続書き込みの啓蒙活動に注力しています」(瀬尾氏)
“in Campus”活用でより進化させる
将来の展望
今後の展望についてお聞かせください。
「現時点では、シラバスや図書館、e ラーニングなどの別システムと未連携。機能的には“in Campus”の“Portal”に巻き込んでSSO 化できますので、学生の使い勝手の向上を早急に果たしていきたいですね」(中山氏)
「特にシラバスは使いにくいという声も届いているので、“in Campus”の“Syllabus ”に切り替え、授業計画とリンクさせるなど進化させたいです」(阿部氏)
「別システムだった教職履修カルテの作成機能を“Portfolio”にビルドインしたように、今後も全学統一環境の密度を上げていきたいですね」(瀬尾氏)
システム概念図
数万人規模で学修成果を可視化できる「Portfolio」
教育支援情報システムに必要なすべての機能を備えたプラットフォームin Campus。そうした中でも、学習履歴を蓄える「Portfolio」は、成績をはじめ何をどう学んだかの学修記録、課外活動など、多項目で幅広く学生一人ひとりの現況把握が可能。きめ細やかな履修・学修支援に貢献します。
教育機関固有の「らしさ」実現を支援するin Campus
in Campusは「Portfolio」はじめ、学内の情報窓口となる「Portal」、授業運営を支援する「LMS」、作成を省力化する「Syllabus」、コミュニケーションを活性化する「Community」、スマートフォンに対応するための「Mobile」で構成されています。
学校法人京都女子学園 京都女子大学様プロフィール
「親鸞聖人の体せられた仏教精神にもとづく人間教育」を建学の精神に2017 年に創始118 年をむかえた学校法人京都女子学園。この京都女子学園を母体に「知性と情操を高め、人間としての自覚を深めるとともに、すべてのいのちを平等に愛する豊かな心を培うことによって、真の人間を育成する」の教育理念を掲げるのが京都女子大学。その長い女子教育の歴史を礎に、1949 年に創設された。文学部、家政学部、現代社会学部、発達教育学部、法学部を設置。歴史と伝統を大切に育みながら、時代の要請に応えるべく、新たな挑戦を続けている。
- 創設
- 1949年
- 所在地
- 京都市東山区今熊野北日吉町35
- 学生数
- 6032名(2017年5月現在)
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※
本記事の内容は、取材時点のものです。
ご採用いただいた製品・ソリューション
- 文教
- 大きく社会が変化する中、大学をはじめとする教育機関においても、学習環境や学習スタイルに大きな変化が求められています。少子化が進む中、子供たちがよりよい社会を育めるように資質や能力を養うことができるように、私たちは、ICTサービスを通じて質の高い教育環境の実現に貢献していきます。私たちは、数多くの教育機関に対し研究・教育・学生サービスのためのソリューションを提供し、お客さまと共に真の価値向上を共創しています。
- 長年文教市場に特化した営業とSEが、貴学に最適なクラウド移行を支援します。またコロナ禍で急務となっている遠隔授業環境を、当社独自開発による教育支援情報プラットフォーム「in Campus シリーズ」で実現いたします。
- 教育支援情報プラットフォーム
- 「in Campus(インキャンパス) 」は、キヤノンITソリューションズが、これまで文教市場で培ったIT基盤システムの開発・構築・運用の技術ノウハウや豊富な実績をもとに、独自開発した教育支援情報プラットフォームです。
- 学内情報発信の窓口となる「ポータル」と、授業シーンで利用される「LMS(学習管理システム)」を中心に、大学教育で必要とされる主要な機能を装備しています。
- サーバインフラ構築サービス
- 長年文教市場で培ってきたノウハウを活かし、Windows/Linux/UNIX/macOSなど様々なOS、オープンソースソフトウェアを利用したサーバインフラ環境をサポートします。また、お客さま環境で古くなってしまい管理者不在のシステムなども、設定内容を調査し新環境への移行を行います。
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