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4カ月でEDIの新規検討から本稼働まで実現仕入れデータの手入力作業を自動化し、誤入力による手戻りをゼロに導入事例

仕入れ情報の入力業務の負荷を軽減し、データの信頼性を担保したい

中村商事株式会社様のケース

1937年創業。鉄鋼の卸売をはじめ、非鉄金属・新素材・電子材料の素材販売やプレス成型品の加工品販売を行う独立系商社です。景気の影響を受けにくく、安定した成長を続けています。創業当時から販売しているブリキは現在も主力製品で、電池や電子部品、自動車部品、建築資材など幅広い分野にさまざまな種類の金属を提供しています。

お話を伺ったお客さま

中村商事株式会社
​代表取締役専務
​中村 吉秀 氏

お客さまが実現できたこと

  • 仕入れ情報の入力業務を自動化
  • データの正確性が担保され、後工程での手戻りがなくなった
  • 担当者の単純入力業務が省かれ、働き方改革も推進

お客さまのご要望

  • 仕入れ情報をデータでやり取りし、業務の効率化を図りたい

多い日には100件に及ぶ仕入れ情報を手入力誤入力発生時の修正作業も大きな負担に

中村商事では、物流倉庫や港湾事業者からファクスやメールで届く出荷明細をもとに、仕入れ情報を基幹システムへ手入力していました。多い日には仕入れ件数が100件におよび、入力業務の負荷や誤入力の発生が課題となっていました。

仕入れ情報の入力業務では、どのような課題を抱えていましたか?

当社では、鉄鋼メーカーからブリキや極薄鋼板などを仕入れて販売しています。商品の受け渡しは倉庫渡しか港渡しがほとんどで、商品が届くと、物流倉庫や港湾事業者から出荷明細がファクスやメールで届きます。
​その明細を確認しながら、仕入れ情報を基幹システムへ手入力していました。多い日には仕入れ件数が100件に及ぶこともあり、入力業務が現場の大きな負担になっていました。
​また、手入力では、O(オー)と0(ゼロ)、1(イチ)とI(アイ)を間違えるなど、どうしても誤入力が発生します。棚卸の際に誤入力が判明すれば在庫データの修正だけで済みますが、出荷手続き後にミスが見つかった場合は、次の作業が必要でした。

  • 出荷指示データの削除
  • 受注データの削除
  • 在庫データの修正
  • 受注データの再投入
  • 出荷指示データの再投入

関連するデータを順番に修正しなければならず、大きな手間がかかっていました。

EDIの導入に至った経緯を教えてください。

働き方改革が求められ、人材も不足する中、業務の効率化は避けて通れない課題でした。
​当社では、すでにRPAツールを活用し、単純な繰り返し作業の削減を進めていました。さらに業務を効率化するため、仕入れ先各社に、仕入れ情報をデータでやり取りできないか打診しました。
​その結果、取引量の多い仕入れ先からEDI化の提案があり、EDIの導入を決めました。

拡張性の高さや分かりやすい価格体系、既存RPAツールとの連携性を評価

中村商事は、クラウドサービスであること、発信・着信に対応していること、全銀TCP/IP(広域IP網)手順に対応していることを条件に製品を比較しました。候補を3製品まで絞り込み、各ベンダーから提案を受けた結果、「EDI-Master Cloud」を採用しました。

導入ソリューション
クラウドネイティブな次世代EDIサービス「EDI-Master Cloud」
キヤノンITSを選択した理由
  • EDIの基礎から丁寧に説明し、親身なサポートが期待できた
  • 細部までヒアリングし、ニーズをくみ上げる姿勢を評価
  • 「EDI-Master Cloud」の拡張性、冗長性、将来性を評価
  • 価格体系が分かりやすく、拡張時の費用を見通しやすい
  • 豊富なAPIを利用し、既存のRPAツールから制御できる

EDI製品の選定にあたって、どのような条件を重視しましたか?

EDIの導入を決めた後、十数社にEDI製品の資料を請求しました。まずは、次の3つの条件でカタログを比較しました。
​1つ目は、クラウドサービスであることです。将来的には着信も行いたいと考えていたため、検討の初期段階からオンプレミスは選択肢から外していました。
​2つ目は、発信と着信の双方に対応していることです。仕入れ先によってデータの受け渡し方法が異なることが想定されたため、双方に対応できることが重要だと考えました。
​3つ目は、全銀TCP/IP(広域IP網)手順に対応していることです。鉄鋼業界ではISDN回線の時代から全銀TCP/IP手順が主流だったため、インターネット回線へ移行した後も利用できる全銀TCP/IP(広域IP網)手順への対応を必須要件としました。

「EDI-Master Cloud」を採用した決め手をお聞かせください。

カタログをもとに3製品まで絞り込み、各ベンダーから提案を受けました。その中で「EDI-Master Cloud」を採用したポイントは3つあります。
​1つ目は、同時セッション数に制限がなく、通信スケジュールを組みやすいことです。
​2つ目は、価格体系がシンプルで分かりやすく、機能を拡張する場合も費用の見通しを立てやすいことです。
​3つ目は、豊富なAPIが提供されており、すでに社内で利用していたRPAツールから「EDI-Master Cloud」を容易に制御できることです。既存のRPAツールを活用できる点にも魅力を感じました。

キヤノンITSの提案やサポートはいかがでしたか?

仕入れ先からEDI化を提案された当初は、当社自身がEDIにする必要性を十分に理解できておらず、メールにデータを添付する方法でもよいのではないかと考えていました。
​キヤノンITSの営業担当者は、対面でEDIの基礎から丁寧に説明し、当社の疑問に答えてくれました。また、当社が実現したい内容やその理由、業務内容、業務の流れまで細かくヒアリングし、提案へ反映してくれた点も評価しました。
​導入作業については、私自身が元システムエンジニアだったこともあり、サポートセンターに2回ほど問い合わせた以外は、基本的に独力で進めました。問い合わせに対する回答は的確で、対応もスピーディーでした。

RPAツールと組み合わせて入力作業を自動化業務負荷の軽減と入力データの正確性向上を実現

中村商事は、「EDI-Master Cloud」のAPIと既存のRPAツールを組み合わせ、実行制御からデータの取得、変換、照合、基幹システムへの取り込みまで、ほぼすべてのプロセスを自動化しました。

システム概要図
図:EDI-Master CloudとRPAツールを連携したシステム概要

「EDI-Master Cloud」とRPAツールを、どのように連携していますか?

当社では、「EDI-Master Cloud」の導入前からRPAツールを活用し、各種業務の自動化を進めていました。
​「EDI-Master Cloud」はAPIが豊富で、RPAツールとの親和性も高いため、「EDI-Master Cloud」の実行制御、データの取得・変換、他のデータとの照合、基幹システムへのインポートまで、ほぼすべてのプロセスをRPAツールと組み合わせて自動化しています。

導入によって得られた具体的な効果をお聞かせください。

以前は、慣れた従業員でも仕入れ情報1件の入力に1分程度かかっていました。多い日には100件に及ぶため、入力作業だけで少なくとも100分が必要でした。現在は、仕入れデータの取得から基幹システムへの取り込みまでを自動化し、入力作業にはほぼ手がかかりません。また、手入力による誤入力がなくなり、後工程でのデータ修正や手戻りも発生しなくなりました。

APIをさらに活用し、運用状況の把握とEDIの適用範囲拡大を目指す

中村商事は、「EDI-Master Cloud」が障害なく安定稼働している点を評価しています。一方、担当者が使用する端末でリアルタイムの状況を把握しやすくすることを、今後の課題として挙げています。
​さらに、EDIに対応する仕入れ先を増やし、将来的には受発注から支払までEDIで管理することを計画しています。

今後の展望についてお聞かせください。

「EDI-Master Cloud」は障害もなく安定して稼働しており、高く評価しています。
​一方、現在はAPI操作を中心に自動化しているため、担当者が普段確認する端末では、リアルタイムの状況や挙動を把握しづらい面があります。
​今後は「EDI-Master Cloud」のAPIをさらに活用し、ステータスの取得間隔を細分化することで、担当者が使用する端末でも状況を確認できるようにしたいと考えています。
​また、できるだけ多くの仕入れ先と「EDI-Master Cloud」を通じてデータをやり取りしていきたいと考えています。将来的には仕入れだけでなく、受発注から支払までEDIで管理できる環境を目指しています。

キヤノンITソリューションズ担当者より

キヤノンITソリューションズ株式会社
ビジネスソリューション統括本部​
ビジネスソリューション営業本部​
営業部 東日本営業第二課​
冨田 幸佑​

中村商事様には、EDI-Master Cloudのさまざまな強みをご評価いただけただけでなく、APIの利点についても十分にご理解いただいた上でご採用を賜りましたことを心から感謝申し上げます。鉄鋼業界では、全銀TCP/IP(広域IP網)を中心としたEDI化の取り組みが進んでおり、昨今ではその動きが拡がりをみせております。
​本事例ではEDI化の取り組みに終始することなく、基幹システム連携の手法についてもAPIを活用した一つの形を示してくださいました。多くの方が参考にしていただける優れた事例をご提供いただき改めて御礼申し上げます。
​今後も中村商事様とのパートナーシップを大切にし、改善を繰り返しながら高品質なサービスを提供し続けることをお約束致します。

お客さまプロフィール

中村商事株式会社様ロゴ
会社名
中村商事株式会社
所在地
東京都千代田区神田和泉町1-71
事業内容
1937年創業。鉄鋼の卸売をはじめ非鉄金属・新素材・電子材料の素材販売やプレス成型品の加工品販売を行う独立系商社。景気の影響を受けにくく、安定した成長を続けているのが特長である。
​創業当時から販売しているブリキは現在も主力製品であるが、ブリキ以外に電池や電子部品、自動車部品、建築資材など広い分野にさまざまな種類の金属を提供している。
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    本記事は、2024年12月時点の情報をもとに構成しています。
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    アマゾン ウェブ サービス、AWSは、Amazon.com, Inc.またはその関連会社の商標です。
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お客さまにご採用頂いたソリューション・製品

EDI-Master Cloud
通信・変換・ジョブフロー・運用管理機能と各種APIを備え、サーバー不要でEDI機能をクラウド上でご利用いただけるのに加えて、EDI業務運用サービスも提供します。

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