西東京データセンターで太陽光発電の実証実験を開始
再生可能エネルギーの活用による持続可能なデータセンター運営を推進ニュースリリース
2025年12月18日
キヤノンITソリューションズ株式会社
キヤノンマーケティングジャパングループのキヤノンITソリューションズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:金澤 明、以下キヤノンITS)は、西東京データセンター2号棟に太陽光発電設備を導入し発電量の検証を開始しました。再生可能エネルギーの活用により、環境負荷の少ないデータセンター運営を実現するとともに、持続可能な社会への貢献をめざします。
背景
近年、地球温暖化の進行やエネルギー資源の枯渇といった環境課題が深刻化する中、企業活動における環境負荷の低減と持続可能性の確保が強く求められています。特に、電力消費量の多いデータセンターでは、エネルギー効率の向上や再生可能エネルギーの活用が重要なテーマとなっています。
キヤノンITSは、これらの社会的要請に応えるべく、環境に配慮したインフラ整備を積極的に推進しており、データセンター事業においても省エネルギー化と再生可能エネルギーの活用を両立させる取り組みを進めています。2024年4月より再生可能エネルギー由来の電力を外部から調達しており、今回の実証実験により再エネ活用の取り組みのさらなる強化をめざします。
実証実験のねらいと実施内容
西東京データセンター2号棟に設置した太陽光発電設備によって約69MWhの年間発電量を見込んでいます。再生可能エネルギーを活用して電力の一部を自家発電で賄うことにより、環境負荷の低減と電力コストの抑制に向けた検証を行います。
また、災害時や緊急時における電力供給の多様化にも寄与することから、BCP(事業継続計画)の観点でも重要な施策と位置づけています。再生可能エネルギーの導入は、環境対策にとどまらず企業のレジリエンス強化にもつながるものと考えています。
展望
今回の太陽光発電設備導入を契機として、さらなる再生可能エネルギーの活用拡大を推進してまいります。今後は、蓄電池や他の再エネ技術の導入、オフサイトPPA※などの新たな電力調達手法の導入も視野に入れています。これらの取り組みを通じて、環境負荷の少ないデータセンター運営を実現し、持続可能な社会の構築に貢献してまいります。
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電力需要家が敷地外の発電設備から再生可能エネルギー由来の電力を供給する仕組み
西東京データセンターについて
自然災害の影響を受けにくい武蔵野台地に立地した西東京データセンターは「ティア4レベルの高性能ファシリティ」、「世界基準の運営品質を証明するM&O認証取得」、「充実したSEサービス」が評価され、金融業、製造業、クラウド事業者など数多くの企業に利用いただいています。
西東京データセンターの紹介動画を刷新し本日より公開
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