キヤノン株式会社 光学機器事業本部 光機CS統括センター
コロナ禍の移動制限をきっかけに、MREALを活用したトレーニングが可能に
- 試作レス・検品レス
- リードタイム短縮
- コスト削減
- 製品・サービス品質の向上
大型装置の運用を支援するフィールドエンジニアの教育は、実機で行うことが一般的ですが、コロナ禍の移動制限をきっかけにトレーニング手法の見直しが進んでいます。
キヤノンではMREALを活用し、バーチャルトレーニングをより実践的なものにし、時間と場所にとらわれない柔軟なトレーニング環境の構築を進めています。
導入ソリューション |
---|
お客さまが実現できたこと
- 実機なしでも同等の訓練ができるようになり、年間に訓練可能な人数は従来の7倍になった
- 長期出張の渡航費や滞在費など、年間を通してコスト削減が進んだ
- 実機と比べ待ち時間が減り、訓練期間を短縮できた
お客さまのご要望
- トレーニングの運営・維持コストを引き下げたい
①高額な大型装置をタイムリーに入れ替え導入することが難しい
②設置している大型製品のメンテナンス管理負担が大きい - トレーニングの柔軟な体制を構築したい
①実機のトレーニングは一度に可能な人数に制約がある
②トレーニング機器がある現地に集合するための調整負担が大きい
トレーニングを実践的かつ効率的に実施
MRの場合、仮想現実(VR)では見えない自分の手や実際の工具が見えるようになるため、実際の作業に近い状態で距離感を掴みやすく、より実践的な訓練ができます。
実機ではトレーニングできる人数が限られ待ち時間が発生していましたが、バーチャル教育では待ち時間が無くなるため訓練期間を短縮できます。さらに、同時に体験者の映像をモニタで確認できるため、同時に多くの人員の育成が可能です。
場所にとらわれず、いつでもどこでもトレーニング
MRの仮想化トレーニングであれば、場所にとらわれず、低コストで実践的なトレーニングをいつでも実施することが可能です。
新人のみならず、ベテラン向けのトレーニングにも効果を発揮
VRではすべてが仮想世界なので現実感に乏しく、ARは現実空間上にCGを重ねて映し出すのみです。MRシステムを活用することにより、装置構造をCGデータで把握でき、実在する物の形状や位置などを認識し、触れたり動かすといった動作もできるため、新人のみならずベテラン向けの高度なトレーニングも可能です。教育機会は飛躍的向上、フィールドサポートエンジニアの早期育成が期待できます。体験者のMREAL越し視野を他者もモニタで同時に確認できるため、多くの人員を育成できました。
■関連利用シーン
■関連セミナー(アーカイブ)
MREALの活用事例(キヤノンマーケティングジャパン株式会社主催)の公開のセミナー動画をご覧いただけます。
導入いただいたソリューション・製品
- MRソリューション
現実空間に、開発中の新型車や建設予定の建物が、実際に目の前にあるかのように現れます。
キヤノンが開発したMRシステム「MREAL」は、現実映像とCGを違和感なく融合し、自由な視点から体験できる映像技術です。
光学技術と映像技術を結集した「MREAL」により、幅広い分野にソリューションを提供しています。
- 事例や製品に関するお問い合わせはこちら。 お問い合わせ