「会計・財務EXPO2026」バックオフィスDXの最新動向|実務担当者の声から見る課題と解決策イベントレポート
公開日:2026年7月10日
2026年6月17日~19日に開催された会計・財務分野の専門展示会において、来場者から寄せられた声や関心をもとに、バックオフィス領域における最新動向を整理します。
来場者からは、『Excelでの集計作業を減らしたい』『新リース会計への対応範囲を確認したい』『オンプレミスから段階的にクラウドへ移行できるか』といった質問が寄せられました。
特に印象的だったのは、「部分最適ではなく全体最適で見直したい」という声の増加です。
バックオフィスは単なるコスト部門ではなく、経営判断を支える情報基盤としての役割が強く求められています。
こうした来場者の関心や課題認識を踏まえ、展示されたソリューションや具体的な取り組み内容を通じて、業務効率化とデータ活用を両立する会計DXの進め方や、制度対応を含めた実践ポイントを分かりやすくご紹介します。バックオフィス改革を検討するうえでのヒントとしてご活用いただけます。
展示会概要:第15回 会計・財務EXPO【東京】の開催情報
- 会期
- 2026年6月17日(水)~6月19日(金)
- 会場
- 東京ビッグサイト(南1、2ホール S1-15)
法改正・効率化・クラウド化をまとめて見直す会計DX
現在の経理・財務部門では、以下のテーマが同時進行で求められています。
- 新リース会計制度などの法改正対応
- 業務の属人化解消と標準化
- Excel依存からの脱却
- データ活用による経営可視化
- クラウド化による運用負荷軽減
従来は個別対応で進められてきたこれらの取り組みも、現在では業務プロセス全体での見直しが必要となっています。
特に会計領域では、証憑管理・仕訳・決算・レポーティングが分断されているケースが多く、これが非効率やミスの温床になっています。
そのため、データを軸とした統合管理がDX推進の鍵となります。
今回の展示では、これらの課題を単独の機能紹介としてではなく、バックオフィス業務全体をどのように効率化し、経営判断に必要な情報をどのように活用しやすくするかという視点でご紹介しました。
SuperStream-NXは、会計システム、固定資産管理システム、人事給与システム、グループ経営管理システムにより、企業のバックオフィス業務の最適化を支援するバックオフィス向けDXトータルソリューションです。
決算を早く、経理をラクに。会計業務を支えるSuperStream-NX
SuperStream-NXは、会計業務を「点」ではなく「流れ」で最適化することを重視しています。
主な強化ポイント
- 会計・支払・債権・固定資産を統合管理
- 証憑と仕訳の連携による入力作業削減
- データ一元化によるリアルタイムな状況把握
これにより、以下のような変化が期待できます。
- 月次、年次決算の早期化
- 手作業・属人業務の削減
- 部門間のデータ連携強化
さらに、電子帳簿保存法対応の証憑管理や、デジタルインボイス対応など、制度対応の運用負荷、莫大な追加投資の必要なく実現できる点も評価されています。
人事・給与情報をまとめて管理し、日々の手間を減らす
人事部門では、「情報はあるが活用できていない」という課題が多く見られました。
特に以下のようなケースです。
- Excel・個別システムによる分散管理
- 情報更新の遅れや二重管理
- 従業員からの問い合わせ対応の増加
SuperStream-NXでは、人事・給与情報を一元管理し、業務とデータを一体化します。
具体的な改善ポイント
- 人事・給与データの統合による転記作業削減
- 従業員セルフサービスによる問い合わせ削減
- グループ全体での人材情報活用
これにより、人事部門は単なる管理業務から、人材戦略を支える役割へシフトすることが可能になります。
SuperStream-NX 人事給与ソリューションは、スキル情報をもとに従業員の現在の状態と目指す姿を把握し、セルフサービス化によって従業員を人事業務へ参加できるような仕組みを提案しリスキリング推進の実現も提供いたします。
クラウド移行で、システム運用の負担を軽くする
クラウド移行に関する相談は年々増加しており、特に以下のニーズが目立ちました。
- 保守・運用コストの削減
- テレワーク対応
- 災害・セキュリティ対策
- 組織変更への柔軟対応
基幹業務システムのクラウド化は、テレワーク対応や運用負荷の軽減、災害・サイバー攻撃への備え、事業拡大や組織改編への柔軟な対応といった観点から、検討が進んでいます。
SuperStream-NX Cloudは、単なるクラウド化ではなく、運用のあり方そのものの見直しを含め導入期間の短縮、保守・管理業務の削減、コストの最適化などを支援します。
ポイント
- 常に最新環境を利用可能
- IT部門の負担軽減
- スケーラブルな運用
また、オンプレミスとの併用が可能なため、既存資産を活かしながら段階的な移行ができる点も大きな特長です。
会場では、クラウド化を単なるシステム移行ではなく、バックオフィス業務の運用を見直す機会として捉える考え方をご紹介しました。たとえば、社内IT担当者の保守・管理業務の負荷を軽減し、常に最新版を利用できる環境を整えることは、制度変更への対応や業務継続性の観点でも重要です。
また、事業拡大、M&A、組織改編、海外展開などにより、会計・人事給与システムには柔軟な変更・拡張が求められます。クラウド活用により、グループ全体の情報基盤を整え、経営判断に必要な情報をより迅速に把握しやすくすることが期待できます。
来場者の声に多かった、7つの課題とキヤノンITSの提案をまとめてご紹介
AIとよく聞くが、業務にどう活かせばよいかわからない
AI活用は、いきなり全業務へ広げるのではなく、証憑確認や仕訳入力など、定型業務から段階的に取り入れることが重要です。現場の負担を抑えながら、入力作業や確認作業の効率化につなげることで、経理担当者がより付加価値の高い業務に時間を使える環境づくりを支援します。
新リース会計対応が必要だが、どこから手を付ければよいかわからない
新リース会計への対応では、制度対応だけでなく、契約情報や資産情報をどのように管理するかが重要になります。契約管理と資産管理を一体で見直すことで、制度対応と業務効率化をあわせて進めやすくなります。
会計、人事給与、周辺システムがそれぞれ独立していて管理が大変
会計や人事給与、周辺システムのデータが分断されていると、転記作業や確認作業が増え、業務負荷の原因になります。SuperStream-NXでは、会計・人事給与を中心にデータ連携を進めることで、バックオフィス全体の最適化を支援します。
導入時のサポートや、導入後のアフターサービスが不安
システム選定では、機能だけでなく、導入後に安定して運用できる支援体制も重要です。キヤノンITSでは、パートナーとの連携も含め、企業ごとの業務課題や運用に合わせた導入・定着支援を提案します。
クラウド移行したいが、何から始めればよいかわからない
クラウド移行は、既存環境をすべて一度に変えるのではなく、現在の運用を活かしながら段階的に進めることが重要です。SuperStream-NX Cloudでは、保守・管理業務の負荷軽減や、制度変更への対応、将来的な拡張性を見据えた運用基盤づくりを支援します。
業務が属人化しており、担当者ごとのExcelやローカルファイル管理から抜け出せない
Excelに慣れた担当者でも使いやすい操作性により、現場への定着を促進します。個人ごとのローカル管理から、システム上での一元管理へ移行することで、業務の標準化や属人化の解消につなげることができます。
会計システムは見直したいが、使い慣れた周辺システムまですべて変えるのは難しい
既存の経費精算システムや原価管理システムなどを活かしながら、会計基盤を強化できることも重要な選定ポイントです。SuperStream-NXは、さまざまなアライアンス製品との連携により、既存資産を活用した段階的な導入を支援します。
会場でご紹介した内容について、さらに詳しく確認したい方は、以下の情報をご覧ください。
さいごに:まずは課題整理から。バックオフィスDXは段階的に進める
法改正対応、業務効率化、ペーパーレス化、テレワーク対応、クラウド活用など、バックオフィス部門が取り組むべきテーマは年々広がっています。一方で、すべてを一度に進めるのではなく、自社の業務課題を整理し、優先順位をつけながら検討することが必須です。
重要なのは、「どこに課題があり、どこから手をつけるべきか」を明確にすることです。
SuperStream-NXは、会計・人事給与を中心とした基盤として、段階的なDX推進を支援します。
展示会でご紹介した内容にご関心をお持ちの方は、製品情報や関連資料をご確認ください。
具体的な業務課題をお持ちの場合は、個別相談もご活用ください。
また、導入におけるベンダー企業さまをお探しの際にもぜひ弊社へお声がけいただけましたら幸いでございます。
関連セミナーのお知らせ
味の素フィナンシャル・ソリューションズ様が実際に取り組まれた小規模会社3社の標準化プロジェクトを中心に会計システム統一、マスタ標準化、業務フロー見える化、BPO活用、AI活用構想など経理DX推進のリアルな実践事例をご紹介いただきます。