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画像センシング展2026 出展レポート|AI画像処理とロボット協働の最前線イベントレポート

公開日:2026年9月11日

AI×マシンビジョン×ロボットで実現する、製造現場の高度化と自動化

2026年6月10日(水)~6月12日(金)パシフィコ横浜で開催された「画像センシング展2026」にキヤノンITソリューションズが出展しました。今回の展示では、AIとマシンビジョンを融合した製造現場向けソリューションをテーマにご紹介しました。ブースでは、3D認識とロボットを活用した自動化、ディープラーニングによる外観検査、Visual SLAMによる位置推定技術など、スマートファクトリーの実現を支える3つのデモンストレーションを実演しました。

「画像センシング展2026」の様子

開催概要

画像センシング展2026

「画像センシング展2026」のパネルの写真
会期
2026年6月10日(水)~6月12日(金)
会場
パシフィコ横浜

今年の展示コンセプト:AIとマシンビジョン、協働ロボットの融合

製造業では、多品種少量生産や人手不足への対応として、生産ラインの柔軟化と自動化が急速に進んでいます。
その中で、AIを活用した画像認識技術は、従来のルールベース検査では対応できなかった複雑な判定や変動への対応を実現する重要な要素となっています。
今回のキヤノンITSブースでは、製造現場の高度化と効率化を実現するスマートファクトリーの姿を提案。AI・3Dセンシング・ロボット連携を組み合わせたソリューションにより、現場の高度化と効率化を具体的に体感できる内容を提供しました。

  • AIとマシンビジョンを融合した製造自動化技術を紹介
  • 3D認識・外観検査・自己位置推定の3領域をデモで実演
  • ロボット連携による自動化を実際の動作で体感可能
  • 少量学習やリアルタイム処理など、現場導入を意識した技術を提示

展示ハイライト1:3Dセンサ×協働ロボットによる搬送自動化

人手不足・省人化への対策、多品種少量生産、トレーサビリティ対策に向けた自動化事例

ブースでは、3Dセンサと協働ロボットを連携し、ワークの位置・姿勢・識別情報を取得しながら、自動搬送を行うデモを実演しました。
デモでは、

  • 3Dセンサーカメラによる位置・姿勢・色認識
  • FISセンサによるQRコード読取り
  • 協働ロボットアームによるパレタイズ&デパレタイズ

を一連の処理として実現し、仕分けから搬送までを完全自動化しました。
多品種ワークへの対応やトレーサビリティ確保を同時に実現できる点が特長であり、柔軟性が求められる製造ラインにおける活用が期待されます。

3D状態認識・QRコード読取り個体識別を連携し、仕分けから搬送までを自動化するロボットデモ

展示ハイライト2:ディープラーニングによる外観検査の高度化

導入期間短縮・検査品質標準化・属人化解消・人手不足対策に向けた自動化事例

ディープラーニングを活用した外観検査では、少量の良品データから異常検出モデルを構築し、高速かつ高精度に検査を行うデモを紹介しました。
回転テーブル上のワークを撮像し、良否判定・異常箇所のヒートマップ表示をリアルタイムで実行。
従来の検査で課題となっていた「属人化」「ばらつき」を解消し、品質の標準化と立ち上げ期間の短縮を両立できる点が来場者の関心を集めました。

AIディープラーニング(良品学習)により対象の良・不良を判定し高精度検査を実現する外観検査デモ

展示ハイライト3:VNS(Vision-based Navigation System)開発・環境ツールの紹介

Visual SLAM技術による自律移動技術(自己位置推定と地図生成)

Visual SLAM(Simultaneous Localization and Mapping)技術を用いたデモでは、カメラとIMU(Inertial Measurement Unit、慣性計測ユニット)を組み合わせて自己位置推定と地図生成を同時に行う様子を紹介しました。
リアルタイムで、

  • 特徴点抽出
  • 位置推定
  • 軌跡可視化

を確認でき、環境変化への即応力をご認識いただきました。
会場の都合でAGV(無人搬送車)を実走行させるデモはありませんでしたが、AGV・AMR(自律走行ロボット)導入における自由度の高いレイアウト設計や運用改善につながる技術を感じることができました。

自己位置推定と地図生成をリアルタイムで可視化するVisual SLAMデモ用システム
Vusual SLAM(VNS)処理フロー図

セミナー

AIを中心とした画像処理技術と最新スマートファクトリー事例紹介

セミナーでは、AIを活用したマシンビジョン技術と製造自動化の取り組みについて紹介しました。
座席定員を超える多数のお申し込みをいただき、AIと画像処理をベースとした検査自動化やロボット連携など具体的なユースケースを交えながら、スマートファクトリー実現に向けた実践的なアプローチを提示し、多くの来場者の関心を集めました。

AIを中心とした画像処理技術の最新動向と次世代のスマートファクトリー事例を解説したセミナー会場

まとめ

今回の展示では、AIとマシンビジョンを活用した「認識・判断・動作」を一体化したソリューションにより、製造現場の課題に対する具体的な解決の方向性を提示しました。
デモを通じて、導入後の業務変革までリアルにイメージできる構成とし、スマートファクトリー実現に向けた一歩を体感いただける展示となりました。

画像処理ソリューション

製造業をはじめ各種産業・医療分野での画像処理システム構築をフルサポート。
お客さまの課題やご要望をもとに最適な製品を提供いたします。

画像処理ソリューションのイメージ画像

製造業をはじめ、食品・医薬品・化粧品、物流、医療などの分野における外観検査や異常検知など、高精度高速処理が求められるお客さまの画像処理システム構築を全面的にサポートさせてください。キヤノンITソリューションズの提供する画像処理ソリューションでは、産業用カメラや画像入力・処理ボード、画像処理ソフトウエア&ライブラリ、AI搭載スマートカメラなど、多彩な製品を紹介しております。また、お客さまの課題やご要望に合わせて、最適な機器やソフトウエアを組み合わせ、画像処理ソリューションをご提供します。