このページの本文へ

シングルサインオン(SSO)とは? 導入するメリット・デメリット、種類と仕組みについて解説

  • セキュリティリスク

社内システムやクラウドサービスの利用が増えるなかで、ID・パスワードの管理が煩雑になり、セキュリティリスクや業務効率の低下が課題となっています。

こうした背景から注目されているのが、「シングルサインオン(SSO)」という仕組みです。SSOを導入すれば、一度の認証で複数のサービスにログインでき、利便性とセキュリティの両立が可能になります。

この記事では、SSOの仕組みやメリット・デメリット、認証方式の種類などについて、わかりやすく解説します。SSOの導入を検討している企業担当者にとって、導入判断の一助となる内容です。

1. シングルサインオン(SSO)とは?

「シングルサインオン(SSO)」とは、一度の認証で、複数のWebサイトやアプリケーションにログインできる仕組みです。
「シングル(1つの)」+「サインオン(ログイン)」という言葉のとおり、1回の認証で、各サービスへ自動的にログインできるようになります。

通常、業務で使用するアプリケーションはそれぞれIDやパスワードが異なるため、ユーザーや管理者にとっては管理の負担が大きくなりがちです。SSOを導入すれば、こうした負担を軽減し、業務効率の向上とセキュリティ強化の両立が期待できます。

SSOを利用するには、SSO機能を持つ「認証システム」を導入し、社内外の業務システムやクラウドサービスと連携させる必要があります。たとえば、社内の勤怠管理システムや、Google Workspace、Microsoft 365などのクラウドサービスとも連携可能です。

SSOは、ID・パスワード管理の課題を解消しながら、利便性と安全性の両立を実現できる仕組みとして、企業の情報セキュリティ対策において重要な選択肢のひとつとなっています。

1-1. 認証と認可の違い

セキュリティ対策を適切に設計・運用するためには、「認証」と「認可」の違いを正しく理解することが重要です。どちらもアクセス制御に関わる仕組みですが、それぞれの役割と目的は異なります。

用語 役割 目的・内容
認証
(Authentication)
誰がアクセスしているかを確認する なりすまし防止・本人確認
ID・パスワード(知識認証)、指紋や顔認証(本人認証)、トークンやスマートフォン(所有認証)など
認可
(Authorization)
何にアクセスできるかを制御する アクセス制御・権限管理
閲覧権限、編集権限、管理者権限の付与など

たとえば、あるユーザーが本人しか知り得ないIDとパスワードを使ってログインした場合、それは「認証」にあたります。その後、そのユーザーが営業部門のファイルにはアクセスできるが、経理部門のデータにはアクセスできないように制限されている場合、これが「認可」の役割です。

認証では、「知識」「本人」「所有」という3つの要素を活用し、なりすましを防ぎ確実に本人確認を行います。一方、認可は認証後のアクセス制御として、必要最小限の情報にだけアクセスできるようにすることで情報漏洩や誤操作を防ぐ役割を果たします。

2. シングルサインオン(SSO)を導入するメリット

シングルサインオン(SSO)を導入すると、ユーザー・管理者の両方にとって、利便性の向上、管理コストの削減、セキュリティの強化といったさまざまなメリットがあります。ここでは、代表的な3つの利点について紹介します。

2-1. アカウントが一元管理でき利便性が向上する

ユーザーのメリットとして、SSOは日常業務における煩わしいログイン作業を大幅に削減します。複数のシステムやクラウドサービスを利用する際、毎回IDやパスワードを入力するのは手間がかかり、業務の妨げにもなります。

とくに、業務ツールの数が増えるほどログイン情報の管理が複雑になり、使用頻度の低いサービスではパスワードを忘れてしまい、再発行するトラブルも少なくありません。

SSOを導入すれば、ひとつのアカウントで複数サービスにシームレスにアクセスできるようになり、これらの負担から解放されます。業務効率の向上だけでなく、ログインに関するストレスも軽減され、快適な作業環境の構築に役立ちます。その結果、従業員の生産性向上にもつながります。

2-2. アカウントが一元管理できコスト低減につながる

管理者のメリットとして、SSOはアカウント管理にかかる工数とコストの削減に直結します。従業員からの「パスワードを忘れた」「アカウントロックしてしまった」といった問い合わせは、IT部門にとって日常的な対応業務のひとつです。

従業員数が多い企業ではこれらの対応に膨大な時間と人手が割かれ、結果として運用コストがかさみがちです。

SSOを導入すれば、従業員ごとに1つのアカウントのみを管理すればよくなり、パスワード再設定やアカウント発行・削除といった作業負荷を大幅に軽減できます。さらに、入退社や異動にともなうアカウント管理も一括で行えるため、アカウントライフサイクル全体の効率が向上します。これにより、IT部門の人的リソースを有効活用でき、間接的なコスト削減にもつながります。

2-3. セキュリティレベルの向上

企業のメリットとして、SSOは利便性を損なうことなく、情報セキュリティのレベルを高める手段となります。パスワードの管理を従業員に任せている場合、メモ書きや使い回し、脆弱なパスワードなどのセキュリティリスクが発生しやすくなります。

SSOを導入することで、複数のID・パスワードを管理する必要がなくなり、こうした人的ミスのリスクが大幅に減少します。パスワードの長さや複雑性を定義したポリシーをまとめて適用・強制できるため、安全性の高いパスワード運用が実現します。

さらに、多要素認証(MFA)やワンタイムパスワード、生体認証などと組み合わせることで、不正ログインやなりすましへの耐性も強化可能です。
SSOによって記録された認証・アクセスログをSIEM(セキュリティ情報とイベント管理)に集約すれば、ログイン状況の可視化やリアルタイムな脅威検知、監査対応にも役立ちます。

ユーザーごとにアクセスできる範囲を制御する認可ポリシーの設定も可能で、より厳密なアクセス管理を実現します。
SSOはセキュリティ強化と業務効率化を両立でき、企業の情報管理体制を支える有効な仕組みです。

3. シングルサインオン(SSO)を導入するデメリット

シングルサインオン(SSO)には、利便性や効率性といった多くのメリットがありますが、一方で導入・運用にあたってはいくつかの注意点も存在します。ここでは、SSOを導入する際に押さえておきたいデメリットについて解説します。

3-1. 不正アクセス時のリスクが大きい

SSOは便利な仕組みですが、ひとたび不正アクセスされると、連携するすべてのシステムにアクセスされてしまうリスクがあります。とくに、SSOに紐づいたID・パスワードの管理が甘い場合、その影響範囲は広範囲におよびます。

ただし、これはSSOそのものが危険という意味ではありません。重要なのは、多層的な認証を追加して、不正アクセスが発生しにくい仕組みを構築することです。

たとえば以下のような認証方式を組み合わせることで、強固な認証環境を構築できます。

認証方式 認証方法の例
多要素認証(MFA) パスワード+SMSや生体情報など複数の要素を組み合わせて認証する
ワンタイムパスワード(OTP) 一度限り有効な認証コードでログインを制御する
パスワードレス認証 パスワードの代わりにスマートフォンなどのデバイスを使って認証する
クライアント証明書 事前に発行された証明書を持つ端末からのみアクセスを許可する

これらを柔軟に組み合わせることで、SSOの利便性を維持しながらセキュリティを強化することが可能です。認証レベルの適切な設計は、安全なSSO運用の鍵となります。

3-2. システムが停止してしまった場合サービスにログインできなくなる

SSOは複数のサービスと連携することで利便性を高めていますが、SSOシステムそのものが停止すると、すべての連携先にログインできなくなる可能性があります。このような事態は、業務全体の停止や遅延を引き起こしかねません。

そのため、全システムをSSOだけに依存するのではなく、重要度に応じてログイン経路を分けておくといった設計が推奨されます。たとえば、基幹業務システムには代替手段を残しておくことで、もしサービスが停止しても最低限の業務が維持できます。

また、SSOシステムの稼働率やSLA(サービス品質保証)、障害発生時の対応体制なども確認しておきましょう。安定した運用のためには、信頼性の高いベンダーを選ぶことが大切です。

3-3. シングルサインオン(SSO)が利用できないシステムがある

SSOは非常に便利な仕組みですが、すべてのWebサービスや業務システムがSSOに対応しているとは限りません。認証方式の違いや技術的な制約により、一部のシステムでは個別にログインが必要となる場合があります。

そのため、SSOの導入前には、自社で現在利用しているシステムや今後導入を予定しているサービスが、SSOに対応しているかどうかを事前に確認することが重要です。
とくに、採用予定の認証方式と対象システムとの互換性を確認しておくことで、導入後の運用トラブルを未然に防ぐことができます。

SSOを導入する際は、現行システムの調査に加え、将来的な拡張性も考慮した設計を心がけることが大切です。最初に綿密なチェックを行うことで、トラブルのないスムーズな運用が実現できます。

4. シングルサインオン(SSO)の種類と仕組み

シングルサインオン(SSO)には、システム環境や導入コスト、セキュリティ要件によって最適な方式があります。ここでは代表的なSSOの種類とその仕組みについて解説します。

方式 特徴
フェデレーション方式 他システムと認証情報を連携し自動ログインが可能
フォームベース方式 登録済みのID・パスワードを自動入力してログイン
リバースプロキシ方式 中継サーバで認証後にアプリへ接続を中継
エージェント方式 各サーバ内のソフトがログイン処理を代行
透過型方式 ネットワーク上のSSOサーバが通信を検知し自動認証
ケルベロス方式 Windowsログイン時の認証チケットで他システムに接続

4-1. フェデレーション方式

フェデレーション方式は、異なるドメイン間で認証情報を連携できる仕組みです。「ユーザー」「IdP(Identity Provider:認証提供者)」「SP(Service Provider:サービス提供者)」の3者構成で認証が行われます。

ユーザーがIdPで一度認証されると、その情報がSPに連携され、再ログインの必要なくサービスを利用できるのが特徴です。

主な通信技術にはSAML(Security Assertion Markup Language)やOIDC(OpenID Connect)が使われています。SAMLはXMLベースで堅牢な認証情報を提供しており、企業や政府でも広く利用されています。OIDC(OpenID Connect)はOAuth2.0を基盤とし、IDトークンによる認証機能を追加した仕様で、Webアプリケーションやクラウドサービスとの親和性が高い点が特徴です。

クラウドサービスがフェデレーション方式に対応していれば、個別設定のみでSSOを実現できます。

4-2. フォームベース方式

フォームベース方式は「代理認証」とも呼ばれ、ユーザーが本来入力するIDやパスワードを、システムが代行して自動入力・送信することでログインを実現する方式です。

たとえば、Webアプリケーションのログイン画面が表示されると、SSOシステムにあらかじめ登録されたID・パスワードを使って、システムが自動的に入力・送信を行います。

アプリケーション側に特別な対応が不要なため、ソースコードの改修が困難な古いシステムや市販のパッケージソフトにも柔軟に対応できるという利点があります。

ただし、ログイン画面の仕様変更で正常動作しなくなる可能性があるうえ、認証情報(クレデンシャル)を自動入力する仕組みのため、セキュリティリスクも考慮しなければなりません。また、システムによっては、認証用として中継サーバの別途構築が必要です。

導入の難易度は比較的低いものの、安定運用には定期的な確認・保守体制が求められ、重要システムにはより堅牢な方式を優先し、フォームベース方式は限定的な利用を検討することが推奨されます。

4-3. リバースプロキシ方式

リバースプロキシ方式は、ユーザーの端末とWebシステムの間に「リバースプロキシ」と呼ばれる中継サーバを設置して認証を行う方式です。ユーザーがサービスへアクセスしようとすると、まず中継サーバがリクエストを受け取り、必要な認証処理を行ったうえで目的のアプリケーションへ接続させます。

この方式の特長は、Webシステム側に専用のソフトウェア導入やソースコードの変更が不要な点です。認証処理は中継サーバで完結するため、複数のサービスへ一括でSSOを適用できます。

さらに、リバースプロキシを通じてアクセス制御やIP制限などのセキュリティ対策を集中管理できる点も魅力です。ただし、通信経路の変更が必要となるため、導入時にはネットワーク管理者との調整や、既存のセキュリティポリシーとの整合性を確認する必要があります。

4-4. エージェント方式

エージェント方式は、SSOを適用したいWebシステムを構成するWebサーバやアプリケーションサーバに、専用のソフトウェア(エージェント)をインストールして動作させる方式です。ユーザーがシステムへアクセスすると、エージェントが自動的に認証処理を実行し、ログインを代行します。

この方式のメリットは、ネットワーク構成の変更が不要で、既存の通信経路に手を加えずに導入できる点です。認証処理は対象サーバ上で完結するため、外部の中継サーバに依存せず安定した運用が可能です。

一方で、対象となるすべてのサーバにエージェントの導入・更新が必要となるため、システム規模が大きい場合は保守や運用の負荷が増加します。また、アプリケーションやサーバの環境によっては、エージェント方式が利用できない場合もあるため、導入前に対応可否の確認が必要です。

4-5. 透過型方式

透過型方式は、ユーザーの操作や端末設定を変えることなく、社内ネットワーク上に配置したSSO専用のサーバが通信を自動検知し、ログイン処理を代行する方式です。ユーザーは通常どおり業務システムへアクセスするだけで、自動的にSSOが実行され、ログインが完了します。

この方式は、透過型プロキシの技術を応用しており、ユーザーの手間を最小限に抑えつつ、裏側で認証処理を行えるのが特徴です。特定の端末や社内ネットワークからのアクセスに限定してSSOを適用したい場合にも適しています。

ただし、透過型方式を採用するには、ログイン対象のアプリケーションやサービスへの通信経路に、対応したSSO製品を導入する必要があります。通信経路やネットワーク設定によっては、SSOが正常に動作しない可能性もあるため、導入前にはネットワーク構成との整合を含め、インフラ担当者との調整が重要です。

4-6. ケルベロス方式

ケルベロス方式は、ネットワーク認証プロトコル「Kerberos(ケルベロス:鍵配送センター)」を活用したSSO方式で、主にWindows環境でActive Directory(AD)を利用している組織において採用されています。

ユーザーがWindowsに一度ログインすると、その認証情報が「チケット」として発行され、それを用いて社内の他のシステムにログインできる仕組みです。
この方式の特長は、認証が暗号化されたチケットで安全に行われる点と、Windowsドメイン環境と強く連携して動作するため、統一的なユーザー管理が可能な点にあります。
ただし、基本的にActive Directory環境での利用が前提となるため、クラウドサービスや非Windows環境との連携には制限がある点に注意が必要です。

5. シングルサインオン(SSO)システムを選ぶ際のポイント

シングルサインオン(SSO)システムを導入する際には、目的や自社のIT環境に合った製品を選定することが重要です。ここでは、導入前に確認しておきたいポイントをわかりやすく解説します。

5-1. 費用対効果

SSOシステムの価格体系は、ベンダーや提供形態によって大きく異なります。初期費用が必要なオンプレミス型、月額課金のクラウド型など、さまざまな料金プランが用意されており、「導入コスト」と「運用コスト」を把握しておくことが大切です。

安価なプランには、対応可能なシステムの種類やセキュリティ機能が制限されている場合もあります。価格の安さだけで判断するのではなく、必要な機能や自社の運用体制に適しているかをしっかり見極めることがポイントです。

また、SSO導入によってログイン回数の削減やパスワード再発行業務の軽減など、従業員の生産性向上やIT部門の負担軽減といった間接的なコスト削減も見込めます。「費用」ではなく「投資対効果」という視点で、自社にとって最適なSSOシステムを選定しましょう。

5-2. 既存システム・導入予定システムとの連携は可能か

SSOシステムを選ぶ際は、既存の社内システムや今後導入予定のアプリケーションとの連携が可能かどうかを必ず確認しましょう。連携が不十分だと、一部のサービスだけ別途ログインが必要になり、SSOの利便性が損なわれてしまいます。
確認のポイントは以下のとおりです。

  • 採用しているSSO認証方式との互換性
  • サービスやシステムとの連携実績
  • 将来的な連携範囲の拡張性

システムによっては、連携対象のサービス一覧を公表しています。将来的に業務アプリが増えることを見据えて、SSOシステムを選ぶときは提供ベンダーに確認しましょう。

5-3. オンプレミスかクラウドかを選ぶ

SSOシステムの導入形態は主に「オンプレミス型」と「クラウド型」があり、オンプレミスとクラウドの両方を提供しているベンダーもあります。
オンプレミスとクラウドのメリットとデメリットをまとめてみました。

導入形態 メリット デメリット
オンプレミス型 ・自社内で完結し高いセキュリティ
・柔軟なカスタマイズが可能
・初期費用・運用コストが高い
・導入に時間と手間がかかる
クラウド型 ・低コスト・短期間で導入可能
・運用負荷が少ない
・カスタマイズに制限
・外部環境への依存がある

オンプレミス型は、社内ネットワーク内で閉じた運用ができるため、機密性の高いデータを扱う企業や、外部ネットワーク接続を最小限に抑えたい組織に適しています。さらに、自社の要件に応じてカスタマイズしやすいといったメリットもあります。

クラウド型は初期費用や運用コストを抑えられ、導入スピードが早いのが特徴です。サーバ構築や保守は不要で、ベンダーがセキュリティ対策やアップデートを担ってくれるため、リソースの少ない企業にもおすすめです。

社内のオンプレミス環境とクラウドサービスを組み合わせた運用方法も増えており、既存の環境を活かしつつ、クラウド型の利便性も取り入れられるため、段階的にクラウドへ移行を進めたい企業におすすめです。

近年ではリモートワークや拠点分散の増加により、クラウド型の需要が高まっています。導入形態の選定は、自社の運用体制やセキュリティ要件をふまえて慎重に行いましょう。

5-4. サポート体制は充実しているか

SSOは企業の基幹インフラを支えるため、導入後のサポート体制は非常に重要です。とくにトラブル発生時にどの範囲まで対応してもらえるか、SLA(サービス品質保証)で稼働率や復旧対応時間などを事前に確認しておきましょう。

初期導入時の設定支援や、運用フェーズでの設定変更・障害対応の有無も確認が必要です。また海外製品では、インターフェースが日本語対応でも窓口が海外にあり、日本語での対応が難しいケースもあるため注意が必要です。

対応言語・対応時間・緊急時の連絡手段を明確にし、自社の体制に合ったベンダーを選ぶことが、安心・安全なSSO運用の鍵となります。

まとめ. ID Entrance ならID管理、SSO、アクセス制御などが一元管理できる

キヤノンITソリューションズ株式会社が提供する『ID Entrance』は、各種クラウドサービスへのログインに使用しているIDやパスワードなどの情報をクラウド上で統合管理するサービスです。

SSO機能では、SAMLやOpenID Connect(OIDC)などのフェデレーション方式に対応し、複数の業務アプリケーションをひとつのIDとパスワードで利用でき、ログインの手間を大幅に削減します。クライアント証明書を活用することで、アクセス可能な端末を限定し、不正利用やなりすましを防ぐことも可能です。

多要素認証(MFA)や柔軟な認証ポリシー機能にも対応しており、ユーザーや環境に応じた高度なセキュリティ設定が可能です。直感的に操作できるインターフェースで、初めての導入でもスムーズに運用を開始できます。
さらに、大規模災害などの非常時には、海外リージョンへの環境切替によるディザスターリカバリー(DR)機能を標準搭載。BCP対策としても有効です。導入から運用までトータルに支援する手厚いサポート体制もあり、初期設定や運用負担の軽減にも貢献します。

クラウド型統合ID管理サービス『ID Entrance』の詳細な資料は以下からご覧いただけます。

ID Entrance