社長就任のご挨拶
STIC×DREAM 読者の皆さまへ
(写真左)
キヤノンITソリューションズ株式会社
代表取締役社長
金澤 明
Akira Kanazawa
(写真右)
キヤノンマーケティングジャパン株式会社
取締役 専務執行役員
足立 正親
Masachika Adachi
この度、キヤノンITソリューションズの代表取締役社長に就任しました金澤明です。
お客さまと社会の発展に貢献する会社を目指して全力を尽くす所存ですので、何卒よろしくお願いいたします。
私が当社に入社したのは1992年、32歳のときです。以来20年以上、システムエンジニアとして主に金融系のプロジェクトに携わりました。システムエンジニアとしてのキャリアの合間に、数年間ほど営業を兼任する時期もありましたが、最近まで長く現場に身を置いて仕事をしてきました。
とはいえ、私がなじんだ現場の空気は、今では様変わりしているかもしれません。環境変化のスピードは加速しています。お客さまの課題も、以前とは大きく変わっています。特に近年は、多くの企業で労働力不足が顕在化しており、その解決に向けてITの役割は非常に大きくなりました。
「効率化のためのIT」が大きな価値を生み出した時代もありますが、今日、お客さまはそれを超える価値を求めています。ITによるビジネスの創出や高度化、デジタルトランスフォーメーションが必要とされるようになりました。価値づくりの主役は「人」です。お客さまに向き合う人材の力が、これほど問われている時代はありません。
新しい時代に対応するためには、私たち自身が変わる必要があります。社内の仕組みや体制を整備し、同時にマインドの変革を進めなければなりません。そのためにも、社員やパートナーの皆さまがやりがいを感じ、気持ちよく仕事ができる環境づくりを進めていきたいと考えています。
お客さまに対しては、より高い価値をご提供するために「得意分野の拡大と深耕」を意識しながら、地道な努力を継続する必要があります。
ITの適用領域はますます拡大しており、ITに対する社会からの期待も高まっています。社会課題を解決するために、私たちにはもっと大きな貢献ができるはずです。目の前のお客さまへのソリューション提供が、何らかの形で社会課題解決につながる場面も多いでしょう。
そんなつながりを意識し、喜びを感じながら一つひとつの仕事を積み上げていく。そのようなプロフェッショナル集団として、持続的な付加価値創造を実現していく所存です。
キヤノンITソリューションズ株式会社
代表取締役社長
デジタルビジネスを共創する真のITパートナーへ
キヤノンITソリューションズは、これまで事業統合や事業体制整備、人材育成などの取り組みを通じて着実に成長してきました。キヤノンマーケティングジャパングループは、2025年までにITソリューション事業で売上3000億円を目指しており、その中核を担うのがエンタープライズビジネスユニットの一員であるキヤノンITソリューションズです。
この4月には、現場経験豊富な金澤に社長をバトンタッチし、私はキヤノンマーケティングジャパンのエンタープライズビジネスユニット長に専念する形で、グループ全体のITソリューション事業の成長に尽力していきます。
これまで以上に、キヤノンマーケティングジャパンと、キヤノンITソリューションズがそれぞれの力を融合させ、大きな強みを発揮することで、この高い目標を達成していくと同時にお客さまから期待される存在になっていきたいと思います。そのような中でグループの牽引役として、そして新たなデジタルビジネス領域への変革の旗振り役として、得意領域を伸ばすことで、お客さまからはもちろん、市場からも一層高い信頼を得られる真のITパートナーになるよう期待しています。
キヤノンマーケティングジャパン株式会社
取締役 専務執行役員
※ 記事中のデータ、人物の所属・役職などは、記事掲載当時のものです。