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研究開発・先進技術への取り組み

研究開発イメージ

長年蓄積してきたソフトウェア技術、数理技術、言語処理技術、映像解析技術の研究成果をベースに、お客さまに新たな価値を提供する独自のソリューションの開発、サービスの実現に努めています。近年めざましい進展をみせている深層学習をはじめとするAI(人工知能)技術についても、早い段階から動画像解析、文字認識、需要予測、自然言語解析などさまざまな分野への積極的な応用を推進しています。またお客さま案件や製品開発などへのAI技術の活用を加速させるために、キヤノンITソリューションズ独自のAI開発プラットフォームの研究開発・整備にも注力しています。

研究開発からビジネスの価値を生み出す組織「R&D本部」

R&D本部が歩んできた歴史

私たちR&D本部は、1960年代に、キヤノンITソリューションズ株式会社の前身である住友金属工業(現日本製鉄)の頃より研究開発に携わっています。会社の統合/合併を経ながら研究開発領域を広げ、世の中の社会課題への貢献と、多種多様な業界およびお客さま固有の課題解決に向けて、50人規模の体制で日々研究を重ねています。

研究開発年表

工場のオートメーション化が課題となっていた1960年代から、企業が保有する人や設備を効率よく運用する手法である「数理技術」に着目し、基礎研究および鉄鋼生産現場へ実践適用してきました。数理技術は、私たちの強みの一つである生産/物流の最適化につながっています。企業でのコンピューター活用が拡大した1980年代、パソコン普及にともなうセキュリティへの対応が課題となっていた1990年代からは、ハードウェア/ミドルウェア/AI/オブジェクト指向技術などソフトウェア技術の研究を開始し、システムインテグレーションの開発革新へ貢献しています。また高度な言語処理技術による文書検索/分析やセキュリティ分野への適用など、応用研究も積極的に行っています。AI/ビッグデータ/デジタル化が急速に進んだ2010年代からは、映像解析技術にも注力し、大量の画像/映像、機器のデータを活用するキヤノンらしいソリューションの創出を推進するとともに、ディープラーニングによる画像/映像処理のAI開発に取り組んでいます。

このように長年蓄積してきた数理技術、ソフトウェア技術、言語処理技術、映像解析技術の研究成果と知見/経験をもとに、私たちR&D本部は今後も研究開発に取り組みながら、社会課題への貢献、お客さまの課題解決や新たな価値を提供するソリューションやサービスを創出します。

R&D本部の研究開発領域

企業経営に関わる様々な課題を解決する「数理技術」

オペレーションズ・リサーチ(OR:Operations Research)技術を応用し、サプライチェーンマネジメント領域(需要予測、生産計画、在庫計画、配送計画など)での高度なアルゴリズム開発をはじめ、研究開発スタッフによるコンサルティングでも著しい成果をあげています。

開発生産性の向上やクラウドシフトを支える「ソフトウェア技術」 

近年、システムアーキテクチャは多様化し、開発技術も常に変化しています。高品質で付加価値の高いシステム開発の実現をめざし、リファレンスアーキテクチャの整備、フレームワークや基盤技術の開発、開発技術の評価などを推進しています。

日本語処理技術を多種多様な領域に生かす「言語処理技術」 

長年の研究開発で培った高度な日本語処理技術を、メールセキュリティソフト「GUARDIANWALL」や類似文書検索エンジン「DiscoveryBrain」に適用しています。また、テキストマイニングなど文書情報の分析/活用に関わる応用研究も進めています。

AI技術を駆使して新たな価値を生み出す「映像解析技術」

深層学習技術を中心とした映像解析技術の研究開発に加えて、映像情報を高度に活用するソリューションの研究開発に取り組んでいます。画像認識技術を活用した働き方改革ソリューションや映像情報による農作物の生育予測を行うスマート農業技術などを進めています。

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