- イベント・セミナーレポート
「国際画像機器展2021」に出展
会場:パシフィコ横浜
開催日:2021年12月1日~3日
主催 :アドコム・メディア株式会社
キヤノンITSのブースでは、昨年より好評のハイパースペクトルイメージング製品やディープラーニングを活用した最新の画像処理技術、xR活用ソリューションを展示し、コロナ禍にもかかわらず多くのお客さまにご来場いただきました。
ドイツ Baumer社製 AIスマートカメラにキヤノンITS社製 AIプラットフォーム「LaiGHT」(参考出展)を搭載した「右手・左手の識別と手の骨格推定デモ」や、HMS社製 AIスマートカメラ「SiNGRAY」の「人検知デモ」などの体験型展示に、大変ご注目いただきました。
また、ドイツLuxFlux製スペクトルデータ処理ソフトウェアの実際の操作手順デモや、カナダMatrox製画像処理ライブラリのDeep Lerning機能による分類デモは、より具体的な課題をお持ちのお客様との活発な情報交換をさせていただきました。
加えて、キヤノンMRシステム「MREAL」コーナーでは、MR用ヘッドマウントディスプレイ「MREAL S1」を使い、現実映像とCGを融合したMRの世界感を多くの方に体験いただきました。
近年、製造現場では生産設備の性能向上や検査品質の重要性の高まりから、ありとあらゆる生産設備に産業用カメラやセンサが搭載され、生産状況の見える化、自動化による業務効率化、そしてデータ分析による歩留まりの改善に活用され始めています。キヤノンITSは、30年以上にわたりマシンビジョン製品を中心に画像処理ソリューションを様々な製造現場に提供し、お客さまの抱える課題を解決してきました。
今後もハイパースペクトルイメージングやxR分野などの新技術、画像認識やAIを活用した自動化技術により、製造工程における業務の高機能化・効率化を提案し、お客さまの製品や生産プロセスの品質向上に貢献していきます。
関連するソリューション・製品
- 画像処理ソリューション
製造業における外観検査や異常検知、食品・ 医薬品・化粧品などにおける異物検査や成分量の測定、物流業における資材配置の点検などの課題に対して、最先端のマシンビジョンシステムを中心にソリューションを提供しています。
画像処理システム構築に必要な産業用カメラ、産業用パソコン、画像入力・処理ボード、ハイパースペクトルデータ処理や画像処理ライブラリ、さらにカメラと処理エンジンが一体化したAIスマートカメラなど、各種素材を取り揃えています。
また、高い精度・高速処理が必要とされる各種検査機器、医療機器・印刷機器などに採用されたこれまでの経験を生かして、お客さまの課題やご要望をもとに最適な画像処理ソリューションをご提供していきます。 - MRソリューション
現実空間に、開発中の新型車や建設予定の建物が、実際に目の前にあるかのように現れます。
キヤノンが開発したMRシステム「MREAL」は、現実映像とCGを違和感なく融合し、自由な視点から体験できる映像技術です。
光学技術と映像技術を結集した「MREAL」により、幅広い分野にソリューションを提供しています。 - FAソリューション
設備、現場から制御室、工場、エンタープライズレベルまで一貫した共通システム(ソフトウェアフレームワーク)を提供します。
「導入しやすく使いやすいパッケージソフトウェアを提供することで、現場力の強化を支援し、お客さまご自身による操業現場のスマート化の実現を支援する」――これが当社FAソリューション事業の最大のミッションです。
国内外で高い実績を誇るAVEVA製品は、そのような理念を体現する産業オートメーション用ソフトウェアフレームワークです。当社は業界をリードし続けるAVEVA製品をはじめとして、同様の高いユーザビリティを持つソフトウェアを独自に提供することで、IoT時代における、お客さまの課題解決や価値創出をお手伝いします。
「AVEVA Operations Control」
Edge to Enterpriseでオペレーショナル・エクセレンスの達成を支援
Edge to Enterprise(現場から企業レベル)でのデータ連携を支えるべく、パッケージ群をスイート化し、「AVEVA Operations Control」として提供しています。
IoT化やDX化が注目されている現在でも、多くの企業内のデータは、個々の現場で分散状態(サイロ化)で、ほぼ連携されておりません。また、産業システムオペレーションの現場では、高齢化社会の進展に伴い、定年退職を控えるベテランが多くいます。そうした経験者の貴重な知識を保持する方法も待ったなしの状況です。
産業オペレーションに求められる変革は、従業員のコラボレーション・連携を促進することが必要です。各階層の人員がデータを中心として業務を行えるよう支援するデジタルソリューションを提供します。
- LuxFlux
LuxFlux社は、ハイパースペクトルイメージング(HSI)技術を中心としたデータ処理を行う、「産業用」スペクトルデータ処理のリーディングカンパニーです。
日本のハイパースペクトルカメラ市場はこれまで、学術・研究開発向け中心でしたが、ここ数年、活用に向けて自社設備として検討を進めたり、装置への組み込み・販売をされる先進的なお客さまが増えています。
それに伴い、ハイパースペクトルカメラから出力される膨大な情報を処理する産業用ソフトウェアがますます重要になります。
LuxFlux社の産業用ハイパースペクトルイメージング(HSI)技術によって、数多くの産業用途で、スペクトルイメージングを「できる」から「使える」にステップアップします - Baumer AXシリーズ
AXシリーズは、単一のデバイスによるエッジ処理が可能、かつAIが動作するソリューションに最適な画像処理プラットフォームです。市場をリードするNVIDIA JetsonとSony グローバルシャッターCMOSセンサを組み合わせ、Baumerのエンジニアリングによって産業利用に耐えるタフなカメラになりました。
NVIDIA Jetson Xavier NXおよびNVIDIA Jetson Nanoは、AIベースの柔軟なシステム実装を可能にするAIコアとグラフィックプロセッサを備えています。また、信頼性の高い安定した画像処理には、Sony グローバルシャッターCMOSセンサが最適です。
CMOSセンサとJetson 間のデータのボトルネックを無くして高速化し、発生する熱を効率よく放出させつつオールインワンで一体化したAXシリーズは、高い安定性とコストパフォーマンスを発揮します。 - HMS 最先端の人工知能AI技術とエッジコンピューティング技術を駆使し、画像入力と処理を一体化した高速・軽量スマートカメラモジュールおよびシステム製品の設計、製造、量産を行っている会社です。
- MREAL Display 1997年から開発がスタートし、これまでの様々なユーザーニーズの変化に応えて改良され、用途に合わせた2つの機種をご用意しています。
- MREAL Platform MREAL Platformは、MREAL対応表示アプリケーションとMREAL Display、その他デバイスを接続するMREALの基盤となる専用ソフトウェアです。位置合わせに必要な位置姿勢情報、センサシステムとの連携、カラーマスキングなど、システムの各種設定を行います。
- MREAL専用アプリケーション MREALの表示には現実空間にCGを表示するためのMREAL対応アプリケーションソフトウェアが必要です。キヤノン製のMREAL専用アプリケーションに加え、各種3D-CADや3Dソフトウェアに対応可能なアプリケーションラインナップをそろえております。
- MREAL Visualizer MREAL Visualizerは現実映像に3D-CGを表示する専用ソフトウェアです。MREAL Display装着者の位置姿勢計測情報を元に、現実映像に3D-CGを合成します。
- MR Plug-in for Unity
◆MRコンテンツ制作の作業効率を大幅に向上
多くの開発者に利用されているゲームエンジン「Unity」。
既存プロジェクトにインポートするだけで、Unityで制作した高精細3Dグラフィックスを手軽にMREAL用コンテンツに変換できます。
◆MREALの基本ソフトウェア「MREALプラットフォーム」の主要機能に準拠
自身の手を仮想画像上に重ねるハンドマスク機能、透明モデルを設定することで現実物体と仮想物体の位置関係を正しく重ね合わせるオブジェクトマスキング機能など、MREALならではの機能を標準的に活用できます。 - XVL Studio Pro for MREAL
XVL対応ハイエンド3Dビューワ「XVL Studio Pro」のMREAL向け専用ソフトウェアです。
「XVL Studio Pro」が搭載する多彩な機能(工程機能・干渉チェックなど)で表示したデータをMREALで確認できるようになります。
仮想空間においてより現実的に、車、建設機械、造船等の大規模製品や製造設備のデザインレビュー、デジタルモックアップさらに作業環境の検証やメンテナンス作業の体験等が行え、製造業はもとより、建築、建設土木分野まで幅広い分野での活用が可能となります。
・実際の組立工程順と連動したバーチャル工程検討
・作業者の部品組み付け時に、動的な干渉チェックを仮想空間で実現
・3Dモデルへ検証結果を直接記録
■販売元: キヤノンITソリューションズ株式会社
■開発元: ラティス・テクノロジー株式会社 - XVL Studio Hybrid for MREAL
点群データをそのままXVLとして取り込み活用可能な「XVL Studio Hybrid」のMREAL向け専用ソフトウェアです。点群を含む大容量の3Dモデルの検証がMR空間で行うことができます。
■販売元: キヤノンITソリューションズ株式会社
■開発元: ラティス・テクノロジー株式会社 - 人物合成映像システム