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経験がないスマホアプリ開発への挑戦が未来を拓く

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金融ソリューション事業部
金融ソリューション第二開発本部
開発五部 オンライントレードシステム開発チーム

金融ソリューション事業部 金融ソリューション第二開発本部 開発五部 オンライントレードシステム開発チーム

金融ソリューション第二開発本部開発五部
オンライントレードシステム開発チームのメンバー

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金融ソリューション事業部は長年にわたり基幹系(勘定系)を中心としたシステム構築で実績を重ねてきましたが、2010年代以降はシフトチェンジを図り、フロントエンド領域でのアプリケーション開発を徐々に拡大しています。

この取り組みに大きな弾みをつけたのが2018年のことです。ある大手ネット証券からの委託を受け、スマートフォンで動作する株取引アプリの開発がスタートしました。不特定多数の一般投資家を対象としたBtoC型のアプリケーションで、キヤノンITソリューションズ全社としても初めての試みです。

同事業部 金融ソリューション第二開発本部 開発五部 部長の五月女基史は、「お客さまのメインターゲットそのものが一般投資家の方々であり、今後のIT投資もそちらに重点的に振り向けられていくと予想されます。ならば私たちもお客さまに追随すべく、チャレンジしていかなければなりません。確かに得意領域のシステム開発に専念していたほうがビジネスは安定しているかもしれませんが、新たな目標をお客さまと共有しつつご期待に応えていかなければ、私たちはレガシーシステムのことしか知らないSIベンダーになってしまう恐れがあります。そこに将来はありません」と話します。

とはいえ、身近にスマホアプリの開発経験者などほとんどいない中でのスタートであり、大変な苦労が伴いました。

プロジェクトマネジャーの御手洗将人は、「スマホアプリ開発で求められるのは圧倒的な“スピード感”です。例えばスマートフォンのOSは頻繁かつ不定期にバージョンアップが行われますが、それに合わせてアプリ側も即日対応しなければなりません。特に株取引のようなアプリの場合、株式市場の取引時間中はサービス停止が許されないだけに、非常に大きな責任を背負うことになります」と話します。

そこで当初はスマホアプリの開発に長けたパートナーの協力を得ながらの体制づくりでしたが、徐々にスキルとノウハウを蓄積しつつ内製化を推進。ようやく約20人のメンバーからなるスマホアプリの開発チームを部内に編成することができました。

他のプロジェクトから部内ヘッドハンティングにより移ってきた岩木洋介は、「これまで携わってきたシステム開発との違いに最初は戸惑いましたが、今ではスマホアプリ開発のカルチャーにもかなりなじめたと思います。SNSやアプリストアを通じて、ユーザーの評価がダイレクトに伝わってくるのは以前にはなかったことで、皆さまから寄せられるさまざまなコメントが大きな励みになっています」と話します。

新卒入社と同時にチームに加わり2年目を迎えた福原萌加理も、「最初はスマートフォンのOSやアプリの仕組みを理解しきれず手探りの状態でしたが、一通りの開発サイクルを乗り越えたことで、自分なりの手応えをつかむことができました。今後はチームに貢献できる人材になりたいと思っています」と語っており、若い世代のメンバーも着実に育っています。

「今あらためて振り返ってもリスクの大きな取り組みでしたが、会社が持続的成長を果たしていくためには、すべての社員のマインドを未来に向けていくチャレンジが欠かせません。その意味で私たちのチームが一足先に経験することで獲得した技術や知識、ノウハウを他のプロジェクトに対してもどんどん発信し、ゆくゆくは人材を供給していく拠点にもなりたいと考えています」と五月女は語り、キヤノンITソリューションズ全社に変革を呼び起こす発信源となっていく意気込みを示します。

キヤノンITソリューションズ株式会社
金融ソリューション事業部
金融ソリューション第二開発本部
開発五部 部長
五月女 基史
Motofumi Sotome

キヤノンITソリューションズ株式会社
金融ソリューション事業部
金融ソリューション第二開発本部
開発五部
御手洗 将人
Masato Mitarai

キヤノンITソリューションズ株式会社
金融ソリューション事業部
金融ソリューション第二開発本部
開発五部
岩木 洋介
Yosuke Iwaki

キヤノンITソリューションズ株式会社
金融ソリューション事業部
金融ソリューション第二開発本部
開発五部
福原 萌加理
Akari Fukuhara

※ 記事中のデータ、人物の所属・役職などは、記事掲載当時のものです。

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