キヤノンマーケティングジャパングループのキヤノンITソリューションズ株式会社（本社：東京都港区、代表取締役社長：金澤　明、以下キヤノンITS）は、京楽産業．グループのニッコウ電機株式会社（本社：愛知県名古屋市、代表取締役社長：井坂　正行、以下ニッコウ電機）がPLMシステム「mcframe PLM」を導入し、部品・部材のグループ横断の情報連携と経営層の意思決定に資するデータ提供を可能にする「グループ統合部品表」を構築したことをお知らせします。

「mcframe PLM」導入の概念図

パチンコ、パチスロ遊技機の企画から販売までを手掛ける京楽産業．グループでは、部材管理の複雑化に対応するため、情報管理の強化を推進し2016年にグループ全体の経営情報一元化をめざしてERPパッケージを導入しました。これにより、情報管理レベルは改善されたものの、グループ企業内での企画・設計開発側と製造側との情報連携には課題が残っていました。その課題解決のため導入を検討したのがPLMです。パチンコ遊技機の電子部品製造を担うニッコウ電機が中心となり、企画・設計開発から量産に至るライフサイクルを管理する基盤となる、E-BOM（Engineering-BOM/ 設計部品表）に相当する「グループ統合部品表」をPLM で構築することをめざしました。さまざまな検討を経て採用されたのが、キヤノンITSが提案した「mcframe PLM」です。

【キヤノンITSの提案が選ばれた理由】
・グループ個社の既存の仕組みを生かしたまま「グループ統合部品表」を構成できる、イメージに沿った提案内容
・パチンコ遊技機の実データを用いたPoC環境の提供

ニッコウ電機は、「mcframe PLM」の導入によって、「グループ統合部品表」を通じてグループ会社を横断する情報連携を実現すると同時に、経営層に対して意思決定に必要な客観的な情報を提供する『縦方向の情報連携基盤』としても、活用していくことを進めています。今後は次のステップとして、M-BOM（Manufacturing-BOM/製造部品表）に相当する部品表も「mcframe PLM」に実装することで、グループ会社の製造・保守業務の省力化・自動化につなげていく予定です。
キヤノンITSは、今後も「mcframe PLM」を活用したさまざまな効果を生み出すための支援をしてまいります。

●ニッコウ電機の事例詳細は、下記よりご覧いただけます。
https://www.canon-its.co.jp/case/detail/3d_08.html

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