キヤノンITソリューションズが考える「DX」
エンジニアリングDXとは、「DXの“核”となる技術を、有機的に結合したソリューションのコンセプト」です。
単純なデジタル化やIT化ではなく、業務プロセスの変革を推進し、新しい収益モデル創出を支援いたします。
こんな課題を解決
- 設計部門(上流工程)と製造部門での3Dデータの共有・活用したい
- センシング・AI技術やビッグデータ分析を取り入れ、IoTを活用したい
- サイバー空間上で構築した3Dモデルを実寸大で現実空間に表示させたい
「エンジニアリングDX」紹介動画
特長
- 当事業部の主力ソリューションである、CAD・PLM・xR・IoT(IM/FA)を有機的に繋げ「エンジニアリングDX」として、お客さまのデジタルトランスフォーメーション = DX(※)を支援
「設計の3Dデータ」「可視化のxR」「生産現場のIoT」が連携することにより、新たなアイディアが生まれ、業務改善や価値ある製品開発が見込めます。お客さまの資産となるデジタルデータを「PLMで一元管理」し、お客さまの業務プロセス改革や生産性向上に貢献します。
設計・開発、生産・製造、保守にいたる「エンジニアリングチェーン領域」を中心に、まずは現状の業務プロセス改革(=見直し)から始め、新しい収益モデル創出を支援いたします。
お客さまの課題ポイントはさまざまで、一度にすべてを解決するのは困難です。解決したいフェーズや優先順位にあわせて、早期に実行できる変革を1つずつ整理し、事業存続を意識した 「利益を生む製品づくり」 を支援する基盤作りをします。
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【経済産業省によるDXの定義】
企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化、風土を変革し、競争上の優位性を確立すること。
カタログ
「エンジニアリングDX 活用事例」ダイジェスト版
設計CADや最新xR活用、AI搭載の産業用カメラやFAシステム、PLMによるデータ統一管理など「デジタルトランスフォーメーション(DX)」 の活用事例集(ダイジェスト版)です。
更新日:2022/12
利用シーン
製品企画・デザインフェーズ
要件定義前にデザインレビュー
- 企画や設計の初期段階で、制作物の複雑な立体形状や表現しにくい質感を正確に伝えたい
- 費用の都合でモデル試作の製作ができない(試作回数を減らしたい)
- 設計パラメータの確定前に、より具体的なイメージを関係者間で共有したい
完成後のイメージをxRで体感
- 現場での作業内容を決める際、作業姿勢や設置場所など、具体的にイメージしてから決めたい
- CAD画面上だけでは、実際の距離感やサイズ感をつかみづらい
- 最適な作業環境なのか、本物の工具を組み合わせて、自分の視点で確認したい
設計・開発フェーズ
設計と製造部門でデータ共有
- CADデータや紐づくBOM(部品表)・属性情報など、設計と製造部門間でデータ共有が難しい
- 設計変更の伝達や作業完了後の確認など、即時連携できるようプラットフォームを確立したい
- 正確かつ迅速なデータ共有の実現に向けて、PLMを活用したい
作図自動設計でスピード向上
- 設計業務を、専門的な知識と経験必須の「検討作業」と、知識や経験を不要の「モデリングや作図作業」に分けたい
- モデリングや作図作業をスムーズにするため、BOM(部品表)の自動挿入が可能な「設計補助ツール」を実装したい
- 作図作業を効率化し、多くの時間を「検討」に費やして、設計の段階で「付加価値」がつけられるようにしたい
PLMによるマスタデータ管理
- 市場が求める製品を設計・開発する仕組み作りを確立させたい
- 製品損益を算定する明確な仕組み作りをPLM(プロダクトライフサイクルマネジメント)で実現したい
- 製品ライフサイクル全域にわたる製品情報を一元管理し、さらにマスタデータを全社全部門で共有したい
生産・製造フェーズ
操業現場スマート化を実現
- 操業現場のスマート化を目標に掲げているが、何から始めればよいのかわからない
- 生産効率の向上を目指し、情報の一元管理をはじめ、生産コスト低減や納期短縮、さらに品質向上を実現したい
- 産業オートメーション用ソフトウェアで、操業の監視制御や実績、分析と可視化を促進したい
外観検査のマシンビジョン活用
- 高齢化による人材不足や、人員確保が難しいために、生産効率を大きく下げてしまう
- 古い設備や作業工程の見直しを図り、現場改善の方法を見つけ、生産性を向上させたい
- 産業用カメラやソフトウェアなどのマシンビジョンシステムを導入し、製品の外観検査高速化や品質向上を目指したい
リアルタイム監視で予兆保全
- 多くのデータを収集・蓄積をしているが、どう活用したらよいかわからない
- 生産機器から得た製造ビッグデータを、分析ツールを使って解析し、予兆保全に役立てたい
- リアルタイムで異常の早期発見や不良発生原因の分析、機器不良の予兆監視を行いたい
保守サービス・分析フェーズ
技術教育・訓練による人材育成
- 新人技術者の教育・訓練は、開催場所の確保や材料の手配、教育人材の確保など準備に時間がかかる
- xR技術を活用し、実機手配前から技術者訓練に着手して、繰り返し体験させ、習熟度を高めたい
- 部品の取り扱いや交換手順など、xRと本物を交えて体験しながら学びたい
- 「エンジニアリングDX 活用事例」ダイジェスト版がダウンロードできます。 資料請求・ダウンロード