- イベント・セミナーレポート
組込み総合技術展およびIoT総合技術展(2018年)に出展
会場:パシフィコ横浜
開催日:2018年11月14日(水)~16日(金)
当社は、パシフィコ横浜で開催された組込み総合技術展「Embedded Technology 2018」(以下、ET展)およびIoT総合技術展「IoT Technology 2018」(以下、IoT展)に出展しました。
ET展では、AUTOSAR※1準拠の車載プラットフォームや車載ECU(Electronic Control Unit)開発や故障診断など車載ソフト開発の課題解決を提案。また、暗号・認証技術(TLS1.3)を用いた組込み製品向けのセキュリティサービスを紹介しました。さらに、メトリクス分析による品質判断や回帰・組み合わせのテストによる効率化など品質分析を行い、品質課題を解決する品質検証サービスのほか、組込みAI・GPUを用いた画像処理技術に関するデモンストレーションでは、9月に発表を行ったキヤノン製センサーを搭載したカメラシステムのソリューションを展示し、大きな注目を浴びました。
IoT展では当社の独自エッジプラットフォーム「PlatSquare(プラットスクエア)」のデモンストレーションを通して、各種センシングデータと統計処理結果を重畳した見える化やAI技術の活用ノウハウなどをアピールしました。また、イベント・ドリブン型アプリケーション開発プラットフォーム「VANTIQ(バンティック)」では、IoTシステム構築例を展示。工場内ラインの故障時、近くにいるエンジニアのスマホに派遣要請が送信され、スマホ機能を活用した道案内や作業報告など、現場対応の一連の流れをデモンストレーションで行いました。出展内容に強い関心を寄せた方から具体的な相談を持ち込まれるなど、当社のIoTソリューションの強みを説明することができました。
ET、IoT展は、3日間で26,000人以上の方が来場され、当社のブースでも昨年を上回る実績となり終日大盛況でした。
今後も、会期中に伺ったお客さまの課題に対する提案活動を積極的に行っていくとともに、お客さまの新たな付加価値創出とビジネス創造の加速をサポートする、当社ならではのエンジニアリングのサービス・ソリューションを紹介していきます。
今回出展した内容はメディアで取り上げられ、「組込みセキュリティサービス」「FA・画像処理ソリューション」「IoTソリューション」の詳細レポートが掲載されました。
マイナビ
アイティメディア MONOist
- ※1AUTOSAR (オートザー、AUTomotive Open System ARchitecture) は、2003年に発足した自動車業界のグローバル開発パートナーシップ
関連するソリューション・製品
- 組込みソリューション キヤノンの製品開発で培った様々な保有技術を活用して、自動車の車載制御システムから産業機器におけるFA(ファクトリーオートメーション)システムまで、幅広い分野のソフトウェア開発を実践してきました。また、これまでの経験に加えて、当社の得意とする画像処理技術やセキュリティ技術を組合わせた、先進的で具体的なソリューションやサービスをご提供いたします。
- 品質検証サービス
- エンジニアリングサービス wolfSSL wolfSSLは、米国ワシントン州に本社を持ち、組込み製品向けのセキュリティライブラリを提供しています。世界各国でさまざまな分野の信頼性を求められる組込み製品で採用実績がございます。キヤノンITソリューションズではwolfSSL社の製品を取り扱っています。
- 車載システム開発
車載開発における様々なお客さまの課題を、当社の豊富な車載開発実績とソフトウェア技術力で支援します。
当社は複合機、デジタルカメラ等のキヤノン製品はもとより、産業機器、医療機器といった様々な製品開発の支援を行っており、一つの業界に留まらない技術や経験、ノウハウが蓄積されています。これらを車載開発支援という形でお客さまの車づくりをサポートいたします。 - AI画像認識(組込み) 当社では、産業用カメラを用いた画像検査ソリューション、及び、ネットワークカメラを用いた映像解析ソリューションを提供します。