全銀TCP通信プログラム
更新日:2021/12/14
※ Windows版は、V3.04-01以降を対象とします。
※ UNIX版は、V1.20-05以降を対象とします。
※ Linux版は、V1.22-02以降を対象とします。
※ Windowsは、米国Microsoft Corporationの米国、日本およびその他の国における登録商標または商標です。
ファイル転送(Windows)
全銀TCP通信プログラムとしては、登録できる伝送ファイルの数の上限は設けていません。
ただし、ハードディスクの空き容量の不足やフォルダ/ディレクトリの容量制限により、伝送ファイルが登録できなくなることがあります。
できます。
【方法1】
ZGTCPファイル転送エージェントを使用します。
ZGTCPファイル転送エージェントは、伝送ファイルの登録およびファイル転送の開始を行う機能で、コマンドとして実行できます。
詳細は以下を参照してください。
・『ユーザーズマニュアル』の「ZGTCPファイル転送エージェント」
・ZGTCPリファレンスマニュアルの「ZGTCPファイル転送エージェント」
【方法2】
ZGTCPユーティリティの伝送ファイルの登録コマンドを使用します。
ファイル転送の開始は、定時ファイル転送スケジュールや随時ファイル転送スケジュールを使用して自動化できます。
ただし、スケジュール機能を使用する場合、ZGTCPメインが起動している必要があります。
詳細は以下を参照してください。
・ZGTCPリファレンスマニュアルの「ZGTCPユーティリティ」
・『ユーザーズマニュアル』の「その他の使用方法」の「スケジュール機能」
「指定時刻にファイル転送を実行する」
「ファイル登録後にファイル転送を自動実行する」
Q 3.受信処理の終了後に、伝送ファイルの取り出しを自動的に行えますか?開く
行えます。
ZGTCPユーティリティの伝送ファイルの取り出しコマンドを指定したプログラムが、受信ファイル情報の正常終了イベントで起動されるように設定してください。
起動されるプログラムには、イベントが発生したファイル転送の情報を起動引数で与えられます。起動引数を利用することで、受信したファイルを特定して取り出すことができます。
詳細は以下を参照してください。
・『ユーザーズマニュアル』の「その他の使用方法」の「スケジュール機能」
「ファイル転送終了後にプログラムを自動実行する」
Q 4.全銀TCP通信プログラムが、開局回答電文に処理結果「99」をセットして送信するのはどのような場合ですか?開く
以下の場合に処理結果「99」をセットして送信します。
・起動区分に「2次局」を設定しているステーション情報の、当方センター確認コードと相手センター確認コードの組み合わせと合致した場合
Q 5.全銀TCP通信プログラムが、開始回答電文に処理結果「99」をセットして送信するのはどのような場合ですか?開く
以下の場合に処理結果「99」をセットして送信します。
・ファイル管理が「ユーザ」で、受信ファイルが未登録の状態でファイル受信が行われた場合
・登録操作を行う設定で、受信ファイルが未登録の状態でファイル受信が行われた場合
Q 6.ファイル転送エージェントで同時に複数のファイル転送を開始できますか?開く
クライアント版は同時に1セッションしか利用できないので、同時に複数のファイル転送を行うことはできません。
サーバ版は、/Mオプションを指定してZTPAGTSHコマンドを実行すれば、同時に複数のファイル転送エージェントを起動してファイル転送を開始することができます。
ただし、先に/Mオプションを指定せずに実行したZTPAGTSHコマンドで起動したファイル転送エージェントがあると、次に/Mオプションを指定してZTPAGTSHコマンドを実行してもファイル転送エージェントは起動できません。
同時に複数のファイル転送エージェントを起動する場合は、すべてで/Mオプションを指定してZTPAGTSHコマンドを実行してください。
できます。
【ZGTCPマネージャ】
対象のファイル情報を選択し、[ファイル転送]-[サイクル番号の変更]メニューを選択して表示される画面で変更します。
ただし、ZGTCPメインが起動している必要があります。
【ZGTCPファイル転送エージェント】
・コマンドを利用する場合、/C=オプションを指定して実行します。
・データID/ユーザファイル名の設定ダイアログを利用する場合、「サイクル番号」で該当する設定にチェックを入れて実行します。
【ZGTCPAPI】
FtSetCycleメソッドで変更します。
Q 8.サイクル番号を1日単位で初期値に戻すことができますか?開く
ZGTCPメインが常駐していれば、できます。
ZGTCPマネージャのシステム情報のプロパティで、[基本]タブのスケジュールの「1日単位でサイクル番号をリセット」にチェックを付けてください。 稼働開始時刻になると初期値に戻ります。
稼働開始時刻はシステムスケジュールで指定します。指定しなければ0:00です。
Q 9.サイクル番号を継承するファイル転送では、どのタイミングでサイクル番号が初期値に戻りますか?開く
○ZGTCPメインが常駐していない場合
稼働開始時刻が到来して最初のファイル転送で初期値に戻ります。
ただし、稼働終了時刻が24:00を超える場合、以下のような動作になります。
例1)
稼働開始時刻「3:00」、稼働終了時刻「27:00」と設定した場合
3:00~23:59は最初のファイル転送で初期値に戻り、その後はカウントアップします。
24:00~2:59のファイル転送では常に初期値になります。
例2)
稼働開始時刻「6:00」、稼働終了時刻「27:00」と設定した場合
6:00~23:59は最初のファイル転送で初期値に戻り、その後はカウントアップします。
24:00~2:59のファイル転送では常に初期値になります。
3:00~5:59は稼動時間帯外なのでファイル転送できません。
○ZGTCPメインが常駐している場合
【ファイル転送エージェントでのファイル転送】
稼働開始時刻が到来して最初のファイル転送で初期値に戻ります。
【ファイル転送エージェント以外でのファイル転送】
「1日単位でサイクル番号をリセット」(※)にチェックが付いている場合、稼働開始時刻が到来して最初のファイル転送で初期値に戻ります。
チェックが付いていない場合、サイクル番号は継承します。
※「1日単位でサイクル番号をリセット」は、システム情報のプロパティで設定します。
Q 10.サイクル番号が「99」を超えると、次はいくつになりますか?開く
「01」になります。
Q 12.2次局のファイル転送で、開設可能セッション数を超えた場合でも再試行されますか?開く
「セッション数オーバー」となりファイル転送は行われません。また、伝送ファイルのステータスが「異常終了」とならないため、再試行するように設定していても再試行されません。
Q 13.ファイル転送中に「稼働終了時刻」を超えると、伝送処理はどうなりますか?開く
ファイル転送処理は継続されます。
ZGTCPメインが起動していない状態で開始したファイル転送が正常終了しなかったときは、再試行回数が残っていると稼働時間帯外でも再試行を行います。ZGTCPメインが起動している状態で開始したファイル転送が正常終了しなかったときは、再試行回数が残っていても稼働時間帯外は再試行を行いませんが、ZGTCPメインが起動したままであれば、再試行間隔で稼働状態を確認して稼働開始時刻が到来していれば再試行を継続して行います。
できます。
ZGTCPマネージャでファイル情報のプロパティを開き、[基本]タブの「ファイル種別」で「テキスト」を選択してください。
送信または受信ファイル情報のプロパティ画面の[オプション/コード体系]タブを選択して、「オプション」で「コード変換」の
チェックボックスをオンにし、「SBCSコード体系」と「DBCSコード体系」を指定してください。