伝送処理

Q 受信処理中にDEXM373I(B37)のエラーが発生したのはなぜですか? (全般)開く

受信処理で容量不足となったためです。
オンラインJCLのSPACE=パラメータ値またはXFILEマクロのSPACE=パラメータ値を大きくして、オンラインを再起動してください。
もしくは、相手先で送信ファイルを分割して送ってもらうようにしてください。 なお、XFILEマクロのSPACE=パラメータ値を変更した場合、制御マクロのアセンブルリンクが必要です。

Q ファイル転送が正常に終了しましたが、相手先では正常終了しないのはなぜですか? (全般)開く

伝送完了ポイントが相手先と一致していない可能性があります。双方で伝送完了ポイントが合っているか確認してください。
伝送完了ポイントはXLINKマクロのHPROT=第4パラメータの設定です。

Q コード変換はできますか? (全般)開く

ユーティリティのカタログ処理、およびアンカタログ処理において1バイト文字の変換はできます。
2バイト文字の変換はできません。

Q データを暗号化して送信できますか? (全般)開く

データを暗号化して送信することはできません。
事前に暗号化ソフト等で暗号化したデータをカタログしてください。
なお、TCP/IP手順・広域IP網に伴い、全銀TCP手順の場合、弊社製品「EDI-Master B2B for TLS」と連携すれば、SSL/TLSによる暗号化通信が可能となります。

Q 代替ボリュームはどのような場合に利用されますか? (全般)開く

ファイルアロケーションで1次割り振りに失敗したときに、代替ボリュームを利用します。
ただし、代替ボリュームに切り替わっても、代替ボリュームのDD ステートメントではなく、DATAFILE(またはDATAFIL2)DD ステートメントで指定されたSPACE=パラメータ値が有効となります。

Q NEST=YES指定時の送信処理で、2件目以降の送信処理でエラーが発生した場合、どうなりますか?(全般)開く

すべてのファイルステータスが「TRS-WAIT」に戻ります。

例:送信データ1(TRS-WAIT)
  送信データ2(TRS-WAIT)
  送信データ3(TRS-WAIT)
  の送信処理を行った場合に、送信データ1および送信データ2は正常終了、
  送信データ3を送信中に回線障害等で送信中断すると、
  すべてのファイルステータスが「TRS-WAIT」に戻ります。
 
  また、終了電文のやりとりが終了していないので、伝送完了とみなしません。

Q XLINEマクロのLINEID=パラメータ値に指定した回線をすべて使用中に伝送処理によるディスパッチ条件が成立した場合、どうなりますか?(全銀)開く

先に使用している回線が解放されるまで、ディスパッチ処理によるSTARTコマンドは発行されません。
また、STRATコマンドの発行を行わなかったことを示すメッセージは出力されません。

Q XLINEマクロのLINEID=パラメータ値に指定した回線をすべて使用中にSTARTコマンド入力による伝送処理を開始すると、どうなりますか? (全銀)開く

DEXM129Aのメッセージを出力して、伝送処理は開始されません。
また、伝送エラーによるリトライ処理も行われません。
DISPLAYコマンドを入力して回線に空きがあるか確認のうえ、再度STARTコマンドを入力してください。

Q 伝送効率を上げることはできますか? (全銀TCP手順、全銀手順)開く

以下の設定を変更することで伝送効率が上がる場合があります。
【送信処理】
・伝送テキスト長を大きくする。
 → XLINKマクロ HPROT=第2パラメータ値を大きくしてください。
・圧縮指定「あり」にする。
 → XFILEマクロ MODE=Cを指定してください。
   データに同一連続文字がある場合、効果があります。
   連続文字がない場合は圧縮制御文字のセットによりデータが伸長し、伝送効率が悪くなる可能性があります。
    
【受信処理】
・論理ACK値を大きくする。(全銀TCP手順のみ)
 → XLINKマクロ LACK=パラメータに値を指定してください。

【送信/受信処理】
・ブロック長を大きくする。
 →XFILEマクロ BLKSIZE=パラメータ値を大きくしてください。
  BLKSIZE=パラメータ値を大きくして、I/O回数を減らすことで処理速度が向上します。
  例:レコード長=10、レコード件数=50,000件の送信または
    受信処理の場合、以下のとおりです。
     BLKSIZE=10   → I/O回数:50,000回
     BLKSIZE=10,000 → I/O回数:50回

Q 圧縮処理はどのようにして行われますか? (全銀TCP手順、全銀手順)開く

全銀協標準通信プロトコルの圧縮アルゴリズムに基づき、同一連続文字を圧縮します。

Q 送受信できるテキスト件数に制限はありますか? (全銀TCP手順、全銀手順)開く

EDI-Master B2B for Mainframeにおいては、制限はありません。
ただし、全銀協の規約では、65,535件までとなっています。
65,535件を超えた処理については、接続先のソフトウェアとテキストシーケンス番号が一致した場合は処理を続行しますが、
一致しなかった場合はエラーとなります。

Q 送受信できるレコード件数に制限はありますか? (全銀TCP手順、全銀手順)開く

EDI-Master B2B for Mainframeにおいては、制限はありません。
ただし、全銀協の規約では、16,777,215件までとなっています。
16,777,215件を超えた処理については、接続先のソフトウェアとレコード件数が一致しなかった場合はエラーとなります。

Q テキストシーケンス番号が「65535」を超えると、次のシーケンス番号はいくつになりますか? (全銀TCP手順、全銀手順開く

デフォルト設定では「1」になります。
ただし、XLINKマクロのTSEQ=パラメータの設定でシーケンス番号を「1」以外にすることも可能です。
詳細については、以下を参照してください。
・「ユーザーズ・ガイド」の[Ⅲ リファレンス編]-[2-5 XLINK]

Q サイクル番号を使用するには、どうすればよいですか? (全銀TCP手順、全銀手順)開く

XFILEマクロのCYCLE=パラメータに「YES」を設定します。
サイクル番号は、XFILEマクロのDATAID=第2パラメータの9,10桁目を 初期値として、ファイル転送が正常終了するごとに1ずつカウントアップされます。

Q 可変長ファイルの受信処理で、データファイルにRDWが付加されるのはいつですか? (全銀TCP手順、全銀手順)開く

受信データファイルをアロケーションする時に、システム(OS)がレコードごとにRDWを付加します。

Q 複数の同一属性をもつ交換回線を有効的に使用できますか? (全銀手順、JCA手順)開く

XLINEマクロのLINEID=パラメータに代替回線IDを指定しておくことで2次(発信)局処理においては、
EDI-Master B2B for Mainframeが空き回線を順次割り当てて伝送処理を行い、1次(着信)局処理においては、
グルーピングされた代替回線IDの中であればどの回線で着信しても伝送処理を行うことができます。
※1次(着信)局処理において代替回線機能を使用する場合は、通信業者に対して代表番号登録を行う必要があります。
※本設定はUST上で使用するBSC回線で有効です。
※USTは、セイコーソリューションズ株式会社製マルチプロトコルコンバーター USTシリーズです。

Q 伝送処理が行われていないのにDEXM1775Aのメッセージが出力されました。なぜですか? (全銀手順、JCA手順)開く

電話を受けた後、1stENQが送られてこなかったため、USTが電話回線を切断しました。
間違い電話の可能性もあります。
※USTは、セイコーソリューションズ株式会社製マルチプロトコルコンバーター USTシリーズです。

Q XLINEマクロのTERMSES=パラメータ値を超えて、伝送処理によるディスパッチ条件が成立した場合、どうなりますか? (全銀TCP手順)開く

先に確立されたセッションが解放されるまで、ディスパッチ処理によるSTARTコマンドは発行されません。
また、STRATコマンドの発行を行わなかったことを示すメッセージは出力されません。

Q XLINEマクロのTERMSES=パラメータ値を超えてSTARTコマンド入力による伝送処理を開始すると、どうなりますか?(全銀TCP手順)開く

DEXM129Aのメッセージを出力して、伝送処理は開始されません。
また、伝送エラーによるリトライ処理も行われません。
DISPLAYコマンドを入力してセッションの空き状況を確認のうえ、再度STARTコマンドを入力してください。

Q DEXM1404Iメッセージの「PEERNAME=xxx.xxx.xxx.xxx(yyyyyy)」には何が出力されますか?開く

1次(着信)局処理では、セッション確立してきた相手のIPアドレス、ポート番号を、2次(発信)局処理では、XLINKマクロで指定した相手先のIPアドレス、ポート番号を出力します。

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