ディスパッチ

Q 受信処理で相手先からファイル無しの応答を受領しましたが、「0件ファイルを作成しない(NODATA=NO指定)」にもかかわらず、リトライ処理が行われなかったのはなぜですか?開く

リトライ処理を実行する定義がされていないためです。
リトライ処理を実行するには、XACTIV2マクロ、またはXDSPATCHマクロにNDTRTY=YESと指定してください。

Q 指定リトライ回数まで、リトライ処理が行われなかったのはなぜですか?開く

ディスパッチ定義で指定した時刻を超えた可能性があります。
時間指定のディスパッチ処理でリトライ中に指定時刻を超えると、リトライ処理は行われません。
例:HOUR=(10:00-10:10)と指定している場合
  10:00:00-10:10:59の間はリトライ処理を行いますが、
  10:10:59を超えるとリトライ処理は行われません。

Q リトライ処理を中止することはできますか?開く

リトライ処理を「中止」することはできません。
リトライオーバーになるか、伝送処理が正常に終了するまで処理を行います。

なお、DISPATCH,STOPコマンドで一時的にリトライ処理を「停止」することはできます。
ただし、停止中は次にディスパッチ条件が成立しても処理を行いません。

Q ディスパッチ処理のステータスが「停止中」の場合、条件ファイルの検索は行われますか?開く

検索は行われません。
また、ステータスが「停止中」の場合は、ディスパッチコマンドは発行されません。

Q オンラインを起動したときに、ファイルステータス「TRS-WAIT」のファイルがあっても、FILE=パラメータのディスパッチ処理が開始しないのはなぜですか?開く

前回のオンライン処理において、以下のような状況で終了させたことが原因と考えられます。
・ディスパッチ処理の開始時刻になる前にオンラインを終了させた。 
 例:HOUR=9:00,FILE=A,XMIT=A指定の場合
    8:30にファイルをカタログしたが、8:45にオンラインを終了させた。
・リトライ処理の途中でオンラインを終了させた。
・リトライオーバーになった後、「REPLY」コマンドを入力せずにオンラインを終了させた。
・リトライオーバーになった後、「REPLY,NO」コマンドを入力してオンラインを終了させた。
・「DREPLY=END」指定でリトライオーバーになった後、オンラインを終了させた。
・FILE=パラメータの条件は成立したが、空きセッション、空き回線がなく、コマンドを発行することなくオンラインが終了した。

いずれの場合も、ファイルステータス「TRS-WAIT」でファイルが残りますが、次回オンラインを起動してもディスパッチ処理は開始しません。

Q オンラインを起動したときに、ファイルステータス「TRS-WAIT」で残っているファイルを、FILE=パラメータのディスパッチ処理で伝送できますか?開く

FILE=パラメータと、XMIT=パラメータで指定したファイルが同一の場合、オンラインを起動する前に次のユーティリティ処理を行うと再度条件ファイルをカタログすることなく伝送できます。
RECOVERY DISPATCH=RESET
FILE=パラメータと、XMIT=パラメータで指定したファイルが異なっている場合、再度条件ファイルをカタログする必要があります。

Q 必ず、XACTIV2マクロのDTIME=パラメータで指定した時間間隔でディスパッチ処理が実行されますか?開く

メインフレームのCPUの使用状況の影響を受けます。EDI-Master B2B for Mainframeより優先順位の高いアプリケーションが実行されていると、EDI-Master B2B for Mainframeへ処理が廻らず、DTIME=パラメータで指定した時間よりも間隔が長くなることがあります。

Q 時間帯を複数個指定した場合、指定した時間帯を超えてもリトライ回数は継承されますか?開く

継承しません。

以下の例の場合、DREPLY=パラメータの設定により、1分間隔で最大10回リトライしますが、9:00~9:05では5回までしかリトライしません。
次の10:00~11:00でも、最大10回リトライします。

例:
XACTIV2 DREPLY=(YES,1,10)

D1 XDSPATCH TIMING=T1,FILE=F1,XMIT=F1
T1 HOUR=(9:00-9:05,10:00-11:00)

Q 同じ条件ファイルを複数指定したXDSPATCHマクロ定義で、条件ファイルに指定した記号名のファイルを1つ登録すると、どのように動作しますか?開く

すべての条件が成立し、処理パラメータで指定した処理を開始します。

例:以下のXDSPATCHマクロ定義で、記号名「XF1」が送信ファイルの場合、
  「XF1」のファイルに対して、カタログ処理を実行して1つ登録すると、どちらのディスパッチ処理も条件が成立し、
  XMIT=パラメータに定義した送信処理を開始します。

   XDSPATCH FILE=XF1,XMIT=XF1
   XDSPATCH FILE=XF1,XMIT=XF2

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