画像処理による異常検知 ANOMALY WATCHER
監視カメラ映像から画像処理により異常発生をリアルタイム検知し通知するシステム
定点カメラ映像に映る異常事象をリアルタイムで検知し通知するシステムです。
目視による監視業務においては、監視要員コストが発生するだけでなく見逃しなどの課題があります。
本システムを活用することで、24時間見落としのない自動監視を実現することが可能です。
ネットワークカメラの映像をストリーミング受信し、正常状態の基準映像とリアルタイム映像の類似度を画像処理によって算出します。映像の類似度が設定された閾値を下回った場合は、異常発生として通知します。
異常検知の概要図
- 監視業務を省人化したい
- 担当者による監視レベルのバラつきや見落とし発生を解消したい
- 監視作業スタッフの労働環境を改善したい
- 画像処理による正常時との差分比較で異常を検出正常状態として登録した基準フレームとリアルタイム映像フレームとの特徴量の類似度を算出し※1、変化量の閾値設定に基づいて異常検知アラートを発報します。
※1:特許出願中 - 事前学習が不要。シンプルな設定のみで即時導入が可能AI画像処理を応用したシステムと異なり、事前に異常映像を収集し機械学習させる手間がかかりません。色味の変化や輪郭の変化など複数のパラメータの検知感度を設定するだけですぐに自動監視を始めることができます。
- ビデオ管理ソフトウェア「Milestone XProtect®」との連携により、多種多様なカメラに対応監視カメラの映像は13,000種類以上※2のデバイスをサポートする「Milestone XProtect®」が受信し、異常検知処理を行うとともに録画管理も行うため、通常の監視カメラシステムとしても利用可能です。
※2:Device Pack 12.8aリリース時点の機種数
利用シーン1:設備保全における監視業務
施設の天井や配管からの液漏れ、設備からの部品落下、無人倉庫からの発煙・発火が無いかなど、常時目視で監視する現場では疲労による見落としのリスクがあり、夜間休日の業務発生など労働環境の悪化にも繋がります。
ANOMALY WATCHERによる監視の自動化によって、異常発生時のみ人が確認し対応することが可能となります。
利用シーン2:生産ラインや環境試験現場におけるトラブル監視
生産ラインの各種装置や製品テスト環境において突発的な発煙/発火が多大な損害に繋がることがあります。
水蒸気のように形状が不定な事象もANOMALY WATCHERで検知し、直ちに装置を止めることで被害を最小化する効果が期待できます。