映像解析

「ちがいを ちからに 変える街。」を基本構想に掲げる渋谷区では区民の安全を守るため、災害時の様子を区の職員がリアルタイムで確認することを目的とした高所カメラを区内に設置している。新庁舎移転に伴い高所カメラシステムと災害状況を確認するための大型映像装置をリニューアル。高所カメラシステムと既存災害情報システムとの連携も実現させた。これにより災害発生時における意思決定のための情報収集スピードが格段に向上し、対策を講じるための円滑な運営が可能となった。

以下の点でキヤノンITソリューションズの提案を採用した

• 災害発生時の区の円滑な運営を目的とした大型映像装置操作用タブレットの提案
• 夜間映像の視認性を高めた高精細カメラ提案
• 災害状況がより確認しやすくなるフレームのない大型映像装置の提案

• 災害対策本部室に設置された電子黒板にWi-Fi経由で外部PCの映像を配信。都度ケーブル差し替えが不要となり、会議時間が短縮された
• 高所カメラ映像が鮮明になり、災害発生時の状況把握が以前と比べ容易になった
• 大型映像装置のフレームがなくなったことで映像全体が見やすくなった

災害情報システムの地図上から取得した緯度経度情報をカメラ制御値に変換、カメラ本体の細かな旋回・望遠制御が可能となった。以前はカメラ操作指示からカメラが動くまでの遅延が大きく時間を要していたが、この機能の導入で迅速な状況確認ができるようになった。

高所カメラからの映像をWi-Fi経由で複数会議室へ配信。モニターへの映像表示・切り替えが専用タブレットのタッチ操作でできるようになり、会議運営の生産性向上につながった。

大型映像装置は110型LEDモニタ3面構成されており、1画面・4画面・9画面のレイアウトを選択することが可能。
表示する情報に合わせ、最適なレイアウト選択や映像表示を行うことにより、迅速な意思決定が可能となった。