VISION2025
──成長への変革と挑戦
こうした取り組みの延長上に、2020年にスタートした「VISION2025」があります。これは2025年のあるべき姿を示した羅針盤です。「VISION2025」が掲げるメインメッセージは「先進ICTと元気な社員で未来を拓く“共想共創カンパニー”」。お客さまと共に考え、悩みや喜びを共有しつつ、お客さまのビジネス特性や業界特性に応じて、最適なシステムやサービスを一緒に創造する。そんな姿をめざしながら、お客さまと共に私たち自身も、企業として個人として成長していきたいと考えています。
「VISION2025」を策定する過程においては、過去を振り返ると共に現在の足元を見つめ、将来を展望しました。多くの社員が参加した議論から、当社のDNAが浮かび上がりました。「お客さまに寄り添う心」「先進技術への挑戦魂」「最後までやりきる胆力」です。先輩たちから引き継いだ私たちのDNAを大切にしながら、新しい時代を切り拓いていく所存です。
これらのDNAを基に未来を切り拓くエンジンとなるのが「ビジネス共創モデル」「サービス提供モデル」「システムインテグレーションモデル」という3事業モデルです。これらの事業モデルをバランスよく成長させることで、お客さまへの提供価値をさらに高めていきたい。そのためにも、お客さまと共に考える姿勢が欠かせません。激しい環境変化を受けて、お客さまさえも未来への「解」をなかなか見つけられない状況が続いています。それぞれのお客さまを取り巻く環境変化、技術動向などを踏まえ、お客さまのゴールに共感し課題を共有する。そして新しいシステムやサービスを共に創り上げていく、そんな企業グループを今後もめざしたいと考えています。
「共想共創カンパニー」をめざすためには、お客さまのビジネスとビジネス環境への深い理解が不可欠です。これまで以上に、日々の研鑽に努める必要があるでしょうし、そうした機会を社員に提供することも欠かせません。
お客さまの変革に伴走するだけでなく、自分たちの変革に対しても前向きでありたいと考えています。常に変化するお客さまや社会の課題を捉えしなやかに変革できる企業、その変革を通じて継続的に成長できる企業。そんな企業として、次の20年、その先の未来を築いていきたいと考えています。